クリアしたので感想の発信くらいはやっときたいと思いました。
3000文字制限があるようなので触れたい要素の箇条書きになります
長いのは畳み。
- ウクラマト
ウクラマトが主人公(物語上の立ち位置はこの呼び方が多分適切)として魅力的に感じられませんでした。
最初こそ珍しいタイプのキャラだったので好感触だったのですが、話が進んでいく毎に好感度が下がり、特に戴冠式の件、グルージャを襲撃後のトライヨラに連れてきて公開した件で決定的に好きでは無くなりました。
「国の要職につけたい」「家族になりたい」とかはウクラマトを好きになれてたら振られて喜べるのかな。とか思いながらテキストを進めました。
家族家族うるさいラマチが行方不明のゾラージャ放っといてウッキウキで戴冠式の準備をしてたのまじ何なの。
戴冠が迫ってるけどゾラージャ兄さんが心配なんだ、探すの手伝って!とかが間に挟まるだったらよし任しとけってなったのですが、自分とコーナ兄さんの石碑を作ってました!はお前ふざけるなよ・・・って呆れました。
グルージャジャ一家は実の家族なのに全員ゾラージャの悩みを気づいたり知ろうとしなかったの?
エバーキープからトライヨラに帰ってきた後、周りの国民に「こいつ攻めてきたゾラージャの息子だけど子供は無罪だよな!」でグルージャ持ってきちゃうのは無神経すぎます。
いきなり謎の軍に襲撃されて、それこそ親しい人を亡くしたばかりの人だっているだろうに。
おいおい存在を周知させるにしても、この段階で連れてくるんだったら動転した国民に青肌のゾラ息子が危害されるリスクを考えてフード被せて素性を隠すとかもしないの?
物わかりの良すぎる国民が「「「ウクラマト様の言う通りで子供に罪はありません!」」」とかその場の全ての人間が即全肯定する別の恐ろしい展開にはなりましたが。
それに"ドームの中は別世界と融合していた"、"その別世界ではすでに30年経過していた"、"その間にゾラージャに子供が生まれてた"というすでに情報が過多なのですが国民には周知されていたんでしょうか。カットシーンではコーナでさえまだその辺の事情を通信で聞いていただけの段階だったような。
新キャラの描写もウクラマトに偏って尺を割きすぎで、途中ヒカセンと協力したコーナのシスコンイベントが挟まれたときは、こうやって候補者一人ずつスポットライトを当ててくんだなとか思っていたのですが特にそんなことも無く。
料理対決(先攻が100点取ってそのまま勝利でこれも真顔になりました)のときとかゾラバクどっちかと組ませてそれぞれがどういうことを思ってるのか、どういう人間なのかを書いて良かったのでは?
この二人もセリフや行動の端々とかには確かに描かれてることはあったのですが、ウクラマトの涙目とか乗り物酔い天丼とか無くてもよさそうなもの削ってそっちに分量回して欲しかったです。
ラストバトルの途中で単体でカット入ってきたのも暁月ラストバトルの同行メンバーたちみたいに「みんな!」じゃなくて「えっ何でお前が!?しかも一人だけ!?その上一番前!?」って思いました。
- ゾラージャ
最後の最後に心情を吐露みたいなことがあったけど、あんな末路に至るまでの描写が無さすぎます。
ウクラマト一行からは最後になるまでわからなくてもプレイヤーにはもっと内面の開示をして欲しいです。
今までだって他人から何か説明を受ける場面等で不必要に超える力パパラッチでの覗き見を多用してたのに、何でゾラージャに対してだけ登場人物からも物語の都合も全てが冷たいんでしょうか。
描かないことで描写した。討伐戦の演出で一気に持って来た。みたいな意見も見たのですがこれらのフォローでも自分を納得はさせられませんでした。
ゾラージャが不憫なことと、それに演出も長すぎてこの討伐正直当たりたくないです。
ゾラージャの子供も「青肌だから多分ゾラージャの子供だろう」が裏付け取らずに決定事項になってる上、
母親とかを一切気にしてないのは何で?って思いました。
仮にクローンかなんかだったっていうオチが明かされたり、母親が物語重要な要素になるから現時点では隠しておくなどにしても今誰も気にしないのを不自然に感じます。
- 展開のジェットコースター
序盤のトライヨラで一方的に悩みを喋って自己解決した彫金師はなんかもう言葉が出て来ません。
そういう暴走キャラなんだろうなとか思ってたら後で出てきてラマチが悩みを解決したことになってそのことを感謝とかしてたし。
料理対決の村長は髪の色がラマチと同じで、思わせぶりな間が入ったりで「こいつもしかして」とは予想してたけど
ヒカセンに実父告白→のぞき見されてて誘拐→人質になってラマチに関係バレは間に他のエピソードも挟まずジェットコースター過ぎました。
ついでにここでバクージャジャとラマチが戦うときのヒカセンの選択肢はどれも選びたくありませんでした。
序盤バクージャジャに軽くいなされた後、特に力を得たり強くなったような描写も無いのに何故こんなにウクラマトの強さへの全幅の信頼に溢れた選択肢しかないんだろうと思いました。
特に「手出しはしないから安心しろビビり野郎」っていうチンピラみたいな言動は今まで出てきた中で最低の選択肢だと感じました。
- グルージャジャが死ぬところ
アレキサンドリア軍が襲撃してきて、ゾラグルの1対1の真剣勝負で手を出すなっていう状況から
一度勝負がついて、死んだはずのゾラージャが生き返る異常な事態をその場の全員で見たのに
そのまま尋常でないことを察してカットに入ることもせずみんな棒立ちでグルージャジャが死ぬのを見てるのは「何だこれ・・・」って思いました。
割り込もうとしたけどゾラージャにバリアを貼られて邪魔されたとかは挟めなかったんでしょうか。
その後ラマチが別の場所で「決闘だから手を出せなかった」とか言い訳かましてて追い打ちまでもらいました。
- ウクラマト担当の強制
「あなたはウクラマトと一緒にお願い」とか「一緒に行こうぜ」みたいに強制的にラマチと同行を組まされることが多くて嫌になりました。
前半は王位継承のお供だしまだわかるのですが、なんで後半でも担当にさせられんのや・・・
面白くないって意見もよく見たエレンヴィルと西部のような街での一幕はウクラマト抜きという点で個人的に評価ができるので、前半王位継承が終わった後はドーム出現の前にパートナーの替わる短編を何個かやりたかったです。
バクージャジャ更生監督の名目で一緒にID行ったりとか。
- クルルの出番
要所要所であるにはあった。出生の謎も解け両親とも一瞬だけど再会ができた。
けど量的にこれでええんか・・・いつも負傷退場とか戦力外とかメインのサブキャラみたいな不憫な扱いだったのに・・・
正直今回のストーリーは手紙の謎をクルルと追う。も主軸にあるもんだと思っていました。
- ウケブ
2回目以降はもういいです。
漆黒・暁月と比べるのはまた違うので前回も新生と比べたらと思い書かせていただきましたが、やはり主人公はどこまで行っても「自分」であるべきだと思います。
新生もめちゃくちゃおつかいが多かったですが、全部「自分の冒険者としての信頼を得るため」でした。追加パッチ前のラスボス、アルテマウェポン戦でもガイウスはずっと「自分」を目の前に捉え戦っていました。
それが今回は「ウクラマトの信頼を得るための旅」になり、ラスボスも「ウクラマトと対話」をしていました。
何度も同じ話が出ているとは思いますが、完全に蚊帳の外です。サブクエストでよくない?ってレベルの話でした。
2.0ラストも激しい戦いから無事冒険者が帰ってきて、ひとつのストーリーをやった充実感はすごかったです。今回はそれすらありませんでしたし、ずっとモヤモヤしたままエンディングを迎え、「つづく」と出ても楽しみやワクワク感は得られませんでした。全部が中途半端に終わっていました。これに携わった新規声優陣も可哀想だなと思うほどでした。
もし今後のパッチで盛り上げるための布石だとしても、本パッチでしっかり心を掴めていないと意味がないと思います。現に離脱したプレイヤーもおり、メインストーリーには期待しないで他のことで遊ぼうとする層だって出ています。
社内の体制変化や新人育成などの背景、本当かどうかわからないポリコレ配慮など話が出ていますが、共通して言えるのは我々ユーザーをそれに巻き込まないで頂きたいです。
もし、新しい試みとして今回のようなシナリオ展開、見せ方をしたのであれば明らかに失敗だと個人的には思います。
これはあくまで自分は、の話になりますが変に新しい試みはせずに「こういうのでいいんだよ」に味付けをしてほしいと常々思っています。
どうか次からは「自分の冒険」をさせてください。お願いします。
※トレーラーでヒカセンが一人、チョコボに乗りながら地図みてあっちか!みたいな仕草してるのはなんだったんですか。ああいう冒険できると思ってましたよこっちは。
補足:あくまでメインストーリーに関しての話であり、それ以外のIDやボスギミック、アルカディアはとても楽しんでいます。
Last edited by phantom654; 07-24-2024 at 02:56 PM.
海外メディアのPC Gamerからもストーリーに関して辛辣な記事出ましたね。
いっそ、間違って最終Ver.でないストーリーをリリースしてしまいました!! とかであってほしい。
その意見がわからないわけではないです。通常の国家でしたらある程度外交的判断として正しいとも思います。しかし「中立国」がやることとしては最悪手だと思います。
なぜなら「中立だからどこにも干渉しないから干渉してこないでね。干渉しにきてもなにも得ないよ」というのが中立国の名目です。実際WWII時のスイスなんかは一切どちらにもついていませんし、自国領に入ってきた陸軍や戦闘機の扱いは連合か枢軸かは関係ありません。航空機なんかは容赦なくどっちも撃ち落としてた気がする。永世中立ってそういうものなので…。
ガレマール健在の頃の彼らのスタンスを見るに、今回のこれに介入するのは個人的には解釈違いでしたね。その後こちらに宣戦布告されることを勘案したとしても、中立国を名乗るのであれば不干渉を貫いてほしかったです。
非戦闘員である住民たちを迅速に避難させられるように避難経路の整備、避難誘導のマニュアル化、安全な避難所の確保などを短時間でやってのけた…とかをコーナの功績に出来なかったんでしょうかね。
国同士の紛争に干渉しないのが中立国ですが、今回のは「ゾラージャを武王とする鏡像世界からの、原初世界の全人類に対する侵略の第一歩」だったわけですよね。なので、終焉のときと同じで、ラザハンも侵略を受ける側、当事者だと思ってます。国対国ではなく、鏡像世界対原初世界の戦いですから。
もちろん最初はそこまでは分かっていませんでしたが、随時情報は理王に伝えられてましたしね。再侵攻のときには、そこまでの情報は既に伝えられているはずです。
また、アジュダヤを助けるための過程とはいえ、第十三世界からの侵攻を止めるために戦ったヴリトラの行動として、なんら不思議もないと思ってます。
Last edited by Emoo; 07-24-2024 at 04:46 PM.
おそらくそこに対する認識が多少異なっているのだと思います。個人的には、あの時点でもうアレクサンドリアはこの世界に統合されていて、領土領空領海全てが物理的に原初世界に存在します。ゾラージャを倒しに行く流れになるまで(99ID近辺)元の鏡像世界と陸続きになっているような描写は確定事項ではなかったはずですし、であればべつに鏡像世界vs原初世界ではなく、アレクサンドリアvsトラルのはずです。まぁもちろんその後アレクサンドリアvs原初世界の各国になるでしょうし、元の鏡像世界に繋がっていることも判明しますから結果的には「正しい判断」にはなるのでしょうが、あの時点で、しかも外交を通じて伝えられた情報のみでそこまで勘案して判断するのは不可能ではないでしょうか?「あの時点あの情報で参戦するのが不自然」と私は感じました…。国同士の紛争には干渉しないということですが、今回のは「ゾラージャを武王とする鏡像世界からの、原初世界の全人類に対する侵略の第一歩」だったわけですよね。
なので、終焉のときと同じで、ラザハンも侵略を受ける側、当事者だと思ってます。国対国ではなく、鏡像世界対原初世界の戦いですから。
もちろん最初はそこまでは分かっていませんでしたが、随時情報は理王に伝えられてましたしね。
再侵攻のときには、そこまでの情報は既に伝えられているはずです。
アジュダヤを助けるための過程とはいえ、第十三世界からの侵攻を止めるために戦ったヴリトラの決断として、なんら不思議もないと思ってます。
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