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    A.E.1571年11月1日

    ウルダハの予算会議は、極めてシンプルだ。王家と砂蠍衆が集まり、それぞれが必要と思う項目に、必要なだけの金をつける。金の量が発言力に直結していた。

    「‥‥帝国への警戒、蛮神や謎の塔の調査など含めまして、軍事費として20兆ギルを要求します。」
    「ふむ。いくら出す?」女王ナナモは議場を見渡す。その問いかけに対し、各自が回答した。合計は1兆ギルに満たない。

    「何じゃ、辛気臭いのお。よい、残りはすべてわらわが出す。全額認めよ。」「ははっ。」予算要求者は一礼をし、場から退場した。

    「よいのですかな?」場の一人が声をかける。
    「なんじゃ?」
    「国庫が底をつくのではないかと‥‥。」
    「ああ、そうじゃな‥‥。うむ。200兆ギルほど用立てたい。誰ぞ、わらわに貸さぬか。」
    場内がざわめく。何人かが利率などを提示し、ちょっとした競売になる。しばらくのちに契約は交わされ、ナナモはその場で書面にサインした。

    会議はその後も滞りなく進行され、閉場となった。砂蠍衆がみな退場した後、側近の一人が遠慮がちに声をかける。

    「陛下。恐れながら申し上げます。」
    「何じゃ?」
    「そこまで軍事費は必要でしょうか?」
    「必要と思うたから金をつけたまでじゃ。」
    「しかし、今日の会議では王家が付ける予算が特出しておりました。借りてまで予算を付ける必要があったのでしょうか?」
    「あ奴らは、金の力を見誤っておる。ため込んでるうちはただの財布よ。いくらでも引き出せばよい。」
    「しかし、これ以上の借入は王家の権威を損なう恐れが‥‥。」
    「かまわぬ。」

    ナナモは一蹴する。

    「人を動かすのは何かわかるか?」
    「??」
    側近達は首をかしげた。

    「力だ。」
    何を当たり前のことを‥‥?しかし、女王は続ける。

    「金も、心も‥‥、動いてこそ力になるのじゃ。ぶつかり、砕け、全てを押し流す。その荒ぶる様に、人は惹かれる。自分の力をぶつけてみようと感じる。貯め込んでいても何も見えぬ、何も感じぬ。自分で動かぬものに、王の資格は無い。」

    はっとして側近達は顔を上げる。

    「わらわは黄金都市ウルダハの王。世界で一番、金を動かすもの。民はわらわに魅せられ、わらわのために金を動かすのじゃ。その奔流が集まる限り、わらわの力は揺るがぬ。」

    その目に、力が戻っていた。つい先日まで宿していた不安の色は微塵もない。王としての確固たる自信に満ちている。鋭い眼光に射抜かれ、慌てて頭を下げる。

    「わらわ以上に多くの金を動かすものが現れたなら、わらわは喜んでこの王位を受け渡そうぞ。しかし、あ奴らはその器ではない。気にせずともよいわ。」

    ナナモは踵を返し、玉座を後にする。その姿が消えても、側近たちは傅いていた。

    (過去視の姫が『未来』を見たのだ。4年耐えた。あと1年などあっという間じゃ。わらわは止まらぬ、待っておれ、ラウバーン!)

    星が生んだアニマの力を操るもの。人が生んだ金の力を操るもの。世界が力の奔流に再び飲み込まれるまで1年弱。竜たちはそれぞれの力を武器に、戦いに備えていた。
    (6)
    Last edited by lucia; 02-08-2013 at 11:44 PM.

  2. #2
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    ルイゾワおじいさんは何を願った?
    A.E.1571年11月4日 紅葉が綺麗

    キャプテンからLSに連絡がありました。決戦の日のルイゾワおじいさんの行動に、「何か引っかかるな‥‥。」とずっとぼやいてたんだけど、今日、「やっぱりおかしいわよ!」と。???

    「5年は飛ばし過ぎ。」
    「どうして?」
    「気になって十二跡調査会の資料を確認したんだけどさ。逃がすだけなら未来へテレポさせる必要ないじゃん。未来に飛ばすにしたって、アニマの消費は一人当たり50も無いのよ。」
    「どれだけ未来でも?」
    「うん。一時的に仮死状態にして地脈に飛ばして、時間が来たら元に戻すんだけど、アニマを消費するのは最初と最後だけで、年数はほとんど関係ないのよね。」
    「へー。‥‥うーんと、復興するのが5年後くらいって読んだとか?」
    「それもおかしい。5年後がどうなるかなんて、神様じゃないとわからない。バハムートが一瞬先の未来を崩そうとしてる状況で、5年先を心配するのは理屈に合わない。」

    へえ‥‥?続きは明日の日記で。




    アニマ借金王
    A.E.1571年11月5日 雨模様

    「推測できる状況は二つ。彼には少なくとも、3~4年先の状況が分かっていた。エルを通じてね。」

    昨日の日記の続きです。キャプテンが推測する、ルイゾワおじいさんの行動の真相。

    「基本的に、未来を知ることは膨大なアニマの借金に繋がるみたい。エルと会話することは、相当大きなリスクだ。どこかで借金を返す必要が生じる。」
    「!‥‥そ、そんな風には見えなかったけど。」
    「そもそも、ただ記憶を見てるだけのエルと会話することがほとんどありえない状況。秘術でもあるんでしょうけど、いずれにせよエルとの2回の接触‥‥決戦の時を含めれば3回ね。接触には膨大な代償を支払う必要があったはず。それでも彼は、『少なくとも3~4年先まで大きな動きが無い』状況が作れることを知りたかった。」

    「‥‥」押し黙る私に、キャプテンは続ける。

    「もう一つ。冒険者全員の『5年分』のアニマを、彼は必要とした。」
    「え?」
    「未来に飛ばした冒険者たちにも、アニマは供給される。だけど、仮死状態の間、アニマは不要なの。ここまでは分かるね?」
    「うん。」
    「冒険者全員の5年分の『アニマ』を担保に、地脈の力を一度に引き出したとしたら?」
    「!?で、でも一人の人間がそんなこと‥‥。」
    「そうね。人間がそんなことしたら、体の維持が出来るとは思えない。魂すら吹き飛びかねないけど‥‥。それだけのアニマを使って、バハムート相手に何かをした。」
    「そんな‥‥。」
    「何をしたかはわからない。拘束したのか、契約なのか。いずれにせよ絶大な力を持つはずのバハムートは、世界を滅ぼさなかった。エルを最後まで立ち会わせ無かったのは、アニマが集中しすぎて危険だったからでしょ。大したじいさんねー。」

    改めて言葉を失った。すごい人だ。そんな人と数回でも会話をできる機会を得たことに感謝しないと。

    「そんな借金して、昏睡しなかったのは凄いなあ。」
    「それは簡単。不眠の魔法でもあったんでしょ?呪術とか調べたら普通にありそう。」
    「あー。そういえばルイゾワおじいさんの肌荒れ、ひどかった気がする‥‥。」
    「そっち~~~!(笑)アンタは一生かかってもじいさんに追いつけないね!」
    「無理無理!お肌の方が大事だもの!」

    最後の方、感謝のかけらもなかったことはこの日記だけに伏せておきます。
    (6)
    Last edited by lucia; 02-08-2013 at 11:46 PM.

  3. #3
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    アニマの売買について
    A.E.1572年5月7日 五月晴れ

    最近、冒険者ギルドのテレポシステムに新技術が導入され、アニマ消費の効率化と、アニマをギルで買うことで移動制限を解除できるようになりました。ちょっと思うことがあるので書いておきます。

    アニマを他人から受け取ることができる技術は、そもそもルイゾワさんが持つ秘術が、私の過去視を通じて再発見されたものです。その時はほとんど心に留めていませんでしたが、インスピレーションを受けたウルダハ呪術ギルドの一派が、研究改良を重ね、実用化に至ったと聞きました。

    便利になったと思います。でも、やり取りされるアニマが「正当なもの」なのか、私にはわかりません。表向きはアニマを余らせた人の小遣い稼ぎだとされていますが、私はアニマが「自分の限界と無関係に引き出す事ができる」ものだと知っています。

    例えば、どうしようもない借金の糧として仕方なく引き出したとしたら?余命幾ばくも無い人が「どうせ死ぬなら」と寿命以上に引き出したとしたら?便利だからと、全ての人が星から「踏み倒す借金」を繰り返せば、星はどうなるんだろう?

    私が過去視で失った時間に後悔してるわけじゃない。ルイゾワおじいさんの行いを否定するわけじゃない。実用化した研究者たちは凄いと思う。

    だけど、私が開けてしまった箱は、本当に未来を明るくしてくれるのかな。

    帝国ではアニマの取り扱い技術がずっと進んでいて、意図的に人からアニマを限界まで奪うことで奴隷化しているという噂さえあります。今回導入された技術は、帝国の姿勢を肯定することに繋がらない?

    アニマが無いと心は伝えられない。いくら心が無傷でも、伝える手段が無ければ、そこに心は見つけられないんだ。他人のアニマを、たとえ対価を支払ったのだとしても、奪い取る行為は正当化できないんじゃないか?

    今は答えが見つからなくて。
    こないだからずっと、小骨が刺さったような感じです。



    ふふふ、エルなりに、色々思うところがあったようですね。
    成長したんだねえ。
    そしてついに、霊災から5年が経ちました。



    あれ?
    A.E.1572年9月5日

    霊災から5年。ルイゾワおじいさんの転送呪文が目指す未来の日。式典は粛々と執り行われ、あとは冒険者が帰るのを待つばかりでしたが‥‥。

    今は夜。日記に書くべき出来事は何も起こらず。あれ、あれ、あれええええ???




    誤差だ!
    A.E.1572年9月6日

    さすがにまずいと思って、お守りの石を測定しなおし。誤差があったああ!今日はあちこちのLSで、報告と平謝りばっかりでした。戻ってくるのはもうちょっとだけ先。油断してたよ‥‥。
    (5)
    Last edited by lucia; 02-08-2013 at 11:48 PM.

  4. #4
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    A.E.1572年9月17日

    「そろそろなんだけどなー‥‥」

    5年前の過去から未来へ延びる光の先端は、もうほとんど目線の高さに降りていました。ちなみに一番下は遥か下方、下手に触れると膨大な借金を背負いかねません。お守りの石は、普段は手元に置かないようにしています。

    てっきり霊災から丁度5年に帰ってくると油断していましたが、考えてみればあの戦いの中、そこまで厳密に魔法を使う余裕などあるはずが無いのです。あわてて測定しなおした結果は、今日の深夜3時ごろでした。それからかれこれ1時間。窓の外に目を向けて、私は何度目かのあくびを飲み込んでます。

    北の空に流れる流れ星に、私はぼーっと視線を向けて。何個か数えてから、慌てて手元の石を机に置きました。

    (あれはテレポの光だ!)

    北に窓はありません。今見えているのは、沢山の冒険者たちを5年後に飛ばして、最後にしかるべき場所に転送しているアニマの力。エーテライトの力を借りないので、その燐光は北の空から直接、流れ星のように見えると予想されていました。

    お守りの石からも光が飛ぶはず。お姉ちゃんがいるのは、きっとその先です。

    (‥‥飛んだ!)

    一瞬の残光を見逃さず、飛んだ方向を机にチェック。すぐに地図を広げ、同じ方向に線を引きました。そのあと私は、祈るようにお姉ちゃんのリンクシェルを確認します。

    光ってる!私は飛びついて名前を連呼、ほとんど叫び声でした。

    「わあああ、なに、なに、エルちゃん、どーしたの?」
    「やっと繋がった!心配したんだから!ばかあああ‥‥」
    「あー、そーかそーかぁ、ごめんねえ。」

    5年経っても、その声は変わらずどこかノンキ。怪我してない事を確認した後、迎えに行くと伝えると、

    「迎えにって‥‥、まって、外は危ないよ!大人に伝えてもらえばいいから!」
    と慌てて拒否の声が返ってきました。

    そうだ、お姉ちゃんにとって私はまだ8歳。心配はかけたくないし、でも驚かせたい。私はちょっと考えてから、

    「えっと‥‥、あのね、わたし。地図とお星さまの見方、教えてもらったんだ。知り合いの大人の人に伝えるから、そこからみえるおほしさま、おしえて?」

    と、ちょっと舌足らずに喋ってみました。

    「‥‥ん?」

    やば、なんだか不思議ちゃんみたいな感じです。8歳児の演技は諦めて用件だけ伝えました。いくつかのやり取りをして、地図にもう一つの直線を引いて。ここにいる。幸い、エーテライトを使えばそんなに遠くない場所でした。ここなら‥‥

    「待っててね。火事で色々変わってて危ないから。エーテライトも壊れてテレポ使えなくなってるから。知り合いの女の人が、昼までに迎えに行くって。動いちゃだめだよ。」
    「ありがとー。じゃあ適当に野宿してる。来てくれるのは私が知ってる人?」
    「知ってるけど知らない人!」
    「??」

    これ以上話すとボロが出そうで、少し強引に会話を切りました。私の身長はとっくにお姉ちゃんを超えていました。すぐに気付かれることは無いはず。抱き着いてびっくりさせようか、ちょっと大人の女性を演じてみようか、あれこれ想像しながら装備を用意して。

    「あとは‥‥、えーとこの引き出しに‥‥。」
    最後の荷物を詰め込んだ私は、テレポを唱え、アニマの輝きに身を任せます。

    迎えに行くんだ。鞄いっぱいに5年分の冒険をつめて。
    (6)
    Last edited by lucia; 02-08-2013 at 11:49 PM.

  5. #5
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    A.E.1572年9月17日




    (エルの日記 完)
    (7)
    Last edited by lucia; 02-09-2013 at 12:39 AM.

  6. #6
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    あとがき

    終末ムービーのルイゾワさんの最後の視線の先が気になって、その時心に浮かんだ光景がこのシリーズの始まり。「ねがいを、そらに」が一番古い原稿ですねえ。未来へのテレポは、どんなふうに見えるの?未来と過去はどんなふうに見えているの?

    FF14では、「未来」と「過去」にある背後の世界設定はかなり強固なものと感じています。でも、旧14では過去視の謎について、導入にすら到着していません。第7霊災から新生までの5年間を使って、過去視の背景を掘り下げてみたのが「エルの日記」です。

    自分が楽しむためにしか書いていないため、普通のライト小説などでは必要な、ひきつける導入部がとても弱いです><。あと、14章構成は最初から決めてましたが、進めるにしたがって「アニマ」の概念が思ったより重要なことに気が付きました。アニマの掘り下げをしてたら予想以上にギリギリの構成になってしまって、恋愛要素を突っ込めなかったのが残念です(^^;

    もしこのシリーズの続編を書くとすれば、新生後の未来ではなく、やっぱり「新生までの5年間」のどこかを舞台にするでしょう。この期間はエルたちにとっての新雪。スクエニさえ踏み込むことのない、永遠のオープンワールドですから。

    となると、「冒険者のお姉ちゃん」の出番は永遠に来ないことになるのかな(笑)ともあれ、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。これにて完結です。


    「エルのイラスト」募集します!
    (5)
    Last edited by lucia; 02-08-2013 at 11:52 PM.

  7. #7
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    「イラスト募集!&小説を肴に雑談しませんか?」

    そろそろファンタジー口調が疲れすぎるので素に戻りますね><

    如何でしたか?おもしろくなかった?結構楽しめました?

    実はこの物語、まだ未完成かなあと感じていまして‥‥。もしよろしければ、皆さんに相談させて頂いて色々仕上げていきたいと考えているのです。あとは、現行14がどうだったのかとか、本当の新生はどうなるのかとか、世界観とかの雑談ができたらいいなあと思ってます。

    ということで、このスレでやりたいこと!


    ■そちらの世界はどうなってますか?
    実際の新生エオルゼアの世界観を予想したり、新生への期待を雑談しませんか?作品とは関係なくても結構です。感じたことなど、こちらのスレを自由に使って、皆さんのお話をお聞かせください。

    「エルの日記」は元ネタとして、ご自由にお使いください。βが始まるまで、またβ3が始まって情報公開された後は、新生14の世界との差異を検証したり、色々楽しめたらいいなと思ってます!


    ■この物語のイラストを募集します!
    ・各シーンのイメージイラスト
    ・幼いころの絵日記
    ・その他諸々

    イラストをご提供いただける方は、貼り付けたい場所を引用の上、このスレに画像を張り付けてください。白黒の場合はホワイト調整をこちらで行い、カラーの場合はそのまま掲載します。

    また、ロードストーンでも「エルのイラスト」をキーワードに、募集してみる予定です。まだちょっと募集要項とか準備できてないんですが、捕捉だけは開始します。あ、捕捉忘れがあったら誰か教えてください><



    ■いつから、いつまで?
    実は超スロースタータースレッドです><
    多分、β前くらいまで誰も来ないかもしれません‥‥。その場合でも作品の完成度を上げるためにコッソリ活動はしていると思います。最悪、完成作品置き場になってるだけかもしれませんが、ゆっくり楽しみたいと思います。

    当初はβ1までかと思いましたが、予定変更です!守秘義務解除のタイミングまでは、ダラダラと続けます!で、守秘義務解除後に、正誤表でものすごい勢いでダメ出し食らう予定です><


    ■ということで
    楽しんでいってください~。
    (11)
    Last edited by lucia; 01-30-2013 at 08:29 PM.

  8. #8
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    すいません、完全に風邪ひいたのと、大事なことに気が付いたので路線変更します‥‥。
    とりあえず皆さんが読んだかなーと思うタイミングまで、一旦待とうと思います。

    これ、そもそも全部読むまで誰もレス付けられないって感じですよね、このスレ!
    この路線はいろいろ問題ありすぎるのでちょっと考え中です。アイデアあったら教えてください‥‥。暫くは準備期間として、あえて新記事作らずに潜伏してます><

    ただ、小説としての読みやすさはフォーラムがダントツですので、そのためだけでも確保できたかいがあったと思ってます。

    とりあえず土曜日までは、続きのアップは控えます。土曜日に作業しますので、それまでに「全部読みたい」というお話があれば全部一気に用意しようと思います。

    あとその、お話というか、皆さんにご相談なのですけど‥‥
    リムサのナンバー2って、誰かご存知ですか?(^^;

    とりあえず、「エルの日記」の設定では、グランカンパニーメンバーは全員5年転送に巻き込まれた、という事にしているんです。リムサは霊災時に提督が自ら出陣してたので、街の防衛は誰かに任せたはずなんですが‥‥。

    リムサの指揮系統がよく分っていません、調べる前にサーバダウンしちゃいました><。もし情報をお持ちの方が居られましたらお聞かせください‥‥。
    (9)
    Last edited by lucia; 01-30-2013 at 08:48 PM.

  9. #9
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    測定結果は1566年ですよね?
    楽しく読ませて貰ってます。がんば。
    (4)

  10. #10
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    過去との会話
    A.E.1570年9月5日 4年前は晴れてました

    今日の日記はレポート込なので長いです。

    過去視を行った場所は、霊災前は十二跡調査会という団体が本拠地としていた場所。建物は霊災の破壊から復旧されていますが、組織としての調査会の方々は、行方不明のままです。

    過去視の先には、ルイゾワおじいさんが居ました。本がいっぱいの書斎で、魔法装置の調整をしているようです。どうせ向こうはこっちが見えてないので、後ろから近づいてのぞきこんでみます。

    「こんにちわ‥‥ルイゾワおじいさん、かな。」
    「おや、きたようじゃな。いらっしゃい、お嬢ちゃん。」

    ええええ!?思わず飛びのいて、本の山に手をかける。もちろん現実世界ではないので崩れるようなことはありません。でも、ルイゾワおじいさんはまっすぐこっちを見ている。え、過去の風景だよね???

    「驚かせてしまったようじゃのお。なに、ちょっとした魔法じゃよ。話をしたかったのでな。少し、いいかの?」
    「‥‥はい。」
    「お嬢ちゃんは、いつから来たのかな?」
    「えっと‥‥?年号のことなら、A.E.1570年9月5日、丁度4年後です。」
    「ほう、ここが4年前の世界という事を自覚しておるのか。なかなか優秀なようだ。」
    「いえ、そんな‥‥」

    ルイゾワおじいさんは4年後、私たちの世界の状況を知りたいようでした。出来る限りのことは話しましたが、私には難しいことも多くて。また来るから、質問をどこかにまとめておいてほしいというと、メッセージを封印した魔法装置を準備する、とのこと。その時気が付きましたが、おじいさんの操作していた魔法装置は、過去視を行ったそれです。

    封印解除呪文を教えてもらい、私は元の世界に戻りました。一連の出来事を説明する。みんな、驚いたり考え込んだり。

    「‥‥で?ルイゾワ爺さんから状況は聞き出したの?」
    「あ!?」

    ああーっ!こっちの情報話すばっかりで聞いてなかった!平謝りしながら、魔法装置に呪文を唱える。ルイゾワおじいさんの肉声メッセージ。ほっ、ちゃんと状況の説明もしてくれてる‥‥。1年後と思われる危機的な状況、対策の現状、未来の状況の予測と私たちへの質問。

    かなり詳細で、私はちょっと追い切れませんでしたが、キャプテンと裁判長がメモをしてたので大丈夫でしょう。あんまりサボってるとキャプテンに怒られるので取れるだけのメモはしたけど。

    次の過去視の日時も指定されていました。3か月後、また潜ってほしいとのことです。少し間が空いてるのは、私の負担をルイゾワさんも気づかっているんじゃないか、とは裁判長。でも、今過去視ができるのは私だけみたいですし、頑張るしかない、です。

    ではおやすみなさい。みんな、健康には気を付けて。
    (8)
    Last edited by lucia; 02-02-2013 at 05:43 PM.

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