個人的な感想です、ストーリーが終わって数日寝かせて頭で整理してから書いています
まず根本的な話で言うと、今回の拡張は、ハイデリン・ゾディアークのストーリーの長き「章」の終わりで、新たなストーリーの幕開けになるはずだと思っていました。
実際プレイしてみると、新たな脅威や敵などの登場があまり無いように感じられ、これをやったプレイヤーをどのように「ほら続き気になるでしょ?」とするつもりだったか全くもって不明だと感じました。
もし仮にソリューションナインなどを作った文明を起点に今後の話展開する気なのであれば(しないだろうけど)、正直な感想としては「またアラグかよ」でしかないです。
逆にこの拡張をやって、たとえストーリーを楽しめたとしても、今後の展開が気になりますって人はいるのだろうか。
もともとWoWのストーリーと比べて14のストーリーはすごいぜって言われていた理由のい一つが、WoWは拡張ごとに風呂敷を完全に畳んでいたのに対して、
14拡張を跨ぐ大きな物語が続いている、という点にあったはず。またWoW自体のストーリーも基本プレイヤーキャラは世界の主役級のキャラクターのおまけで、
決して主人公ではない、という点も何かと今回の拡張と似ている感じがする。
ストーリー展開についての苦言を呈すると、ウクラマト主人公に対しては自分はそこまで気にはならなかったです。ただ、王になるための成長を個人的にはあまり感じられなかったかなと思いました。
最初は未熟でかつ甘ちゃんで、そこから他種族の文化を知り、バクージャジャに追い詰められ謎パワーで強くなっただけで、相変わらず思想についての変化はなしだと感じました。
どちらかというと成長してウクラマトが変わったというより、世界の思想がウクラマトに合わせて変わっていった、というのが正しい。
バクージャジャも急にキャラ改変で「実は悪い人ではないんです」という展開からウクラマトに負けたことにより敵対心も完全に消えるという、面白かったキャラなだけに非常にストーリー都合の展開が気になりました。
そもそもバクージャジャは途中で王位争奪戦失格にならないのか…?それとももともとなんでもOKルールなのだろうか。
同じ「敵対キャラが味方になる」という展開であれば紅蓮のフォルドラ回りの話の方が、心理描写がうまくできていて、急な180度反転ではないいい表現だったと思います。
もちろん上で言われてるように、ウクラマト主人公が紅蓮のリセ主人公と重なるのもよくわかります、ずっと一緒に行動してて、問題解決任せられるのはヒカセンだし。
暁の扱いについても不満が多く残ります。最後にとりあえず出した、という感じがして、もっといろいろできただろうに。
サンクレッド・ウリエンジェとは明確に敵対して戦いたかった。もちろん善悪とかそういうぶつかり合いではなく、お互い真剣に任務をこなしている最中での衝突。
もちろんあの二人ならノリノリでよろこんで腕試し&成長の見せ合いに付き合ってくれるでしょう。当然インスタンスバトルで、2vs1でもいいですね。
残念ながら何もなく非常にガッカリした。衝突という衝突は岩崩されるだけ。あまりにも勿体ないです。
他の暁メンバーは空気、最後「あまりにも出番なさ過ぎてまずいから流石に何かさせるか」みたいな感じで無理やりねじ込められるだけ。
クルルもせっかく待望の武器(筆)を持ったのに出番なさすぎてあまりにもかわいそうと感じました。
王位争奪戦が終わったあとはなんかもういろいろめちゃくちゃだと思いました。
シャーローニ荒野はエリアが魅力的なだけにあまりにも何もなさ過ぎてなんで使い方勿体なさすぎませんか。
バイク乗りのヒャッハー盗賊団とかと対峙したり、いろいろできそうなものなのに。
どうでもいいキャラがカットシーンでどうでもいいことするだけで終わり。
ソリューションナインやヘリテッジに関してはあまり好みではないですね……
そもそも黄金郷というロマンワードを使って、真実があれだと、「ワンピースはインターネットだった」ぐらいなガッカリ感が強いです。
最後にとりあえず感動要素を入れないとという感じでねじ込まれた気がして、とにかく話の流れとしてあまり綺麗ではなかったかなと思いました。
はっきり言うと今回の拡張がストーリーは一番つまらなかったです、評価の低い紅蓮より自分はかなり下だと思います。
新たな旅路の開始だからといって全リセットする必要ないと思うんです。暁メンバーとかどうしてこうなったという感じ。
ハイデリンゾディアークの物語後の「休息」に関してはもう6.Xパッチでさんざんゼロ関連でやったので、個人的には新たな引き込まれる物語の開始が見たかったです。
実際拡張で出たのは完結型のストーリーで、拡張パッチのような緩めのストーリー。
グラフィックなどの向上は非常に良いですけどとにかく色々残念でした。