このアイテムレベルという考え方、WoW等他のMMOにもあるらしいですが、はたしてFFXIにマッチしているのでしょうか。

FFXIは非常に「旬のコンテンツ」がはっきりしていると思います。

熱心に攻略をする人(以下「前者」)は、仲間も多く、一気に攻略して欲しい最強装備を根こそぎゲットしていきます。取り終えたら「ログインしてもやることなさ過ぎ。早く新しいコンテンツ導入して」となるわけです。
一方、あまり熱を入れられない人(以下「後者」)は、フレンドやLSメンも引退等で減少し、少人数~ソロで徐々に攻略、装備コンプはいずれは…という感じだと思います。

アビセア以降この傾向が加速化し、以前旬だったコンテンツで得られる最強装備を持っていないと情弱・プレイヤースキル低い人扱いなのですよ。
主催者も、そうした人が入ったことで負けるのは嫌ですから、募集時に縛りをかけます。

そのような中で、アイテムレベル(とコンテンツレベル)の導入。
これが何を意味するか。

前者は、その時点での最強装備が得られるコンテンツを集中的に攻略します。もちろん後者のような人はお断りです。こうしてアイテムレベル・コンテンツレベルの階段を駆け上がっていくでしょう。

後者は、当然そのような流れから取り残され、野良募集では弾かれ、階段を上ることすらままならないかもしれません。

もちろんそのようなコンテンツがあることは別にいいです。少し前のレギオンのように、一部のコアなプレイヤーが楽しむようなコンテンツも必要でしょう。

問題なのは、アドゥリン導入後アイテムレベルという階段を上れない人は、全ての新規コンテンツからふるい落とされるのではないかということ、そしてそれが「早く攻略を進めないと取り残される」という不安をあおっているということです。

結果として、プレイヤーはますます二極化し、一部のプレイヤーしか遊べないものになっていくのではないでしょうか。

最強装備を取るのは一部のコンテンツで結構です。今後のミッション、クエストや「開拓」は、アイテムレベルが低くても取り組めるように実装してください。

ついでにこの際申し上げておきますが、装備のない人に対して「努力して取ればよい。取れないならユニクロで我慢しろ」とか、装備縛り批判に対して「自分で主催すればいい」といった発言をこのフォーラムでしばしば目にしますが、リアルの都合上それができない人もいますし、主催者ばかりではゲームは成り立ちません。参加者あってのMMOです。