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  1. #1
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    sin_t's Avatar
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    Raymond Austin
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    7.0〜7.1をスキップせずにプレイしました。
    申し訳ないですがあまりのレベルの低さに驚くことの方が多かったです。
    特に7.0はひどく、ユーザーに対する考慮を感じられないただただぶつ切りになった『エモいような何か』を詰め込んだシーンの連続を見せられるのは苦痛に近いプレイ体験でした。

    全体としても民族間の価値観の違いというかなりセンシティブなテーマを扱っているわりに、
    それぞれがたいした意見の衝突などもなく『考えを尊重する』といった名目やちょっとした演説でふんわり鞍替えして穏やかに話が進み、
    そうかと思えば唐突にアレクサンドリアの人々の死生観に批判的な反応を示したりなどキャラクターの思想が絶えずブレるのが非常に気になりました。
    例えるなら、共通のお題を与えられたライター数名がそれぞれぶっつけ本番で短編を発表しているのだろうか? と首を傾げるような感覚です。
    露悪的な描写を除けば終始ぬるま湯のようなシナリオです。

    特にゾラージャについては意味不明に近く、序盤ではやや真面目ゆえのコミカルさがある動きをしていましたが、後半で唐突に父親への憎悪を顕にし、そのまま親子関係とその後の家族関係に重大な問題を抱えたよくわからない存在として終わっていきました。
    それについても継承式で彼が行方不明になっていることにほぼ言及されず、あげく無邪気に自分とコーナだけしかいない石版を作るウクラマトの存在が、おそらく意図していない方向での「そらそうなるわ」という納得感を与えてしまっているのは非常に良くないと思います。

    7.1において多少の掘り下げめいたものでかわいそうっぽい属性が付与されたのも首を傾げます。
    なぜか「ゾラージャの掘り下げはあれでいい」という方も散見されますがむしろ逆です。
    自分と同じ特徴をもつ子を見た瞬間に錯乱するレベルの不遇を受けているのであれば何があったかを徹底的に掘り下げるべきです。
    そうでなければこの物語における聖女・主役のポジションであるウクラマトが『長子が人格崩壊するレベルで歪んでいる家庭環境にすら気付けないし、片鱗を感じ取っても過去の記憶から連想できず反省もしない王としては致命的なボンクラかただのサイコパス』(そしてプレイヤーたちはそれを持ち上げる愚か者)ということになります。
    ライターがそのつもりで描写しているのであれば良いのですが、周囲の持ち上げ具合を見るにどうやらそうでないようですね。
    というか、わざわざ作劇上ではかなり稚拙な部類に入る『第三者のセリフでウクラマトの素晴らしさを説明させる』あたり書き手側も描写のまずさを理解してそうなのがまた悲哀を誘うなと思いました。さすがに素ではやってないですよね…?
    もしかしたらSNSで「エモ~」をしてもらうためにわざわざ画像で残るセリフ形式にしているのか、と邪推をする程度にはやり方がまずいなと思います。

    近い立ち位置の存在としてはヨツユがいるかと思いますが、彼女にはゴウセツという最後の選択肢が与えられています。
    そのうえで『もう戻れない』という結論を出したので納得感がありました。
    かといってアサヒのように突き抜けさせるわけでもなく、中途半端に『かわいそう』と繰り返して結局ゾラージャをどうしたかったんですか? とひたすら疑問です。
    私はゾラージャが好きなんですが、語られないところを邪推して可哀想がるのはもっともたちの悪い行為だと思ってます。
    それこそ、そういうことを繰り返されてゾラージャは狂ったのでは?そういう意味でも彼については徹底的に知りたいですね。このままでは推すことすらできません。

    そもそも親子関係の歪みというやや現代的なテーマを選んでおいて、『悪い親子関係のせいで価値観が歪んだ子が道を誤ったまま救われず孤独に死にました』と言われても「それは現実と同じですね」としか言えないんですよ。
    今後もしゾラージャが復活して、『お前はもう一人じゃねえ!青い鱗のフビゴ族はここにもいるだろ!』と言われるような展開があったら笑いますね。ないと思います。ただ、正面から戦ったグルージャジャは死にましたが、卑怯な不意打ちをした2名は生存してるのが不気味で仕方ないんですよ。たぶん何も考えてないんでしょうが。
    そして復活したとしても『ウクラマトに対して素直で物わかりのいいゾラージャ上位互換のグルージャ』がいるのがひどい。
    このゾラージャに対して詰みとしか言えない状況を無意識で作り上げたなら才能がありますよ。
    というわけであらためてライターの方にお伺いしたいのですが、あなたにとってゾラージャ、というよりFF14のキャラクターとは何ですか?

    あと随所にこれまでのオマージュと思われる描写が挿入されていますが、結論を言えば焼き増しレベルでしかありません。オマージュは製品本体の質を保ってからやるべきです。
    あとこれはあまり言われていませんが、エターナルクイーンですらサガフロンティアT260G編のラスボスをオマージュしていらっしゃいますよね。
    『ヴァーチャルシフトという技をトリガーに背景の世界が変わる』『敵がダメージを食らうごとに背景にノイズ(亀裂)が走る』というのはなかなか偶然の一致とは言えないかと思います。
    すでに同じ対象のオマージュが紅蓮のアレキでも行われていることも存じています。
    そのうえで開発にお尋ねしたいのですが、花形であるメインストーリーのラスボスすらヨソからの借り物を使って良いと判断したのはどなたになるのでしょうか。
    私はライターの方々を応援していますが、唯一その方だけは好きになれなさそうだな、というのが本音です。
    『それそのもの』であることに意味があった漆黒とは根本的に違いますよね。それとも私が存じ上げないだけで、すべてのラスボスの大技はヨソからの借り物だったのでしょうか。そうであれば申し訳ありません。

    ここまで比較的マイナスに語っておりますが、私は石川氏のシナリオを『質は良いが合わない。勝手にアゼムにされるのが嫌だ』と感じていたので、今後の黄金については大いに期待しております。
    なにより7.1のラストは確かに「おお」となりました。本当に書きたいものはおそらくこちらだったんですかね。
    だったら7.0を丸ごと削除して7.05くらいから書いてくれよあんな手抜きみたいな物語出すくらいならさ、と言葉が多少荒くなりそうになりますが、これから上向いていくような予感も確実に感じています。
    あとこちらは個人的な見解なのですが、現状のストーリーに主に携わっている方々はヒカセン添え物傾向が強いと思います。
    ですので、中心に違うテイストの方をもっと迎えるほうが物語に深みが出るのではないでしょうか。
    長くなりましたが、今後もしっかりとストーリーを読ませていただきたいと思っておりますので、今後の展開を楽しみにしております。
    (76)

  2. #2
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    Emoo's Avatar
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    Quote Originally Posted by sin_t View Post
    ここまで比較的マイナスに語っておりますが、私は石川氏のシナリオを『質は良いが合わない。勝手にアゼムにされるのが嫌だ』と感じていたので、今後の黄金については大いに期待しております。
    アゼムにしたのは石川氏ではなくおそらく吉田氏では?
    その設定をベースにシナリオを書いたのが石川氏であって。
    (8)

  3. #3
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    kakelu's Avatar
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    Quote Originally Posted by kakelu View Post
    私は黄金のストーリーを「光の戦士の足跡をウクラマト主演で振り返るミュージカル」と取りました(以下略
    私自身は一番シナリオ都合で動かされたのはウクラマトだなって思っています
    ここでこれを言う、この役割を担うってのが全て決まっていてウクラマト自身がどう思うかが描かれていない
    ヒカセンの役割を演じる事を中心にされてしまって、ウクラマト本来の姿が書けなかったのではと
    6.Xで出てきた時と印象がまるで違うので、彼女もまたシナリオ都合で動かされた人だなって思います

    黄金のシナリオに関しては描写不足もですが、一般人からすればデリカシーがないと取られる場面が多く読み手が感情移入できないのも問題だと思います
    個人的に引用元で書いた病の件もそうですが、食の試練でゲーム内でプレイヤーの禁止行為となっている敗者煽り行為をした事は特に許せなかったです
    その手前の場面でバナナの皮を手に入れる際に、シャブルクビピルがマムージャとシュバラールの融和によって出来た料理であることを「知って」いるにも関わらず
    勝者となった瞬間にその事を忘れ、融和を表す料理の前でその種族をもう一方の種族が煽り争いの構図を再現してしまった上に歴史まで踏み躙る行為を行った事は極めて問題だと思います
    あれを「勝ち名乗り」として表現しているのであれば、そうではないですし適切な場面ではないといいたいですね
    あの場面でなら「この料理はマムージャとシュバラールが協力して作った料理だって知ったんだ、だからバクージャジャも兄さんも一緒に食べようぜ!」と融和の歴史を再現する表現ができたと思います
    その声かけの上で二人が内心で思う所があり去ったなら、王の器とは何かを見せつけられた故の諦めと焦りからくるものとしてその後の話に繋げられたと思います
    過去のメインクエストで「敗者が勝者を許せるかどうか」について問われたのもあって、あの場面であの表現は良くなかったと思いますし
    誰も止めたり諌めなかったのも、より読者の感情の乖離に拍車をかける形になりました

    もう一つは気球に乗る場面で、怖いから手を握ってて欲しいと言った時のものですが
    6.Xでコリブリを前にして一瞬止まってしまった所や、船酔いしつつも救助を行う所から強がりなイメージを持たせてあるのに
    急に弱い面を全面に出したので、キャライメージの乖離が起きてしまった
    あの場面なら大丈夫だといいつつ、手が震えてるのをカットシーンで入れて
    ヒカセン側から「手を握っててあげようか」と声をかけた方が良かったのではないかと思いました
    それで頼むとなるならば、そこまで嫌な感情を持つ方はいなかったと思いますし
    大丈夫だと突っぱねて乗ったけどやっぱりダメだったって方が弱さの演出としては不快にならなかったかなと
    現状だと弱さよりもぶりっ子みたいなイメージになってしまって、男女双方から印象が悪くなりがちです

    アメリカ大陸を舞台にしてるのにスキンカラー言及は、ちょっと色々まずいなと思いました
    生まれる筈ではなかった奇跡の子同士、血の繋がった親子というのを表したかったのだと思いますが
    適切かどうかと言われると疑問を呈するものだと思います
    日本人だからこそ血の繋がりの表現かと捉えられますが、海外ではスキンカラーの言及はデリカシーがないと見られてしまうのでグローバル展開する作品として留意しなければならない表現もあるかと思います
    色を言及しなくても普通に「グルージャは兄さんの昔の姿にそっくりだろ!」で良かったかなと
    ウクラマトは幼少期のゾラージャの姿を「知って」いる筈なので、その姿と今のグルージャがそっくりであるという事で血の繋がりだと捉える事が出来ると思います
    こう言った細かい描写の読者感情との乖離が多く見られたのが、残念な部分だと思いました

    個人としては6.Xで出てきた時点でウクラマトを好意的に思っていただけに、7.0からキャラの印象がブレてしまったのが非常に悲しいですし
    担いだ斧でヒカセンの顔が隠れる等の演出面での不備も相まって、キャラを好きになってもらえる方法はいくらでもあった筈なのにそうならずにヘイトをかってるのを見るのも辛いですね
    キャラを好きになって欲しいのか、嫌いになって欲しいのか分からない表現になってしまっているというのが最終的な感想になりました
    (82)
    Last edited by kakelu; 11-20-2024 at 02:16 PM.

  4. #4
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    sin_t's Avatar
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    Quote Originally Posted by Emoo View Post
    アゼムにしたのは石川氏ではなくおそらく吉田氏では?
    その設定をベースにシナリオを書いたのが石川氏であって。
    まさか黄金感想スレッドでそこに反応が来るとは思わなくて驚いています。
    「おそらく」ということですので、コメントの内容はあくまでEmooさんの推察にすぎず実態は不明という認識でご返信しますね。

    そうですね、吉田氏はディレクターですのでその可能性はおおいにあります。
    しかしながら今回私がその発言を入れたのは『石川氏のシナリオが合わない』という主張に対して、例えばどこがという補足として出したにすぎません。
    暗黒クエも合いませんでしたので「実際のところアゼムにしたのは誰か」というのは私にとってはあまり重要ではない要素です。
    たとえば石川氏以外の方、新生蒼天紅蓮黄金のライターがアゼムという存在を描いた場合には好意的に受け止めていた可能性も十分あります。
    また私は吉田氏が少なくとも最近は14のシナリオにほぼ関わっていないと考えており、そう思うに至った根拠も持っておりますが、これ以上はスレ違いになりますので割愛します。
    (6)
    Last edited by sin_t; 11-20-2024 at 09:24 PM.