久しぶりの投稿です。そして長文w
明日のパッチで一旦の改修が入るようですが、真ガルーダについては、吉田さんは3つの過ちを犯したと思っています。

一つめ:「強いボス」の設計方法がそもそも間違っている

FFシリーズ、ひいては所謂JRPGがウケた理由は何でしょうか?
色々理由はあるでしょうが、その一つとして「ゲームが下手でもレベルを上げさえすれば最後まで楽しめる」
という点が、ユーザーに大きく訴求したという点があろうかと思います。
(日本において)RPGというゲームジャンルが登場する以前は、アクションやシューティング全盛で
レバー・ボタン操作が苦手なユーザーは蚊帳の外、提供されるコンテンツを全部楽しめないのは当たり前でしたが
それを覆したのがRPGというゲームジャンルでした。

さて、FF14はMMORPGという所謂JRPGとは若干異なるジャンルに位置します。
しかしそれでもFFシリーズの最新ナンバーである事に変わりはなく、ユーザー層の多くをFFファンが占めているでしょう。
であるならば、現在の真ガルーダのようなアクション要素の高いボスの設計は、ユーザーの望む物なのでしょうか?
真ガルーダは確かに強敵です。ですがその強さは、RPGのボスの強さではなく、シューティングやアクションのそれです。
分かる人にしかわからない例えですが、人修羅ではなく、火蜂だということです。

二つめ:黒PTを潰すという選択を行ったこと

さて、上記のように「間違った」構造のボスである真ガルーダですが
ユーザーにより、アクションの腕に関係なく、キャラ性能での勝負を行う方法が編み出されました。
しかし吉田さんは、これを早々に潰す決断を行いました。

言い替えるとこれは、開発がやらかした過ちをユーザーの手で起動修正してあげたものを、
再度捻じ曲げるという判断を行ったという事です。
黒が優遇だとか何とかはこの際関係ありません。重要なのはゲームが下手でも装備を頑張って整えればなんとなかる
という現状の黒PTの方が、RPGのボスとしてははるかに真っ当なのではないか?という点です。

三つめ:黒PTを潰すという決断から、実行までにタイムラグがありすぎたこと

これについては弁解の余地も無いでしょう。連休だったとしてもスタッフに連休は返上させるべきでした。
しかし結果は、明日になってようやく修正が入るという体たらく。
これは、先行有利な状況を作り出すという、最悪な運営方法を選択したことを意味します。

これにより掛け込み効果が生まれ、既に巷にガルーダ武器は溢れかえってます。
レア武器としてのガルーダ装備の位置づけは最早失墜しており、コンテンツの寿命を想定外に縮めてしまった事でしょう。

吉田さんは高いマネジメント能力をお持ちだと推察しますが、今回については誤判断が重なったと思いました。
ただ、失敗は今後取り返せば良いのです。今後の蛮神バトルや、各種コンテンツの運営において、
今回のガルーダの失敗を糧にしていただく事を望みます。
またガルーダ自体も死亡コンテンツになった訳ではありませんから、今後の調整も重要でしょう。