マッチングシステムにおけるBLはナンセンスだと思います。
単純に自分の嫌いな人を避けられる、というような代物にはおそらくできません。
BLを自分がする、ことだけ考えればさほど難しくないようにおもえそうですが
BLに自分がいれられる、のを避けるのはマッチングの利用頻度、つまりプレイ頻度が上がるほど避けようもないです。
なぜかというと、BLというシステムの基本的な性質に由来します。
・BL追加する理由はよくあるが、削除する理由はめったになく、すなわちゲーム全体として「BL削除する頻度より追加する頻度が圧倒的に多い」
・BL削除は被BL側から行うことができず、だれからBLを受けているのか知るのは難しくBLした側にとって理由もないので、「自分が受けた被BLを解除することは困難で、事実上恒久的なものに近い」
これは、マッチング時の任意の条件選択、たとえばその都度設定するような初心者チェックボックスを設ける、などとは少し違う、不可逆性の強い条件設定といえます。
よく遊ぶひとほどだれかしらからBL受けているのはごく自然ということになります。
なぜならば、多くのプレイヤーに露出する機会が増えるほどに、なにかしらの理由でBL追加される頻度がどんどん増えていくためです。
これはたとえば、BL登録のハードルを高く設定したとしても変わりありません。
遊べば遊ぶほど、多くの人と交流をもつほど、(ショッキングなことではありますが)誰かしらから知らない間にBLに入れられているというのは不自然ではないです。
逆に、BL入れることも入れられることもないピュアな状態の人、というのが意味するのはおおむね
マッチング頻度が低い、プレイ頻度が低い、他プレイヤーに認知される可能性が低い交流の少ない人、という意味となります。
このような人は、マッチングになんの支障もありませんが、そもそもの話プレイをあまりしてない人ほどこの傾向が強くなります。
つまりマッチングの利用頻度そのものが低いです。
これはちょうど、よく売れるランキング上位の人気商品ほど、低い評価の数も増えていくが
まったく売れない商品ほど悪評もまったくない、というのと似ています。
つまりCFにBLをつけるとそれだけで、よくプレイする人ほどどんどん条件がきつくなるのでシャキりにくくなる傾向が高くなります。
そのような人が増えるので当然、そうでない人であってもCF全体としてシャキりにくくなります。
また、条件の照会時にはこのように困難になります。
どのようなアルゴリズムであるにしても、最終的に完成できるPTは「メンバー間にBLしているキャラがお互いに存在しない場合」となります。
CF登録者から4人ないし8人選ぶ方法は、組み合わせによるものなので、経路の違いによる変化は基本的にありません。
BLチェックする条件は、2人であればA→B、B→Aの2本をクリアするだけですから婚活のような2人マッチングではまだ現実的かもしれません。
それがCFの4人であれば12本、8人であれば56本、と頭数の増加に対してチェック項目数は指数関数的に増えていくことになりますから
マッチング人数が増えるほど条件クリアが加速度的に困難になるということです。
これはつまり、自分の嫌いな人を避けるだけでは済まなくて
友達の嫌いな人や友達の友達の嫌いな人を避けるというようなことも必ず同時に起こる、ということなのです。
例えば、フレンドとPT組んで残り2人のCF申請したとすると、そのフレが(自分からはとてもすばらしい人物であると思っていても)
BLを多用、または被BLを多く受けているというだけで途端にマッチングの可能性が極端に低くなる、ということがおこりえます。
7人までFCで集めて残り一人をCFで零式がんばろう!としたとしてもそのたった一人がまったくマッチングしない、ということが普通におこることになるでしょう。
野良募集+CFなんてことになると、野良メンバーへの疑心暗鬼がお互い尽きないことになります。マッチングしないの誰のせいだ!と
しかも前述までのように、当の原因になるひとは自覚がまったくないこともザラでしょうし、全員が原因である可能性もまったく捨てられません。
(零式CFなんて、最終ほどとおいじゃねぇか!とか調子が悪いPTとあたったり内輪ノリがすごく不快であったりなどと、総BLされる可能性なんてごろごろしてそうです)
このようにならなければ当然それは私にとってもいいことなのですが、その可能性は高くとも、そうならない可能性がそれ以上とは考えられません。