瞳のハイライト、今の粒々な表現が正しいとして
それでもソフト円ブラシみたいなぼやけた感じはできることなら見直して欲しいですね。

というのも、色々な素材の質感がリアルになった、けれど光が当たった眼球の質感は?
鈍く濁ってるというか粘性が強すぎるというか何だろう…リアルとも違うし、綺麗とも思えなくて。
それら目元の要素はキャラクターの感情表現にも影響してしまうので残念に思っています。


PC版FF16の発売とのことで、体験版で久しぶりに16のキャラを見たんですが
なるほど眼球の表現はとても似ているようです。
目元の暗さ、ハイライトのぼやけた感じや虹彩の縁取り感、形状由来で黒目と白目の境あたりに線状のハイライトが入る所とかもそうだなーと。

でもFF16では特に違和感はなく。
リアルなキャラクター、映画のようなライティングと空気感のある映像でこそ馴染む表現があるとして
それを16ほど高精細ではないグラフィックス上で用いるとしたらどうか。
以前より解像度が上がりリアルになったと言っても、今のFF14ではちぐはぐな感じになるのかな?という印象。

極端な話
昔のカクカクなポリゴンキャラに物凄くリアルなテクスチャを貼り付けても奇妙ですし
二次元的な表現と、現実においては正しいとされる表現の、いいとこ取りみたいな調和の取れた美しい見せ方はやはり難易度が高いのだろうとは感じました。
人中や肌の質感、フィールドや天候表現の状態もその類かと。

FF16の、言葉を用いず表情や仕草で語る手法もすごいと思いますが
そのままの形でFF14で通用するかというと…?
二次元的、記号的な表現が強いFF14においては目の感情表現の比重も大きいと感じていて。(目元の造形から瞳のハイライトも含めて
そこに、鋭いものが丸くなったり、有ったものが無くなったり等、土台を揺るがす大きな変化がもたらされたなら、どんなに顔アップでカットシーンを挟んでも伝わらないものが出てくるんじゃないかなーと。正しいかはさておいて、そうして欠落したものに代わるものがないとしたら、表現として不十分なのではないでしょうか。

言葉でも絵でも、伝えたいことが届くように工夫を凝らすわけですけど
例えば技巧にこだわって伝えたいことがぼやけたら、どんなに素晴らしい方法でも本末転倒だし勿体ないように私は思います。