なんだかきな臭い出来事が進行してるようですが、
エルの日常はそんな事とは無関係に流れます。
新しい仲間と出会い、そろそろ本格的な冒険が始まるかも。
さて、日記を覗いてみましょう。
空飛ぶ海賊船
3月9日 はれ
問題のリムサを守った船について、今日もしんぎがありました。なぜか裁判になっていました。王様決めるんじゃなかったっけ?被告?はリムサっ子の女の子です。
私は書記役。勉強用以外のノート持ってるの私だけだからって。うーん、仕方ないので、今日はここから、日記代わりに証言メモです。
被告
‥‥それで、何とかしがみついたロープをつたって、(ミズン)マストによじ登って。扉も窓も、もう全部閉まってて入れなくて。上の方で大砲とか魔法とかチマチマ撃ってたけど、全然当たらないの。
そのうちおーきいのがバーン!で、魔法結界があっさり吹き飛んで。そこにもう一発、真正面。もう、クジラが飛んでくるような。
でも、もう逃げられない!って時に、クジラの横っ腹に噛みついたやつが居たんだ。それが空飛ぶ船だったんだよ!うそじゃないよ!
裁判長
被告に確認します。「空飛ぶ船」とは、具体的にはなんですか?リムサの海賊船ですか?帝国艦隊?
被告
リムサの新型宇宙戦艦にキマッテルじゃない!宇宙の果てまでブッ飛ばすのよ!
外野
ちょっとちょっと!あれは帝国の船じゃないかなぁ?
被告
えー、夢が無いわね!
とにかく、火柱やら雷やら音やらすごくて。大きいものが空でぶつかってて。でも竜の化けもの凄くて、船も2~3隻は落ちてた。けっこー頑張ってたけど。
ここから検察やら弁護人やら言い争いです。私が面倒になったので終了です。そもそも何で裁判?あ、王様決めるんだっけ。とりあえず、裁判長が一番偉いと思いました。
キャプテン・書記長・裁判長
A.E.1568年4月2日
私たちの班には、長が3人います。船長(キャプテン)と裁判長。
‥‥あと書記長。私。
新学期になって班分けがありました。そのとき、こないだの裁判騒ぎで中心となった二人と一緒の班になったです。
たいへんです。
キャプテン:リムサの女の子、ミコッテのルーシーちゃん
夢は提督、キャプテン志望のロマンチスト。
女の子らしからぬ特攻思考で、班のみんなを引っ張ってます。
体育会系だけど、実は勉強もトップクラス。
裁判長:ウルダハの男の子、ララフェルのレレセナ君
お金持ち?のメガネ君。理屈っぽいのが玉にきずだけど、誰かの意見に偏ったりしない、周りをよく見る優しい子。ただ、裁判の一件からキャプテンと仲が悪いんだよなあ。
手が先に出るキャプテンと口が先に出る裁判長では、裁判長のほうが相当分が悪いと思う。だからって私を間に挟んで言い合いするのはやめてください。耳が、ばかになりそう。。。
さくランナーが錯乱だー(前編)
A.E.1568年4月5日
最近になってやっと、安心して外で走り回れるようになりました。今日は、去年からずっと延期されていた運動会とお花見を一緒に行おうという、おとながかんがえたすごいおまつりがありました。
「ウルダハからはるばる聖火ランナーがやってくる本格的なイベント」といううわさを聞きつけたのか、当日は結構な見物客が来ました。聖火じゃなくてサクラが入場してきました。
なにこれ。
「ウルダハの錬金技術の粋を集めた、トレントと桜を掛け合わせた、名付けて『さくランナー』の入場です!訓練されたサクラの一糸乱れぬ行進をご覧ください!」
というアナウンスとともに、大量の桜が整然と並んで入場してきました。
その後が大変だったけど、疲れた今日は眠い‥‥明日続き書きます。
さくランナーが錯乱だー(後編)
A.E.1568年4月6日
昨日の続き。
訓練されていないサクラでした。訓練されたサクラなんて見たことないけど。
「ふむ、さくランナーがさくらんだーか。」
唐突に裁判長が呟きます。まだ肌寒いこの時期にはきつい。
「ふーん、さくランナーがさくらんだーね。」
キャプテンが呟き返します。これはまた、ケンカの流れか。
「それは、いいわね!」
よくないよ?と思います。この二人、ダジャレのセンスが同じだ‥‥。
キャプテンは体育委員に立候補して、徒競走のピストル管理をしてました。リムサの人間は銃を扱う権利と責任があるって言ってたけど、その時はそんなことはどうでもよくて。
「パーン!」
銃を撃ってはトレントを追い立てるキャプテン。
「パーン!!」
逃げ惑う、さくランナーならぬサクラんだー。
「パーン!!!」
銃声が響くたび高く舞い上がる桜の花びら。
「パーン!!!!」
いつしか花びらはグリダニアを桃色の幻想で覆い、そして。
昨日からずっと、花びら掃除です。まだ半分以上のこってるよお。
かべしんぶん
A.E.1568年7月10日 夏!
もうすぐ夏休みです。今日も暑いー!
夏休みの宿題で、かべしんぶんを作ることになりました。班ごとに分担を決めて、1年前の災害をテーマに記事にして、休み明けの式典の日に発表します。
キャプテンはサクラ祭りを記事にしたいと言いましたが、全会一致で否決されました。裁判長が「関係ないし、くろれきしだから」といっしゅうしました。
結局、私の班は半年前に騒ぎになった「空飛ぶ飛行船」を記事にすることになりました。他に案も出なかったけど、キャプテンはともかく裁判長まで乗り気なのが、スゴク気になる。この二人が組むと良くないことが起きそう。
記事のメモ
A.E.1568年9月3日 まだまだ暑い
今日はかべしんぶんの日。
休みの間、各自が作った資料を元に、記事に仕上げていきます。
例によって私が文章のまとめ役。冒頭はこんな感じかな。
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「リムサを守った謎の空賊船に迫る!」
まだ記憶に新しい先の大災厄では、エオルゼア諸国に著しい被害が出た。特にリムサの被害は甚大であったが、辛くもミズンマストの防衛に成功し、壊滅の危機を免れている。我々取材班が独自につかんだ情報によると、この防衛戦に関し、謎の空中戦艦が関与したらしい。当時の証言記録を元に、その時何が起こったのかを検証する!
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‥‥あとは以前の裁判記録を使ったり、キャプテンのイメージイラストが満載だったり、裁判長の冷静な総括が入ったり。最初は不謹慎かなと思ったけど、出来上がってみると結構楽しい記事になったかな?と思ってます。頑張ろう記事ばかりより、良いよね。
式典は9/5です。出来上がったしんぶんは明日の夕方、式場の一角に張り出す事になっています。
翌日、9/4の日記はとりとめのない内容でした。
しかし、それからほぼ1か月、更新が途絶えます。
式典の日、何かが起こったようです‥‥。