面白そうな話題があったので飛んでまいりました
長文です 暇なときお読みください
私はボードゲームが好きで、友達とよく遊ぶのですが、ボードゲームをしていて、ずーっと同じ人が勝ち続けるとゲームがだんだん面白くなくなるということをよく見かけます。
当然、ゲームですから、みんなが勝ちたいと思って勝負しているわけです。
しかし4人集まって勝負する場合、勝者は1人で敗者は3人となります。
ひたすら同じ人が勝者を独占し続けると、勝っている一人はとても楽しそうなのですが、残りの3人があまり楽しくなくなってきて「もうやめようか」という雰囲気が出来上がってしまいます。
もちろん勝つことも大切ですが、もっと大事なのはボードゲームをみんなで楽しむということではないかと思います。
えらそうなこと行っている私も、時々一人勝ち状態になってしまい、周りのみんなを得も言われない雰囲気に巻き込んでしまったことがたびたびあります。
そういったことを繰り返すうちに、「うまく勝つこと」を追い求めるだけではダメなんじゃないか?と思うようになりました。
とくに、ボードゲームを始めてする人とゲームをする際に、ただ勝つことを追い求めていては、初心者の人はしらけてしまい、「ボードゲームぜんぜん面白くなかった」というイメージだけを残してしまいます。
そこで重要になるのが「うまく負けること」ではないかと思うのです
私が勝ちたい以上に、初心者の人は私に勝ちたいのです。ですから、手抜きをするわけではなく、初心者の人と本気で戦って、うまく負けるということが必要になるのだと思うのです。
正直に申しますと、私もまだ「うまく負ける」ことができません。ゲームをするたびに勉強です
話は飛びますが、以前囲碁の本を読んでいたときに、面白いエピソードがありました。
囲碁のプロの方が、地方の大会などに顔を出し、囲碁の普及のために、地元の人と囲碁を何局も打つことがあるそうです。
当然プロですから、地元の方に試合の序盤で大差をつけることができます。
しかし、囲碁の普及のために来ているのに、プロだからといって、勝ちまくっていたのでは大会がしらけてしまいます。
なので、熱戦を繰り広げて、ぎりぎりのところで負ける。ぎりぎりのところで勝つ。といったことをされるそうです。
その本には、『普通に負けるのはいやだったので、一人目は1目負け、二人目は2目負け、三人目は3目負と負けた』と、とんでもないことをやったそうですw
と同時に、『それ以来アマの方に負けるのも、面白くなってきた』とも書いてありました。
話が脱線しましたが、プレイヤーが8人集まって、ゲームを攻略するとき、ゲームのボス(ゲームのシステムの象徴として)もまた、9人目のプレイヤーではないかと思うのです。
ひたすら9人目のプレイヤーが勝ち続けるゲームというのは面白いゲームでしょうか?
「うまく負ける」ということが必要になるのではなかろうか、と思ったのです。
書いてて、そこはかとなく釈迦に説法のような気がしなくもないですが、お許しください<m(__)m>