努力が報われるMMORPGを目指して
4Gamer:
前回の合同インタビューで,まったくの初心者が始めた場合,どれくらいの時間で一通りのシステムが理解できるかという質問に対して,パーティを組んでダンジョンに行ってみるというあたりで,30時間ぐらいと答えていらっしゃいました。30時間が長いか短いかは置いておくとして,これは日数にしてどれくらいを想定していますか。
吉田氏:
約2週間,つまり1日2時間のプレイです。
4Gamer:
2時間に何か根拠はありますか。例えば2時間で一つ区切りをつけられるといったような。
吉田氏:
平日に家に帰ってきて,食事をとったりシャワーをあびたりすると,だいたい21時くらいになると思います。普通の生活を考えると多くの人が24時までにはプレイを止めると思うので,平均すると2時間くらいかなと。そのなかで約15分に1回くらい小さな波がくるように設計しています。それもあって,ゲーム中にやることを表示する「お勧めリスト」は,10個に設定したんです。
4Gamer:
お勧めリストの数にはそんな意味があったんですね。では,例えばですが,やり過ぎを抑えるようなシステムを考えていますか。
吉田氏:
「30時間やらないと大変だぞ」みたいにシステム的にあおるようなことは決してしませんし,「今日はここまで」ということも想定していません。どちらかというと,さまざまなコンテンツをやってもらいたいので,いろいろやるとリワードが得やすいような仕組みにしています。
4Gamer:
強制的に複数コンテンツをやらされるというわけではないですよね?
吉田氏:
もちろんです。例えば,同じコンテンツには参加し続けられるけれど,リワードのロール権利は週に3回までとかで,別のコンテンツに参加すると回復する,そんな感じの制限ですね。
4Gamer:
コンテンツを巡るとプレイヤー的にも“おいしい”わけですか。
吉田氏:
本当は現行のバージョンでもそうしたかったのですが,いかんせんコンテンツの量が足りなくて……。ゲームの根本修正と同時にコンテンツを実装するという綱渡り作業のうえに,新生FFXIVの制作もあり,理想を追うにはコンテンツが絶対的に足りないと判断して,結果的に確率ドロップに頼らざるを得ませんでした。ここは本当に悩んだのですが。
4Gamer:
新生FFXIVのリワードはあまり偶然に左右されなさそうですね。
吉田氏:
コンテンツ報酬はPTに向けて2,3個はドロップしますので,週3回のロール権でいずれ確実に手に入ります。もちろんトークンも用意してありますし,やったことが報われるようにしています。だからこそ,いろいろなコンテンツを体験してほしいですね。そしてそれを2つ3つ楽しむと2時間が経っているみたいな。「じゃあ,ほかのコンテンツはまた明日ね!」と,コミュニティでどのコンテンツを遊ぶか話し合って回ってもらってもいいですし,ソロプレイがメインの人は,お勧めリストを見ながら遊ぶ。そんな風に考えています。