フォーラムに投稿させていただくのは初めてです。
よろしくお願いします。
さて、本当に白が占より弱いのか、弱いとしたらどこをどう改修すればバランスが取れるのかと試算してみました。
長い計算が続きますので結論だけ最初に書いておきます。
なおすべての零式の層に当てはめた計算をすることは難しいため、あくまでカタログスペックの試算レベルにしかならないことはご容赦ください。
また計算や結論の間違いなどありましたらご指摘いただけますと幸いです。
☆結論
・全体回復アビリティの回復力ではやや白有利。
・単体回復アビリティの回復力では占が有利。
・零式2層、3層のギミックが占有利なのでジョブのスペック以上に占が強く見えるのは仕方のない面もある。
・「ニュートラルセクト」のバリアと「運命の輪」のリキャスト(白のテンパランスの半分)の分だけ白が弱い。
ので、そこの分のバリアと軽減(薄いもので良い)と白に渡すとかなりバランスが良くなると思われる。
☆比較手法
180秒の間に使用可能な回復アビリティの回数を計算して回復力を掛け算した。
なぜ180秒かというと、白と占の90レベル習得アビリティのリキャストが180秒であり、かつ
アサイズ(リキャスト45秒)がちょうど戻り計算に都合がよいため。
なおHOTについては総回復力に換算している。
☆全体アビリティについて
白(アサイズ4回、ハート・オブ・ラプチャー6回、アサイラム2回、リタージー・オブ・ベル1回、インドゥルゲンティア3回)
※ハート・オブ・ラプチャーは魔法だが、全体戻しに使う詠唱ヒールではない行動のため含めています(2022年1月26日追記)
400*4+400*6+800*2+1200+200*3
計回復力7400。ただし以下の仮定を置いた。
・リタージー・オブ・ベルは1回来る全体攻撃に使用。
・インドゥルゲンティアは1回発動(ラプチャーと合わせた使用を想定)
占(運命の輪3回、星天対抗3回、アーサリースター3回、ホロスコープ3回、マクロコスモス1回)
500*3+700*3+720*3+200*3+1000
計回復力6660 ただし以下の仮定を置いた。
・マクロコスモスはダメージが2~3万程度の全体攻撃に発動させたものとする。
回復量は回復力200+1万~1.5万程度となり、回復力1000程度の回復量になると思われる。
こうしてみるとむしろ白のほうが全体をアビリティで戻すことは得意だと言える。
従って、アサイズの2チャージ化等してしまうと逆に白が壊れてしまうと思われる。
(それに、いまアサイズをリキャ打ちしている人は2スタックになっても120秒バースト時にリキャ打ちするだろう)
クラウンレディは入っていないが、そもそも引けるかどうかわからないアビリティを全体戻しに組み込むのはかなり難しいところがあると思います。
☆単体アビリティについて
同じく180秒に合わせて比較する。
白(テトラグラマトン3回、アクアヴェール3回、ディヴァインベニゾン6回、ベネフィクション1回)
700*3+3000+500*6
計8100 15%軽減を21秒
ベネフィクションについてはHP1のタンクにベネを打った際に回復力が3000~4000程度となるという書き込みをフォーラムで見たのでそれで仮定しましたが、
もっと詳しい人がいたら教えていただけると幸いです。
占(ディグニティ6回、星天交差6回、エクザルテーション3回)
ディグニティ最低効率時 400*6+600*6+500*3
ディグニティ最高効率時 900*6+600*6+500*3
計7500~10500 10%軽減を24秒
現実では
①ベネフィクションを毎回HP1のタンクに撃てるわけではない。
②ディグニティを全て最低効率で撃つわけがない。
③同じ回復力であれば、小出しできるほうが当然有利
(2層、3層のような無敵で受けるほどではないタンク強攻撃が複数回来る場面ではかなり顕著となる)
ことから、かなり占のほうが有利と言えます。
☆軽減とバリアについて
白の持つ軽減がテンパランス(120秒、10%)のみなのに対して、
占は運命の輪(60秒、10%)とニュートラルセクト(120秒、バリア貼れる)を有しています。
これは明らかに占が一方的に有利であり、占が白より強いと言えるのはこの部分と言えます。
ニュートラルセクトはGCDヒールが必要なので火力とトレードオフ、という主張もありますが、実は必ずしもそうではなく、
ボスが攻撃できない状態(2層のカンペオスハルマ、3層でボスが外周に行く時)は火力損失なくGCDヒールができますので、
ここは圧倒的な格差になっています。
☆まとめ
以上の内容を踏まえて、白のバランス改修の方向性としては以下のようなものが望ましいと考えています。
・アサイズの2チャージ化、リタージー・オブ・ベルのリキャスト短縮や手動起爆は追加しない。
(むしろ全体戻しと言う点で白が壊れてしまう)
・白が単体戻しに弱い、融通が利かない点を補うため、テトラグラマトンを2チャージ化する。
・インドゥルゲンティアに5%の軽減と回復力100相当の全体バリアを追加する。
ニュートラルセクトと運命の輪の分の埋め合わせですが、アビリティである分弱めに数値設定しています。
また、腐らせがちなインドゥルゲンティアを使うための初心者向けの導線にもなる。
180秒で合わせて計算すると
白 テンパランス10%×1回+インドゥルゲンティア5%×3回=25%
占 運命の輪10%×3回=30%
バリア量はニュートラルセクト+アスペクト・ヘリオスの回復量315程度のバリアに対して、リキャストが半分で回復力150、
アビリティである点を考慮して3割引きして回復力100にしています。
逆に言えばこれぐらいの改修で平等になるぐらい回復面の差は少ないものと考えられます。
確かに2層、3層についてはギミックの噛みあいもあってかなり占有利に見えますが、見た目ほど白と占のカタログスペックに差があるとは言えないと思います。
ニュートラルセクトと運命の輪の分の薄めの軽減とバリアをもう一枚もらえればちょうどよいぐらいかな、と思います。
以上です。長文をお読みいただきありがとうございました。