黄金のレガシーのメインクエストの感想について

[Kotetsukko]

バッドエンドといえば、ストーリー構成上仕方ないんですけど

ゾラージャのことを知ろうとせずに
誰も彼の心に踏み込まなかったのは悲劇の原因ではあるので
「知りてぇんだ！」と踏み込みまくってたウクラマトは
実は身近な人物には興味すらなかった…という
完璧超人のウクラマトも、人並みに欠点があるんだと書きたかったならあれなんですけど…
（それなら逆に評価したいです）
多分、今回のストーリーの味付けを見る限りでは、そうじゃないと思うので…その前提で。

既に芯もつよく、素直で、落ち込んでもすぐ前向きになれるウクラマトと一緒ではなく
ヒカセンや暁のメンツがゾラージャと組むか、何かしら対話をして
彼の心に踏み込んでいれば、トライヨラの悲劇って防げてた可能性はありますよね。
（既に手遅れだった感もありますが）

ストーリーの核であるゾラージャの負を描くということは
多分ウクラマトや、グルージャジャの家庭内での鈍感さや
至らなさを描くのと同義になってしまうので（あくまで個人的な想像です）
敢えて省いた感がすごくあるんですが
語らない美学もありますし、省いてもいいんですけど…モヤモヤ…。

そして…そう考えると
連王の幻影に負けプライドがズタズタのゾラージャ、その拠り所だった「武」すら
ヒカセンが手を貸し成長したウクラマトが凌駕しかけて
その辺りが最後の一押しの、彼の崩壊のスイッチだった感じがするというか…。

性格よし、ヒカセンに出会う運も実力もあり、優しい乳母
継承戦を見守りそっと助け船を出す実の父親、同じ候補者でありながらシスコンの兄
自国のことすら何も知らないけど、世界一の知識集団を引き連れ
宇宙を救った英雄が手を貸しているウクラマトに対して
なんかこう…ゾラージャの方には「奇跡の子」以外が何もなさ過ぎて
見返してみるとあまりに偏ってて、出来レース感すごいんですよね。

最後のウクラマトのゾラージャへの台詞も賛否あるようですが
兄を気にかけることすらないまま、全てを手に入れた側の言葉は
どんな台詞でも残酷な感じになると思いますね…。

（という個人的な見解と妄想でした、ほかの候補者も選べたらよかったなと思います）