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  1. #1
    Player
    Zigi's Avatar
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    Morris Manuel
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    一応折りたたんでおきます。
    「自分の好きなものが他者に好かれていないのだがなぜだろう」「もっと好かれるように描写すべきではないか」とのことですね。
    Zigiはグリダニアを好ましく思いますが、同時に好かれることはないだろうと思います。
    彼らの主張は理解できますが、納得できるかどうかは非常に人によるところだと思うからです。

    言い換えると、「人間こそが支配者である」という思想が染み付いてしまっている場合、
    グリダニアの思想、解説の全ては悪意的に解釈されるものだと思います。
    グリダニアの人々は「自然に生かされている」という発言をよくします。
    そして、精霊とは自然そのものであるというようにも度々語ります。

    ところが「人間こそが支配者である」という思想が染み付いてしまっている場合、
    精霊は勝手に森の支配者を名乗っている悪者で、勝手に罰を与えるバケモノで、
    グリダニアの人々はそんなバケモノを信仰している奇妙な人々になります。

    動物愛護、自然保護、そういったものに理解がない人はグリダニアを嫌うでしょう。
    「精霊がまずこの森にいた」「精霊は自然そのものである」
    「ヒトが自分の身体を傷つけられたら暴れ出すように、樹を傷つければ精霊が暴れる」
    これに「そうなんだ」と言えるのか、「精霊がいなければ平和なのに」と言うのかの差です。


    さてここで表現をもうひとつ用意します。

    「お前がいなければ平和なのに」と言ってくるような人間と、
    一つ屋根の下で暮らすことができますか?と聞かれた時、大半の人はNOでしょう。
    それは、精霊が人を選ぶことと同じだと言われた時、納得する人は多くありません。
    少なくともZigiが精霊について語り示してきた時、多くありませんでした。

    「人間は、森という名の家を借りているのですよ」というのが理解できなければ、
    いつまで経ってもグリダニアや精霊を嫌う人は嫌い続けるでしょう。


    あなたにも嫌いなものはあるのではありませんか。
    説教臭くなってしまいましたが、Zigiからの所感は以上です。

    ※精霊の判断基準は、範囲が「森」「自然」と大きすぎることを除けば、非常に人間的だと思います。
    ※勝手に家の冷蔵庫を空っぽにされたら腹立つでしょう。だから狩猟や採集は最低限にします。
    ※庭の掃除を約束した人がサボっていたら腹立つでしょう。だから警備はしっかりやります。


    余談:
    Quote Originally Posted by zron View Post
    元々三都市ともそれぞれに後ろ暗いところ(リムサは海賊上がり/蛮族の迫害、ウルダハは富豪寡頭制/貧富の落差など)あったけど、それぞれ前に進む姿がメインで手厚く描かれてるのに対して、グリダニアはその描写が手薄という気はしますね…
    グリダニアはそのままで十分に平和といいますか、どれだけ頑張ってもどうにもならない影と光のあるところだと思います。
    ホワイト企業でのびのび働いている方がいる一方で、ブラック企業で苦しんでいる人がいるでしょう。
    信頼できる仲間と毎日遊び歩いている方がいる一方で、いじめに苦しんで引きこもり続ける人がいるでしょう。
    多様性社会だと語られる一方で、地域特有のしきたりや、世代ごとの偏見に苦しむ人がいるでしょう。
    トップはいい人なんだけど、下の方は……なんてことも、よくあるのではないでしょうか。
    グリダニアはそういう身近な雰囲気に溢れているところだと思います。
    (13)
    Last edited by Zigi; 05-26-2022 at 11:58 AM. Reason: ※と余談を追記しました。

  2. #2
    Player
    Nerikiri's Avatar
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    Kizato Siratama
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    最近のあれこれ

    スレッドを作った者として、まとまらないながらも少しだけ書いておきますね。


     6.15、大繁盛商店クエストでまたひとつグリダニアのことがわかったのは思いがけないことでした。個人的にはとても納得できるエピソードで、嬉しかったです。
    「グリダニアの人々は、自分たちの信仰や風習を大々的に説明しているわけではない(地理的に近いエオルゼア諸国は交流の中で知っているが、そこからさらに外向きに明文化などをしたことがあまりないと思われる?)」のようなあたりが個人的わかったポイントでした。

     sisiruさんの
    Quote Originally Posted by sisiru View Post
    実はその「悪い印象が残ってしまう部分」についてもしっかりとした理由があるのですが、あまり語られていなかったりするのですよね…


    今のグリダニアは昔大陸全土に進出したヒューラン族と、ヒューラン族と共存を選んだフォレスター族によって成立しています。
    (双蛇党の「蛇が絡み合う」シンボルはヒューランとフォレスターの共存を表しています)
    一方でシェーダー族はヒューラン族との共存を拒み、独自の文化を貫くことを選んだ種族です。また野盗、山賊まがいの事も行っています。
    悲しい話ですが「お前らと共存はしない、協力もしないしむしろお前らは自分達にとって略奪の対象だ」というような相手に対し「差別をするな」というのは中々無理がある話ではあります。

    アラミゴも同様です。
    過去にアラミゴはグリダニアに対し侵略戦争を仕掛けています(これは詩人のジョブクエストで語られます)
    その侵略戦争に対し、アラミゴからは特に何も無くアラミゴが敗北してそのまま国交もろくになくという状態です。この状態で「アラミゴ難民に対する扱いが酷いのでは?」と言われても「そもそも侵略戦争仕掛けて和平も成立してない敵国なので・・・」となります。
    むしろクォーリーミルの片隅(安全な場所)への滞在を一時的にとはいえ許している方が温情があると言えるかもしれません。
    のあたりも、グリダニアになじみのない旅人の視点(グリダニアの人々はその種のことを積極的に語ろうとはしない視点)からだと、その地に根付こうとするレベルで深く知ろうとしないとわからない場合が多々あるのかもしれません。
    <返信ありがとうございます! この場ではありますが御礼申し上げます>

     完全にエオルゼア諸国の外に出てしまうと、角尊はアウラ族に間違われたりもする、というのもわかったポイント。角のしくみが見た目からしてだいぶ違いそうなのですが、まあそこまで人の頭部をまじまじ見るのは失礼でしょうからね。


     大繁盛商店のグリダニア編、公式のテキストで語られるこれまでのグリダニア、そしてそこからどうなっていこうか、という、これからに向けた一幕だと感じました。
     子供たちと談笑するヒカセンも印象的でしたね。グリダニアのいいところ、どんぐり遊園などにみられるような「子供が『成人が責任を持って庇護し養育するもの』と認識されている」という点もあるかもしれません。
    初期三都市における他の二都市は細かく言及されてないだけかもしれないのですが、リムサは漆黒秘話第一話のサンクレッドの幼少期、ウルダハはゲーム開始に選んだときのクエスト『成功の表と裏』、このあたりの描写からみて、グリダニアはこの二都市と比べて明確に子供を子供として庇護しているのかな、と考えています。

     偏見は無知からはじまるといいますし(スレッド作成した時の自分もだいぶそういう面がありましたので……)、今回、グリダニアのことを知ったり考えたりできてよかったな、と思っています。
    ありがとうございます
    (3)