もしイージーモード鯖ができるとすれば、ストーリーもイージーなら結構平等になるんじゃないですかね。
ノーマル鯖でプレイすると、世界の危機があって、その原因にはこんな機関が絡んでいて、異世界から来たこんな連中があれやこれやで……となり、それらに自分自身が関与したり撃破したりしていく。
イージー鯖では、なんか世界が危機っぽい! あっちで怖いモンスターが出た! 何だか分からないけどみんなが危ないからちゃちゃっと強い武器を手に入れてやっつけよう! あ、その後噂で聞いたけど、世界の果てですごい勇者たちが神様を倒してて、あのモンスターってその手下だったんだって! 私達も世界を救うのに協力したよ! やった!
という具合に。
以下、冗長なのでたたみます。
いわゆる一般ピーポーは、「世界の真理」には迫れない。
それのために色々なものを費やさない、費やせない人は、「世界の真相」には荷担できない。
我々の暮らすリアル世界にも確固としてあるシステムです。
例えば真の宇宙のロマンに触れること、世界経済の動向に参加すること、それは生活の中でちゃんと時間をさいて勉強し行動した人が得られる結果であり、空いた時間にちょちょいと雑誌やネットを眺めた人には、その末端情報や結果はふんだんに与えられても、「実感」はどうやっても与えられないように。
とは言え、日常の中でそれを疑似体験させてくれるのがゲームですから。
完全に関与できないのではなく、程度差を設けることで折り合いをつけるのが関の山でしょう。
まぁ、その場合には月額課金もちょっぴりイージーでもいいかもですが。
もうちょっとゲスい例えをするならば、同じ月謝を払って同じ塾に通う子供らがおり、その中で勉強し、達成度を競っている。 塾の中だけの栄誉だけど、賞状なんかも出る。
ところが一部の子が、自分は他にやることがあって勉強にそんなに時間を割けないと。でも同じ環境にいるんだし、時間が取れないのは自分のせいではないんだから不公平だ。 故に別クラスを作ってそこに入れてくれ、んで自分にはテストを簡単にし、みんなと同じ賞状を出してくれ。というような要求をしているのに近いんではないですかね。
だから解決策としては、その賞状がイージーな内容ならいいのではと思います。
だってその賞状は、「貴重な時間を割いて勉強したこと」への対価でもあるんですから。
オフゲーだって、イージーモードならトロフィーが違ったりするでしょう。
RPGでは、アイテムや強さもさることながら「ストーリーの結末への関与」が最大の報酬なわけですから、それもちゃんとイージーにすれば釣り合う。
それが不満ならその塾をやめて、もっと簡単な塾へ鞍替えすればいい。その塾に満足している子の方が多勢であり、かつ違法性なんかがないのならば、しがみついてる方が明らかに野暮ってもんです。
自分以外が全てプログラムであるオフラインゲームと違い、そこに沢山の生身の人間が住み現実時間を共有するMMOという世界は、望むと望まざるとに関わらずあちこちに「リアル」が浸食しています。
かく言う私は諸々の都合により完全にソロ活動をしていて、ジョブも取れないまさに一般ピーポーのまま新生を迎えることが確定ですが、それはそれで仕方がない。できる範囲であちこち動き回って、「世界」を体感しておこうと思います。
リアルでもMMOでも、『相手』が沢山いればいるほど、自分の理想がもれなく実現する権利なんて何億円払ったって買えないのですから。それは開発側ですらもね。
乱筆長文失礼いたしました。