2.種族を超える
まずエオルゼア諸国には、ヒューラン・エレゼン・ララフェル・ミコッテ・ルガディンといった種族の他、
獣人(いわゆる蛮族も含む)などが存在し、
多くはそれぞれの種族ごとに集落を作って生活しています。
リーヴや蛮族クエストを進めていくと判明する通り、
ことウルダハにおいては、蛮神に関わる被害が多かった霊災以来、
獣人との商取引を禁じており、都市内に入ることも禁じています。
また種族のみならず、移民排除などの貧民差別があり、
きらびやかな見た目と裏腹のシビアな世界観となっております。
各種族が調和しているように見えるグリダニアでも、
地下都市ゲルモラに住んでいた先史エレゼン族によって興され、
森の外からやってきたヒューラン族の流入に対して交戦、和解し共存を始めたのちも、
精霊の意思を尊重しないミコッテ族との争いがあり、
やっと近年、少しずつ和解が進んでいる状態です。
なお、リムサ・ロミンサと周辺地域においては、
どの種族も平等に生活しているように見えますが、
一部の海賊による誘拐や奴隷化といった問題もあり、
黒渦団+イエロージャケットVS旧来の海賊という対立構造に、
差別問題が隠れているだけかもしれません。
上記の通り、エオルゼア諸国は、歴史的・文化的な背景により、
差別や争いのない理想郷ではない、非常に泥臭い世界であり、
社会のしがらみに囚われない冒険者には一見わからないような、
種族や地域ごとに入り組んだ価値観を持っております。
近年やっと種族間のわだかまりが解けて交流が増えたり、
冒険者という自由な存在の流入によって和解が進んでいる状態です。
Wolfcatさんが感じられた「わざわざ特殊視する」「普通ではないものとみなす」という問題については、
NPCの彼ら自身が生きてきた社会で得た価値観から出てきた発言であることを思い返し、
彼らが彼らの求める人生を歩める世界になっている過渡期にいる事を表現していると考えると、
修正を要求するよりも、文化の多様性の表現であるという認識の転換もできるのではないでしょうか。
