前にRIFTをちょっとやっていたときに、最初の建物からフィールドへ一歩外に出た途端、暗雲が立ちこめていて、雷鳴だか砲撃みたいなのがとどろき、おどろおどろしい魔物が徘徊しているのをみて、すぐさま世界の危機というのを感じることができました。

ひるがえって、FF14の場合です。最初リムサから出ると、美しい牧歌的な光景が広がっていて、空はどこまでも青く、美しく、海面は陽光を浴びてきらきらと輝き、草原には愛らしいネズミや羊がいて……と、確かにそのグラフィックスの美しさは目を見張りますが、考えてみれば「世界の危機はどこ?」という状態なのですね。

これはRIFTをするまでは感じなかったのですが……。それで考えてみれば、昔DQ1のあのドット絵マップだって、最初街(城)を出た途端、スライムやドラキーがいきなり襲ってきて、「城や街の外を一歩出ると、危険がいっぱいなんだなあ」という、RPGのお約束事的な世界観が頭の中にすっと入ったものでした。

ところがFF14は街を出て最初にすることは、ノンアクのネズミを虐殺するという……およそ冒険者らしからぬ行為からゲームをはじめるわけです。FF11でもミミズや蜂から倒していましたから、まあそれほど極端な変更ではないかもしれませんが、ただFF11は最初からすぐそばに獣人を配置して、襲わせるようにしていたのですね。その点でも、FF14はちょっと世界観の設定をはき違えているように思います。

最近吉Pの体制になって、帝国兵が襲ってきたり、蛮族砦を配置したり、だいぶ変わりつつありますが、この辺は上記のような懸念に基づいているのだろうと思います。やはりマップの改修と併せて、もうちょっと「世界の危機」を感じられるような雰囲気を作り出すべきだと思います。