そもそもデノミで通貨のケタを切り下げる事にそれほど大きな意味はないのです。
せいぜい、お札のゼロの数が多すぎて数えるのが面倒とか、パンを1つ買うのに紙袋いっぱいの札束が必要なのは面倒とか、その程度です。
デノミのみならずあらゆる経済政策を行う場合は、目立たないような小さい政策にかならず真意が隠されているのです。
我が国でもかつてデノミを実行し、旧円から新円への切り替えをしました。
その時は、預金封鎖・旧円の使用停止日の予告などでいったん現金のほぼ全てを銀行に回収し、それから1世帯あたり月額いくらまで新円を引き出し可能という政策でした。
旧円が無価値になることや預金封鎖を恐れた庶民が新円切り替え前に現金をモノに換えようとした為、インフレが発生し、ほぼ全ての国民はインフレによって大した物も買えず、かといって預金もからっぽ、実質的にゼロからのスタートとなったのです。
ただ、ごくごく一部の方々だけは無制限に旧円から新円への切り替えが出来たようで、そのへんのごにょごにょは闇に葬られたようですが。
そしてデノミとは違いますがもう一つの現象としてバブル崩壊があります。
これは、物(特に不動産)の価値がぐんぐん上昇し続けた為、銀行に預けておくよりも土地を買った方が得をする、と踊らされた人々が、やがて地価の大幅下落と共に全てを失ったという悲喜劇であります。
どちらにも共通するのは、持たざる者にとってはほとんど関係のないことだったりします。失うような預金もなくもなく、不動産を買う資金もない。
新生FF14での持たざる者と言えば新規プレイヤーです。
このような経済対策ってのは、旧帝大を首席で卒業したような超エリートが頭脳を総動員して考え出したものです。国民をうまく踊らせてその先にある何かを達成しようとしていのです。
その原則は、あくまで『踊らされた国民の自己責任』というカタチに持って行こうとします。
さてさて、FF14開発チームが目指しているのは新ギル切り替え~ゼロからのスタート、はたまたギルをモノに換えさせてからのバブル崩壊か、どちらなんでしょうなー。
大事なことなので二回書きます。
どちらにも共通するのは、持たざる者にとってはほとんど関係のないことだったりします。失うような預金もなくもなく、不動産を買う資金もない。
新生FF14での持たざる者と言えば新規プレイヤーです。
断言できますけど、新規プレイヤーと現行プレイヤーの経済格差は間違いなく縮まります。それこそ現行プレイヤーがため込んだ生半可なギルやアイテムなんざ問題にならないくらいには。
開発は11月1日にデータを凍結してから、現行のデータをじっくり把握して、確実に経済格差が縮まるような手を打ってきます。
(例えば、現状のレベル46までのメインクエストを全てクリアするだけで報酬として100万ギル入手できるようにするとか。そこから先の新クエストでは報酬ほぼゼロとか)
格差解消のアイデアはいくらでもあります。
我々はそれに対して右往左往の一喜一憂するしかないのでする。
FF14はサービス終了の直後まで、それどころか新生までの期間ですらプレイヤーを翻弄してくるとは、まったく月額1000円分以上は確実に楽しませてくれるぜ! とここに【/clap】を送ります。
『MMORPGは社会の縮図』とはよく言ったものだと、新生が待ち遠しい今日この頃。