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  1. #11
    Player
    Dai's Avatar
    Join Date
    Mar 2011
    Location
    ウルダハ
    Posts
    1,589
    Character
    Dai'a Tribute
    World
    Masamune
    Main Class
    Dark Knight Lv 100
    ゲームにしろ、仕事にしろ、スポーツにしろ、「やっていて楽しい」と感じる要素の大きなものとして「その物事をやったことで自分の成長を実感できる」というものがあります。
    これはゲームに限って言ってもFF11だろうがFF14だろうが同じです。
    そしてその成長を実感する為の尺度の一つが「承認欲求」になります。

    ここからが最大のポイントでFF14の場合、たとえばPvPが上手くなった、零式がクリアできた、生産職でお金をたくさん稼げた、ミラプリがSNSなどで評判になった、などプレイヤーが求める成長の方向性が多様な為、「成長を実感できる」という楽しさに対して、それを図る尺度がどこにあるかは異なります。
    結果として、FF14をプレイする人すべてが同じ尺度・価値観にはならないために、どの遊び方をしたとしても、承認欲求に対する尺度に「自己満足」という要素が絡みます。
    この「自己満足」であることに気づくと自分の中の成長の楽しさが減ってしまうタイプ(つまり、これが承認欲求を求めるタイプという意味です)は、FF14は楽しくないと感じやすいです。

    一方でFF11や最近はやりのソシャゲなどは、そのゲームをプレイする人すべてが共通の成長を感じるの尺度が同じになるため、成長の楽しさが自己満足にならず、何もトップにならずとも成長したことは自他ともに証明でき、認められるため、トップにならなくても承認欲求は満たしやすいんです。
    (会社などでも例え課長レベルであったとしても出世そのものが成長の結果として嬉しいわけで社長にならないと意味がないなんて考える人は少ないですよね、自分と同列以下のプレイヤーは必ず存在するわけでその人に対して承認欲求が満たせれば充分なんです)

    ほかのスレッドなどで「FF11のような遊び方をFF14でも出来るんだから楽しめるはず」という意見はよく見られました。
    実際にFF14はエウレカなども含め多様性は広がっているのでFF11的なプレイは充分可能な土壌が存在します。
    しかし、それはFF11を求めてる人にとっては、ただの縛りプレイであり、自己満足に過ぎず、そのゲームをプレイする誰からも認められる成長の尺度ではない為に楽しいと感じないんです。
    実際に縛りプレイ的な楽しみ方の紹介に対して「そんなのはただの自己満足なので面白いと感じない」とはっきり言っていた方も居たはずです。

    ですので、どれだけFF14にFF11的なコンテンツが入ったとしてもその「成長の尺度」を統一できない以上は、FF11が楽しかった、やりがいがあったと感じていた人を満たすことは出来ない、成長を実感できない、承認欲求は得られない、と思っています。

    一方でFF11では自己満足と蔑まれてたような遊び方を楽しいと感じてた人にとっては、FF14の多様性を受け入れる「成長の尺度」は非常に楽しいと感じるはずです。
    ウルティマオンラインでもまさにプレイヤー自身の自己満足である「成長の尺度」をどこまでエンターテイナー化して周囲を巻き込めるかが楽しさの一つでした。


    だから、私は「パブリックにおける冒険要素」という言葉を出されるとそれはFF11に感じたことはなくFF14に感じます。
    一方でFF11が楽しかったのにFF14はつまらない、という人は上記の理由でそうなんだな、と理解できます。
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    Last edited by Dai; 09-21-2019 at 05:56 PM.