先日、遅ればせながらメインストーリーをクリアしました。
耐えられずに飛ばしてしまった箇所がいくつかある、という程度の出来でした。

個人的には新生よりも評価が低いです。特に王位継承以降は「プレイヤーへの説明を放棄しているシナリオ」になり、非常に不愉快でした。
ゾラージャの苦悩・スフェーンと永久人とアレキ国民達の関係・ドーム出現からの30年の歴史等、こちらで行間を補完しなければならず、金を払って読むレベルに達していないと思いました。
もちろん、設定はあるがまだ語っていないだけの部分もあるでしょうが、読む側からすれば書いていない事は無いのと同じです。
新生でもNPCに共感できなかったり、好きになれなかったりする事はありましたが、新生は拙くとも説明だけはしていました。スポットが当たっているのに人物の背景がシナリオに存在しないという事は、少なくともメイン級のキャラにはありませんでした。

まあ、この辺は納期とか工数とか色々あったかもしれないし、改善する事を期待しています。

一番キツかったのは、FF9をこれだけフューチャーしているのにも関わらず、BGM設定担当からFF9に対するリスペクトを一切感じなかった事です。
チャンバラBGMが劇の余興の剣舞ではなく、直後のヴォルケーノアサイラム突入で聞こえてきた時。
“守るべきもの"がオーティス戦ではなく、無関係の闘技場で聞こえてきた時。
耳を疑いましたし、失望でコントローラーを置きそうになりましたし、該当ムービーは即座に飛ばしました。


BGMは今までのメジャーパッチの中でも一番好きです。良かったです。