正直キャラクターの印象が薄かったり、ヘイトが高かったりするのは仕方ないと思う。
新生の頃のサンクレットもアルフィノも印象も薄ければ良い印象もほぼほぼ皆無だったもの。

何ならミンフィリアも嫌いだったし、一番好感持てたのは自ら身を投げ出せたムーンブリダぐらいだった。
新しいキャラクターが評価されるのはこれからだと思うので
その…いろんな意見をぶつけられると思いますが。
今後の十年に向けての布石だと思うし、まだ仕込みの段階、種をまいている最中だと思うので
漆黒のようにプレイヤーをフルスイングで返り討ちにするような展開を楽しみにしてます!

それは置いておいて
感想としてはキャラやいろんな設定の掘り下げはあれでよかったと思う。
話し合いを重きに置いたシナリオだったし
積極的だったウクラマトと話さないゾラージャという対比はあってよかった。
積極的だったのにプレイヤーの「好き嫌い分かれるウクラマト」
話さないから「もっと知りたいゾラージャ」
的確な情報が簡単に貰えると好きになる努力ができなくなるっていう
人間の感情の面白さがわかるシナリオだったと思う。
コエチカが便利すぎただけで会話って大事だよ。みたいな?

そのおかげで
一騎打ちにこだわったゾラージャが、魂を二つ持つことを受け入れたり、子供を作ったりしたのも
親から貰えなかったもの、自分が持っていないものを自分でそろえてまで父親と同じ土俵に立ちたかったのかなぁ、とか答えのない答えを探す面白さとか
この感情がグルージャの今の感情なんだって余韻に浸ることができたと思う。
モヤモヤする、とも言うけれど。

終盤に関しても
親子を描いたり、心揺さぶる展開を集約していたけど
「これってどこまでのAIなら生物として認めるか」
「人間とAIの違いって何?」
みたいな割とタイムリーな話題をFF14で偽装してプレイヤーに投げかける
みたいな感じも考察や解釈しがいがあってよかった。

名称や音楽はFF9からだったけど
父の足跡を追ったり、自信と比較したり、終盤の設定とかどちらかというとシナリオはFF10よりかな?とは思った。

長くなったけど
あと十年続けてみよう。と思えるいい幕開けでした。