(つづき)
■カード
多く議論されている通り、現時点でのカードは満足だと言い切れない部分があります。
ただ、前の占星を経験していない私は、「カードを配っているだけでもそれなりに楽しい」という部分はきちんと感じられています。
カードは、配っているだけでもそれなりに楽しいです。
これはゲームとして、それなりに重要なことなのではないでしょうか?
たとえば「1」と書かれた場所に「①」の札を。「4」と書かれた場所に「④」の札を置く……。
それだけでも、わりと人間は楽しめるのではないかと思うのです。
そういう意味で、「当たりのカードだけにする」という変更に、私は賛成です。
しかし、今の占星のカードが抱えていると私が思っている問題は、カードの効果とはあまり関係ないように思えます。
一番大きな問題は「上手に配れた場合」と「上手に配れなかった場合」が運によって決まってしまうということです。
自分で考えて配ったという、前までの占星にあったような主体性がありません。
その理由ですが、まず「配る対象」です。
近接と遠隔の2パターンだけだと、「近近近」となった際にタンクに配ることになります。
通常ドロー時なら15秒待てますし、タンクでもそこまで弱くない……とわかってはいても、もやもやするのは私だけではないと思います。
理想的な動きをしていても、外れを引かされる感覚が、どうしてもつきまといます。
その次に「絵合わせ」です。
これはおそらく多くの方がすでに言われているのではないかと思うのですが……リドローで同じ絵柄が出るのは、やはりその……だめなのでは……?
あんまりこう、一概に言えることって多くないのですが、リドローに関してだけは……普通にだめでは? 変更……されますよね?
さておき現在のディビネーションの効果は「4~6%」ですが、吉田さんが「それありきに……」とよく言われているように、感情の上では「運が良ければ4%が6%にできる」ではなく「運が悪いと6%が4%に下がる」です。
それでもリドローを駆使して、120秒の間にサクッと3つをそろえる……のであればまだわかるのですが、リドローは手前に引いていた絵柄が何度も出るので、何時間もプレイしていると何度も5%を引くことになります。
(極極稀に4%で出すことになるのはモニターが割れそうになります。不思議な力で)
ですので「配る対象」も「絵合わせ」も、「配れて普通。運が悪いと失敗する」という減点法に感じてしまいがちです。
この中において、マイナーアルカナはあるようでいて、ないスキルと言えると思います。
「普通」と「失敗」の間の空間でたゆたいながら、意味なく1ポチを強要してきます。
意味がなく感じるのは、1ポチしても投げる対象が変わらない(=運命が変わらない)から……ですかね?
もったいないです。
ここからは私の予想になるのですが、前回の占星がはずれカードとあたりカードがありつつも、多くの人に愛されていたのは基本的には「引いたら使うしかなかった」からなのではないでしょうか?
それなら、常に引いたものを最善の場所に置く、という行動の繰り返しです。
最初の札の例にたとえると、「1」と書かれた場所に「①」を置くといった行動の連続です。
もしそこに「大きな数字の方が強い」というルールがあったとしても「同じ数字じゃないとだめ」であれば、「1」には「①」が最善です。
ですが今回の占星は「数字をどこに置いてもよい」と中途半端に許可されたせいで、「1」と書かれた場所に「②」を置かなければならない時がある……という印象です。
カードの項目の冒頭でも申し上げましたが、基本的には「配ってるだけでもそれなりに楽しい」です。
これはスリーブドローのリキャストが、ギミック中に回って来てキレそうになる今の占星でも、はっきりと感じられていることです。
今回の、「全部の札を当たりにする」という変更は、私は良かったと思います。
PLLでそのままでいく、とおっしゃっておられたのも、別にいいのではないかなと思いました。
ただどちらかといえば問題は、「全部の札を当たりにできない」ということなのではないでしょうか……?
最後に要約させていただきます。
・現時点でもそうである「難易度の高いジョブ」という調整は、白学との兼ね合いにもよいのでは?
・ただ、ヒールワークの難易度よりも、カード回りでの難易度のほうがよい……のかなぁ……?
・カードは配ってるだけでも楽しいので、ぜひ「常に」「当たり札」を配らせてほしい。
・ちゃんとリドローして
ありがとうございました。