獣使いに対するイメージは、75時代の「虐げられたジョブ」という感じではなく、もはや「優遇された強力なジョブ」という風に変わってきているということだと思います。だからこそ、多くの方がメインジョブでもないのに、わざわざ獣使いのジョブを上げヴァナのあちこちで活動しているのでしょう。
本当に、裏だけでなく、ヴァナのあちこちに獣使いは大勢いて活動しています。まずは「事実」として、これを受け止める必要があると思います。じゃあ、なぜそうなったのか? 以下に私の考察を書いておきます。
LV76以降の開放に伴って実装された汁ペットは、75時代のペットとは比較にならないほど強力でした。特に格下に対する「キチガイじみた強さ」は、アビセア大盤振る舞いの一環だったのか、それとも獣使いに対する調整として何か思惑があったのか、この部分は知る由もありません。ペットのトレハンが追加されたのもこのタイミングでしたが、この時点では、今のようにヴァナのあちこちに獣使いが蔓延しているような状態にはなっていません。
その後、99までのキャップ開放に伴い、新しい汁ペットは増えているものの、獣使いのジョブに対して「歪み」の原因になるような大きな調整はされていないように思いますが、なぜか今のヴァナを見ると、あちこちに獣使いが蔓延しています。私が思うに、レベルキャップ開放こそが「歪み」の原因ではないかと考えています。
もうちょっと分かりやすく説明すると、空の四神や神印章99BFや地上三龍のような、討伐に2PT~3PT必要だったこれらの敵モンスターの内部設定レベルはだいたい90程度と認識しています。99までのキャップ開放により、ヴァナにいるほぼ全ての敵モンスターは、ペットが「キチガイじみた強さ」を発揮するような格下になってしまったのです。その上、ペットに実装していたトレハンは、ランク2からランク3に上がりました。これも特別な調整を入れたわけではなく、ただレベルキャップを開放した結果でしかありません。
このように、開発さんが意図して調整したわけでもないのに、他ジョブと比べて「レベルキャップ開放の恩恵を強く受けすぎた」ことにより、ジョブ間の格差が広がってしまい、結果として「優遇された強力なジョブ」としての獣使いが出来上がったのではないかと想像しています。メインジョブでもないのに獣使いを使う人が増えているという事実こそ、多くの人が「獣使い=優遇された強力なジョブ」と思っている一番の証拠だと思います。
獣使いが「優遇された強力なジョブ」と思われている現状、更なる強化を望めば自然と批判的な眼で見られてしまうのは仕方ありません。なので、要望を出すときに、しっかりとした論理武装をしなければ、開発さんをはじめ誰も説得することはできないでしょう。
例えば、アタッカー最強といわれる暗黒が「精霊4系を開放して欲しい」とか「ドレインやブラポン以外の回復手段が欲しい」なんて要望を出したら、おそらく「何くれくれ言ってんだ!!」と総叩きに合うだろうというのは容易に想像できますよね。
自ジョブの使い勝手が良くなるように要望を出すのはいいことだと思います。しかし、その要望内容を必要とする理由とか、その要望が通ったらどういう結果が起きると予想しているのか、といった点を自ジョブだけでなく全体のジョブバランスの中で考えた理論を展開しなければ「くれくれ君」と言われるのは当たり前です。裏のことばかりを持ち出しているようじゃ、その論理展開は「狭い視点である」と言っておきます。