MMORPGに限定しないで、広くゲーム業界全体のトレンドでいうと、WiiとかDSの成功にみるように、ライト、カジュアル層を獲得するのがここ数年のトレンドでした。具体的には、

1)女性、老人など従来のゲーマー層以外の層を獲得する。
2)Wii Fit、脳トレなど、バトル、アクションといった古典的ゲーム以外の分野のゲームの開発。

等でしたが、最近のWiiの失速、3DSのローンチ失敗にみるように、ライト・カジュアル路線が急減速してきて、いま任天堂も「コアユーザーの獲得」ということを言い始めたりして、またトレンドが変わりつつあります。

FF14でいうと、

1)短時間で遊べる
2)ソロで遊べる

ということで、ライト・カジュアル層に裾野を広げようとしたのですが、これが見事に失敗してしまって、いまコアユーザー層重視路線へ回帰しはじめているのだと思います。具体的にはレイドダンジョンを追加したり、リーヴシステムをメインコンテンツからはずしたり。

で、FF14は本当にライトユーザー向けだったかというと、当初は「リーヴは30分で終わるが、ソロだとカンストまでに数年かかる」という無茶な設計思想だったので、実際はライトユーザー向けではなかったと思いますね。