黄金のレガシーのメインクエストの感想について

[stemi]

リーパーで遊んでたら「自分も妖異をインストールして変身してるし、アルカディアの戦い方と似ているなあ…」と思っちゃいました。なので、魂の利用を否定する選択肢しか無いのはちょっとガッカリでした。
エオルゼア/トライヨラ側よりも、ソリューションナイン側の方に親近感が湧いてしまってます。
レギュレーターの復活音も親の声より聞いた蘇生音で楽しいし…。

魂利用を否定する仲間達は、普段からレムール化する光の戦士のことを一体どう思ってるの！？
もしかして…気を使って何も言わないだけで、本当はドン引きしてる？　などと、ロープレ的な不安もございます

選択肢に否定しか無いと、リーパーとして矛盾してしまう…！と悩んだ結果、
キャラ的には「素人が契約もなしに魂を扱うんじゃないよ！」的なスタンスで否定しているのかも？
と、想像で補完(妄想)して一旦落ち着きました。

[ruveus]

黄金のメインストーリーは概ねは楽しめました。
ですが不満点も多数あり、こちらに書かれている他の方々の意見とほぼ同意見です。
私自身どうしても気になった点をいくつか書き残しておこうと思います。

●年寄りキャラもう少しキャラデザ何とかなりませんか？
過去の拡張からずっと思ってましたが、艶々の髪に艶々の手足に真っ直ぐ伸びた背筋に
「皺くちゃの顔」
開発の方作ってて違和感感じてないんでしょうか？
ちなみにケテンラムって普通に考えて100歳近いと思うのですが、
この後7.1以降何か大きな動きある重要なキャラなんですよね？
これで何もなかったら失笑ものです。

●序盤の継承レース中、エレンヴィルのすぐそばでバクージャジャが、
「あとであいつらが□□の時に〇〇してやろっと。ぐふぉっふぉｗｗｗ」
みたいな発言してるのに、耳がめちゃくちゃ良いヴィエラ族が聞こえてないわけないですよね？
といった突っ込みどころ満載過ぎて、片目瞑ってプレイしたら楽しめたけど…
みたいな粗が多過ぎます。
バクージャジャに踏まれたタコスをヒカセンは結局食べれてないし、シナリオライターさんタコスのこと忘れてない？

●ウクラマトは劣化版ルフィみたいだし、みんなの笑顔が好きな理由が全然わからない。
キャラの掘り下げがなさすぎて感情移入しにくい。
グルージャの母親、ウクラマトたちの母親についても一切触れないのはおかしい。

●ジョブクエNPCのセリフ更新がなかった。
もうジョブクエは過去のものとして金輪際ヒカセンと関わらないってことでしょうか？
ロールクエでも懐かしいNPCメンバーが出て来たが、ロールクエ完了後にそのNPCに話しかけに行っても台詞の変化がありませんでした。
6.0の時の話に遡りますが、
ジョブクエ全部やってこいと言ったにも関わらず、忍者NPCなんかは誰1人メインに関わってこなかったし、
忍者がメインに一切関わらなかった理由も吉田Pから説明されないままですし、
本当に色々と手抜き突貫工事と言われても仕方ないぐらいに作り込みが荒い。
いちプレイヤーが1回プレイしただけで違和感感じまくりなのに、開発の方々は誰も気付かなかったんですかね。

●アルカディアも一通りやりました。
他人の魂を使用して娯楽に使ってるシナリオは、さすがにメインを終えた後の今の心情からは若干受け入れがたいものがあります。
それでもこの国の人たちの文化や思想なので仕方ないことも理解できます。
2層のBGMやノリ、ボスのキャラ（いかにも男性が好きそうな男に媚びに媚びたキャラ）が生理的に無理で気持ち悪くて、正直この先FF14をプレイし続けられるかなって自問自答してしまいました。
3層の後から、やはりアシエン絡みかな？
という展開が見てとれたので、今後に少し期待はしています。

暁月のようなシナリオはさすがにもう二度と作れないと思いますけど、
そこそこのシナリオを期待していただけあって雑だなあという印象でちょっと落胆しています。
新人育成も良いけど、上の人たちはもっとしっかり後輩を見てあげた方が良いと思います。
「あんた何様やねん」って言われるかもしれないけど、
もっと他社様製品のゲームをプレイしたり映画等も沢山見た方が良いと思います。
今後のFF14に期待しているからこその辛口コメントとして聞き流していただけると嬉しいです。

[tukihami]

アルカディアのストーリー、スフェーン崩御の悲しみから国民を救って盛り上げるために闘技場バトル！みたいな感じで楽しそうだと思ってたんですけど、いきなり第一部で激重展開になっていたのでせめてもう少し楽しい雰囲気を維持して欲しかったかな…とは思いました。

実況の人も言ってたけど、あの話聞いて楽しんでバトルは出来ないよな…。

[pontaFlet]

メインクエとサブクエを楽しませていただきました。
どちらかというと悪い感想が多いです。

メインストーリーは、大筋を見ればプレイ前に抱いていた想像よりも壮大で、素晴らしい展開でした。
ですがキャラクターの人物描写が大味でストーリー展開の素晴らしさを潰していると感じました。

個人的な好みで言えば王位継承戦は友好部族クエストのようで楽しめました。ウクラマトは青くて微笑ましかったですし、ギャグテイストで始まったので細かい粗さが気にならず、新しいキャラ・物語の導入として素直に楽しめました。
難点を言うと前半は山場の山が低いので少々中だるみを感じました。
後半に関しては重いシリアス展開なことも相まって、キャラの言動一つ一つの粗さ（シナリオに動かされてる感）が際立って感じてしまい、苦手な作風でした。
そもそもですが、大型パッチであるx.0のストーリーは一本のゲームとして見て遊んでいるので、前半後半でストーリーが独立している作りは好きではなかったです。

■好きではなかった点

・改造列車前後のムービー。トライヨラ襲撃直後で重い空気だったのに突然明るいミュージカルを見せられて混乱した。

・ヘリテージファウンド突入以降、ウクラマトが呑気過ぎる。
　彼女は既に王なのに、侵略戦争をしかけてきた国の王を簡単に信じる展開が不自然だった。信じたが故に失態をする展開もなかった。

・スフェーン登場から不穏な演出が続いたのでミステリー展開かと期待したが、予想よりも平凡な真相しかなかった。

・ゾラージャの掘り下げが少ないので、討滅戦で気持ちが盛り上がらなかった。
　現状彼は私の解釈では、親離れできていない尊大な中年子供なので、討滅戦は家庭内不和の尻拭いをやっている気分になった。

・スフェーンの意見が終始フラフラしており、400年近く王として国を治めているはずだがその風格も無く、どういう目線で彼女を見たらいいのかわからなかった。
　実は人格データ側の意思は基幹システム側の合理的な判断で上書きされてるというカットシーンでもあったら面白かった。

・女王スフェーンと民は頻繁に交流している描写があるものの、実態としては双方が、偶像としての女王と偶像としての民しか愛していない、おままごとの国に感じた。しかし演出上は、優しい女王！正義vs正義！のままエンディングを迎えて、茶番に感じてしまった。
　スフェーンにかけられた永久人第一主義制約を解除する展開や、スフェーンを子々孫々と悪意なく利用し続けている国民がスフェーンに贖罪する展開を期待していたが、特に何も無くスフェーンを倒して終わってしまった。

・リビングメモリーで味方メンバーが、永久人を人だと感じる描写と普通に観光を楽しんでいる描写があり、このキャラたちは情緒が変だと思った。

・リビングメモリーの風景に全くワクワクしなかった。
　個人的な好みに合わなかっただけですが、6.xから最終章まで引っ張って期待させてくれていた黄金郷が、全然黄金感が無く、現実で見たことあるような街並みで気落ちしてしまった。

・ヒカセンの発言の選択肢で「……」が少ない！
　7.0は選びたい選択肢がなかったり、ヒカセンが口を挟む場面ではない時に選択肢が出ることが多かったので、「……」をもっと増やして欲しかった。

■FF9のオマージュについて

バッドストーリーIF展開を見せられているようで明確に嫌いでした。
これがファンゲームなら楽しめますが、公式のゲームでは楽しむ気持ちになれません。
FF14のストーリーが見たくて最新パッケージを買っているのに、なぜ思い入れのあるFF9の悲惨な世界バージョンを見せられているのか…。二重の意味で嫌でした。

■好きな点

・表情や視線の演出が細かく、言外のキャラの感情表現が更に豊かになっていてすごい。
・カメラワークが良い。適切な表現か怪しいですが、映画っぽかったです。今までのパッケージストーリーの中で一番、映像演出が素晴らしかったです！
・トライヨラに向かう船上での、ヒカセンの手際いい防壁展開。リヴァイアサン！
・王位継承戦のウクラマトが若くて微笑ましい。素直で可愛い。
・コーナの試練辞退演出。ベタながらも石板を撃ち抜く演出はカッコよくてテンション上がりました。
・スフェーンの見た目と声が可愛い。
・声優さんの演技が全員すごい。バクージャジャの笑い方が彼の人物像に合い過ぎてて笑った。
・サブクエ！7.0の連続サブクエが各部族の補完ストーリーになっていて楽しかったです。
ジョブクエはまだ全ては遊べていないですが、レンジロールクエはギャグテイストで楽しく、ギャザラー万貨街クエは涙腺が緩みました。

■期待していた展開

世界を救うシリアス展開に飽きていたので、7.0はバカみてーな展開を望んでいました。
・暁で競争だ！武闘大会でヒカセンが皆んなを拳でわからせるぜ！
・黄金郷の謎に迫る！拳でわからせたヴァリガルマンダの背に乗って、いざ天空の黄金郷へ！
・ゾラージャ兄さんの危機を弟妹が救う！トライヨラは武王理王慈王の3連王でやっていくぜ！
・スフェーンがバグって無限増殖！なんとか解決したけど3人になっちまった！3連王ってことでお互い頑張ってこうな！

私はFF14をストーリー目当てで買っています。メインクエ、サブクエを楽しむために遊んでいます。
今回はメインストーリーが部分的に好みに合わなかった演出もありましたが、黄金のレガシーを作ってくださった皆様に感謝しています。
これからも面白いストーリーを期待しています！

[Taumiqo]

アルカディア、私はもっと話が重くなってもいい。

当初、あまりに軽いノリのレイドでしたので、
あぁ、また事件屋のノリかなぁと思ったり、
そんな事よりもっとヒカセンにしか出来ない事があるんじゃないの？
なんて思ったんだけど、重い話も出て来て、物語を追う楽しさは出来ました。

[ami_sora]

アルカディア・・

対戦相手は魔物の魂で強化するから生身のこちらは８人でＯＫ、それで公平だって設定に、「えっ」と感じたのは自分だけでしょうか。
今回のレイドって、コロシアム的なルールに基づいた舞台（いわゆる興業）なんですよね。この設定にすごく違和感を感じました。
今までのレイドは、化物（人外的）な相手との野良バトルだったので１対複数で違和感ないけど、今回の舞台設定は違和感がぬぐえないというかすごくご都合主義に感じた（こう感じたのが自分だけだったらごめんなさい）。
オメガもちょっと似たような設定といえるかもしれないけど、あれは興業ではないし、最初から人外の歴代強者モンスターが相手だったので違和感はありませんでした。

[Lily_chocolat]

ウクラマトの「みんなの笑顔を守るため〜」って思想に限って書きます。
率直に言うと「笑顔が好き」という彼女の気持ちの内容に具体性が無さすぎる、逆に言えばなぜ民の笑顔が好きなのかがわかるような行動の描写を付け加えれば、プレイヤーに分かりやすく伝わったのでは、と思いました。
例えばトライヨラの民一人一人の名前を覚えて「よっ！〇〇！元気にしてるか？」って声をかけてたり、ベタですけど困ってる民を見かけたら駆け寄って「どうしたんだ？あたしが何とかしてやるよ！」って言ってお悩み相談とかお使いをして解決し、民が笑顔で感謝して去っていく所を見てウクラマトも笑みを浮かべてたりして「誰かが笑顔だとあたしも嬉しいし悲しんでたらあたしも悲しくなる。もし誰かが暗い顔をしてたら一番に駆け寄って助けてあげたい」って趣旨のセリフを言わせれば「ああ、彼女は民に笑顔でいて欲しいんだな、幸せでいて欲しいんだな」って伝わったと思うんです。コーナも「皆さんには幸せでいて欲しい」って言ってましたし無理なくさすが兄妹だなあ！ってニヤニヤできたと思うんです。
笑顔ってあくまで結果の事象であって原因ではないですよね？ウクラマトがすきな笑顔、その原因に焦点を当てる機会が無かったのがモヤモヤ感の素だったのでは、と愚考します。

[SayakaUmezono]

アルカディアをやった結果ますます言いたいことが増えたのでご清聴ください。
尚、アルカディアのネタバレが多々含まれますので折りたたみにしておきます。

・他人の信仰/価値観の否定を気軽にしないで欲しい
マムージャ族のあたりから薄々思っていましたが、
ウクラマトの「お前は間違っている」という傲慢さに満ちた言葉が嫌いです。
せめて「あたしはお前を認めない」でしょう。

他人には他人の文化/信仰/価値観があります。
それは他人が人生を歩んで培ってきたもので、気軽に否定していいものではありません。

業に満ちた行為であるなど本人たちがわからないはずがないでしょう。
倫理に反している事は百も承知のはずです。
それでもその行為に手を染めた以上、余人には伺い知れぬ苦悩や嘆きがあったはずです。
王たる器とはその苦しみに寄り添い、手を貸すことじゃないでしょうか。

そしてアルカディアの方を見てみましょう。
開幕光の戦士による「魂を使うのをやめろ」という暴言がお見舞いされます。
もちろん、魂を資源として使うのは私達の倫理観からすると認め難いものがあります。
でもここ、よその国なんですよね。

この魂資源というのは一部トライヨラから略奪されたものでそういう意味でも認め難いものはありますが。
その辺の糾弾や精算を本編でやってないんですよ。
原初世界の倫理観的には認められないことである→じゃあ過程なしでこいつら否定していいね！　とはなりません。
「自分は使わない」はまだしも、他所の国に対していきなりそれやめろは度が過ぎています。

仮にアレキサンドリアの国民がレゾネーターを支給される時に
「自分たちは魂資源の恩恵を得る代わりに自分が魂資源にされる事に文句を言いません」と契約を交わしてたらどうでしょう。
そこに因縁をつけるとなると完全に個人の感情の押し付けになってしまいます。

この国を否定したかったら、この国がどうしてこうなったのか
この国は悪なのかどうか、その辺の検討と掘り下げが必要だったと思います。
「知って、感じて、考えて」を前半あれだけ擦ってたじゃないですか。
なんで中盤から唐突に投げ捨てるんです？　知る機会をくださいよ。

アルカディアのバトルは楽しかったです。
ただ正直本編でアレキサンドリアという国にちゃんと向き合って来なかったせいで、この悪趣味な国に対してどういう姿勢でいればいいのか超絶もやもやするんですよね……。

これ！めちゃくちゃ分かります。最初の選択肢あまりにも「ライターの思想」を喋らされていて見ていて気分が悪いどころかもはやキモかったです。私の可愛い大切な自キャラをライターの思想を喋るお人形にしないでください。お願いです。その子はアウラ実装の頃から大切にこだわって使ってきた私の分身なんです。間違っても脚本のお人形じゃないんです。本当に、お願いですから、金輪際こんな選択肢はやめてください。

[evilnoillim]

7.0、話の流れはすごく面白かったです。今回のラスボスは物言わぬメカか…と思っていたら、蓋を開けてみれば人vs人でとてもアツいバトルでした。楽しかったです。ありがとうございました。
元々トラル大陸に興味津々だったのもあり導入部分は苦になりませんでした。
一方であえて省いたとは思えないくらいすっ飛ばされた場面が多かったと感じました。長いですがずらーっと書かせていただきたいと思います。

気になった点

・ボイスのないカットシーン
カットシーンのクオリティが上がっているからか「あれ？ここはボイスないんだ」と感じた箇所が多々ありました。ボイス付きのカットシーンから地続きだったり、結構重要なシーンだったりで、「ここはボイスあった方が良かったんじゃないか」と感じた箇所がありました。
・イヒーハナ祭
葦が一瞬で成長したのでびっくりしました。ファンタジーと言われたらそれまでですが。
・ウクラマトの爪
痛そうでした。あとその爪でよく秘石嵌めれるな…と。
・列車を全員で作業するシーン
作戦前夜ということで緊張感を感じつつ見ていたのですが、えらく明るいBGMが流れているのでもしかしてこの人たちまったり和気藹々と作業してるのか？と温度差を感じました。
・ラスボス最終フェーズ
「想いのぶつかり合い」という感覚だったのですが、そのわりには勝ちが確定しているような明るめ（軽め？）のBGMが流れていて少しだけ違和感を感じました。
・エンディング
ボイスが聞き取りにくかったので調整してほしいです。

人物描写など

・ウクラマト
リビング・メモリーを「失われざる世界（アンロスト・ワールド）」って名付けた時は違和感がありました。「そんな利いたこと言えるキャラだったの？」って思いました。
・バクージャジャ
態度が変わりすぎていて本当に同一人物なのか疑わしいです。
言動が180°変わってて「序盤での行動が振りだったんじゃないか」と思わないと納得できないんですが、それにしては本心からとしか思えない問題行動が多く、悶々としています。
父子関係に問題があったことはわかりますが、ひとりよがりで身内に対しても傍若無人に振舞っていたバクージャジャが、他人を認めるに至ったその理屈が分からなくて困惑しました。
・ゾラージャ
結局何を考えていたのかよく分からないです。独りで彼なりに苦悩を抱えていたこと、父を超えたかったことなどある程度予想を立てることはできるのですが、それがどう行動と結びついていたのか。当てつけのようにトライヨラを滅ぼすことにしたのか、いまいち釈然としません。
ウクラマトに対する「おぞましい感情」は憎悪？嫉妬？
過去視があったわけでもなく、ガレマール帝国の時のように頻繁にカットシーンがあるわけでもなく「敵側の動向」が分からなかったです。
・サレージャ
何を目指していたのか不明です。本人の思い描いていた「黄金郷」像は正しかったのか、乖離していたのか。それをどう利用するつもりだったのか。悪役だということはわかりましたがそれ以外明かされることなく退場していまいました。
・カフキワ
「うっかり」は何だったのか。母の死因を知ることができなかったエレンヴィルがちょっと可哀想だなって思いました。
カフキワ的にはあまりにポックリ逝ってしまって恥ずかしいとかあったのかもしれませんが、「うっかり」に対してカフキワ自身はどう捉えていたのか気になります。
・スフェーン
何を打ち明けようとしていたのかわからなかったです。
侵略するつもりで次元圧壊を引き起こしたものの、ウクラマトに絆されて決意が揺らいだことはわかりましたが、そのあとそれらを諦め、改めて決意を固めた理由がわかりませんでした。
「ウクラマト一行にゾラージャを討ってほしかった」のか「侵略のためにゾラージャをあてにしていた」のかもちょっと分からなかったです。どちらも？
「ゾラージャがいたから他の世界へ侵略に行けず、原初世界への侵略もゾラージャが倒れたことで失敗した」ということ？
そこまで打算的ならなぜ揺らいでいたのかがわからないです。「侵略することばっかり考えてるじゃん！」って思います。

他、描写不足を感じたところ

・いつの間にか盗まれている鍵
・いつの間にか合流しているウリエンジェとサンクレッド
・いつの間にか復興しているトライヨラ
・機会兵を見てスフェーンが言い淀むも機会兵とゾラージャが繋がっていたのかどうか断言できない
・スフェーンは取引の対価としてどういった内容の要求をしたのか、「何でもできる」とは何を指していたのか
前者は人の魂だと思いますが、スフェーン自身はどこまで提示したのか。後者はたぶんエレクトロープのことかなあ？って感じです。
この後おそらく対等に取引が結べなくて傀儡になってしまうんだと思われますが、スフェーン自身がどこまで条件を出したかによってもちょっと受け取り方が変わってくるかな…と
・次元圧壊／融合が起こった時、人々はどんな様子だったのか、「あの日」以降どのように融和を果たしたのか
パニックになったり、反発はなかったのでしょうか。
30年の間、隔絶された状況で現地民たちはどう思ったのか。どういった心境で故郷を捨てて生きてきたのかわからなかったです。
・クルルの両親の死因
追われていて、赤子を受け渡したあと「引き返した」ということはそういうことなんだろうと思っていますが、直接的にははっきりしていません。

こういった合間の話は今までだとだいたい過去視で解決していたと思うのですが、今回そういう場面はなかった上で後手に回ることが多かったので少し残念に思います。「ヒカセン目線でもキャラクターの内面や行動原理等が分からない」というのが今回脇役感を増やしている一因でもあるのかな、と。ウクラマト主軸で物語が動いていくことには異論ありませんでした。
無理な話かもしれませんが、○○秘話のような形での補完ではなく、本編中に挿入する形での補完をしていただきたいな…と思いました。

[Dolch]

アルカディア・・

対戦相手は魔物の魂で強化するから生身のこちらは８人でＯＫ、それで公平だって設定に、「えっ」と感じたのは自分だけでしょうか。
今回のレイドって、コロシアム的なルールに基づいた舞台（いわゆる興業）なんですよね。この設定にすごく違和感を感じました。
今までのレイドは、化物（人外的）な相手との野良バトルだったので１対複数で違和感ないけど、今回の舞台設定は違和感がぬぐえないというかすごくご都合主義に感じた（こう感じたのが自分だけだったらごめんなさい）。
オメガもちょっと似たような設定といえるかもしれないけど、あれは興業ではないし、最初から人外の歴代強者モンスターが相手だったので違和感はありませんでした。

自分も最初は8人がかりでいいの？とは思ったんですが、それはヒカセン的思考であって
普段は強化してない人間とのマッチだと1：20とかで蹴散らしてるんだろうな、と脳内補完しました
（古代コロシアムフィクションの戦車対奴隷みたいなもの）

アルカディアは魂蝕病を加味しても（ヒカセンが敗北したら多大な被害が出るのと比べたら）普段より軽いノリで、BGMや雰囲気を含めて楽しめてます
逆に次回から獣の魂投入しすぎてグチャグチャな異形出てきたら興醒めかもしれない