Quote Originally Posted by Rico_Halford View Post
例えば、私が「イフリート討伐戦」に参加したいと思っていたとして、「コンテンツリスト」から「イフリート討伐戦」の
項目にチェックを入れておくと、誰かが「イフリート討伐戦」のパーティ募集を始めた時に、画面上に
【○○○ ○○○(募集者の名前)が「イフリート討伐戦」のパーティ募集を開始しました】
というメッセージが(マーケットで出品物が売れた時のように)表示される、というようなものです。
今回のパッチ2.16で追加される通知機能は、
「15分ごとに新しい募集があった件数をログに表示する」という極めてシンプルな内容です。

新しいパーティ募集のあった件数を通知するだけなら、全てのプレイヤーを対象として
新着の「件数」だけを送れば良く、サーバの負担が軽微だからです。
※クライアント側で、通知情報を非表示に設定すれば、ログの消費も抑えられる。

これだけの機能ですが、確認のためのキッカケとしては十分機能するので、
新しい募集があるか無いか、自分で募集ウィンドウを開いて確認するしかなかった
従来よりも、使い勝手はよくなります。

とはいえ、プレイヤー視点では Rico_Halfordさんが希望された機能まで欲しい!と思うのが
普通だと思いますし、それが実現すると確かに便利です。

ここで問題になるのが、毎度おなじみ「サーバの負荷」です。

希望する機能は、おおまかに以下のようなデータと処理の追加になります。

1.各プレイヤーが「通知を希望するコンテンツ」をパーティ募集サーバに
  登録できるように拡張。サーバ側にメモリを追加。
  各ワールドごとに、アクティブなプレイヤーの数(最大でおよそ5000人)分、
  登録できるようにする必要がある。
  ※現2.16実装の場合、このメモリは必要ない。

2.パーティ募集機能のサーバは、下記いずれかのタイミングで毎回「通知処理」を実行しなければならない

  2a) 1.の「通知希望リスト」が更新された(5000人のPCが自由なタイミングで更新しうる)
  2b) 新しいパーティ募集が登録された

  通知処理の内訳は、最新の「通知希望リスト」と最新の「パーティ募集」を全て比較し、
  どのPCに、どの募集を通知すべきか判定を行い、その処理結果を各PC個別に送信する、
  という処理内容になる。

このように、前述のパッチ2.16の実装と比較すると、
サーバ側で「送信先を個別判断する処理」を行うためのメモリ確保が必要で、かつ処理負荷が
大幅に増えてしまうため、負荷分散のための対策(場合によるとサーバ機材の増強を含む)が
必要になります。結果、実装に必要な時間、動作を安定化するまでの工数が跳ね上がります。

このような理由から、現状では比較的サーバの負担が少なくて済む機能を細かく足して、
すこしづつでも利便性を上げられる部分から着手しています。
サーバ負荷のリスクが大きい機能は、今後運営を続けるにつれ状況が変わっていく中で、
ご要望の機能を何らかの形で実現できないか、継続的に検討させていただきます。