テレジ・アデレジに対するウルダハの内情は分かりやすく描かれていたと思います。

反面、リムサ・ロミンサやグリダニアがテレジ・アデレジの行動をどう見ていたのか、
・・・というところが不明確で、三国が交戦する動機がよくわかりませんでした。

しかし、勝手に想像して内容を補填するのであればある程度辻褄合わせはできます。

1.テレジ・アデレジの凶行に対するメルウィブ提督の反応
 ウルダハの要人が中立地区に権力を伸ばそうとする行為は、他国にとって侵略に等しい行為です。カヌ・エは対話による解決を望むでしょうが、メルウィブ提督が「不滅隊が抑えられないのであれば、黒渦団を出す。」という判断をするのを想像するのは簡単ではないでしょうか。

2.黒渦団出撃に対する不滅隊の立場
 アデレジを抑えるために黒渦団が出撃するとします、アデレジの私兵がアラミゴ難民から成っていることを考えるとアラミゴ難民を守るため不滅隊も出ざるえません。黒渦団はアデレジを抑えるため、不滅隊はアラミゴ難民を守るために交戦することになります。

3.戦場となったカルテノー平原に対するカヌ・エの反応
 カヌ・エが領土や遺跡の利益を得るために双蛇党を出すとは考えられません。カヌ・エは常に対話を望むのが彼女らしい行動です。しかしカルテノー平原と黒衣森は位置的に近く(霊災前はモードゥナと黒衣森は繋がっていました)、黒渦団と不滅隊の戦闘から逃れたアラミゴ難民が黒衣森に逃げ込む可能性があることは想像できるかと思います。他国のものが黒衣森の入り込むことをグリダニアは嫌います。黒衣森に敗戦者が逃げ込まぬように、また黒衣森に戦場が持ち込まれぬように、防衛のために双蛇党を国境付近に配置することは十分考えられます。アデレジを追って黒渦団と不滅隊が黒衣森に近づけば、双蛇党は防衛のために戦う他ありません。

2.2のメインストーリーでフロントラインのストーリーを盛り上げていた割には、
2.3のメインストーリーで説明不足だったのではないかなと思います。

アルフィノの新組織の前に、
アデレジに対するメルウィブとカヌ・エのカットシーン付きのストーリーを入れたほうが分かりやすかったのではないかと思います。