初めてフォーラムを利用します。
至らないところもあるかとは思いますが、ご容赦ご指摘いただけると幸いです。
昨今Youtube等でのFFXIVプレイ動画や攻略情報等を目にする機会も増えました。
ゲーム内のPT募集でも動画配信を行っている旨の説明をよく見かけます。
そこで、表題のファイナルファンタジーXIV 著作物利用条件について、
3. 本著作物の利用条件
② ネット上の利用に関する条件 内に記載されている以下の条文
(2)動画にファイナルファンタジーXIV以外の楽曲、音声データをのせることは禁止です。
但し、ご自身の音声をのせることはできます。
ここに関し、いくつか疑問と要望です。
リアルタイムでのプレイ配信やそのアーカイブを許容された内容かと存じますが、FFXIV関連動画においては文章読み上げソフト(ゆっくりボイス等)による合成音声による配信、ないしはそれを利用した編集動画も数多く見受けられます。
利用規約を文面通りに捉えれば、これら合成音声(以下、「ゆっくり」とします)の利用は規約内で許容される「ご自身の音声」には当たらず、明確な規約違反と理解できますが、実際には容認とは言わずとも黙認されているものと感じます。
先日、このゆっくりを用いた動画配信者さんによる、ゆっくり使用の是非を問い合わせたという内容の動画を拝見しました。
その内容によれば、運営さま側からの返信は「FF14の著作物利用については、どのような行為が違反となるかの社内判断基準を個別には回答していない情報となります。利用規約を読まれたうえで、ご自身で判断下さい。」とのことだったそうです。
「黙認されている事をあえて問い合わせる」ことに対する是非もあるように見受けられますが、外部ツールの是非やその解釈範囲とは違い、著作物に関する項目は著作権法に該当する重要な項目であると考えます。黙認されている(と思う)のは、運営さまのユーザーを思いやる気持ちの表れとは重々承知しておりますが、文面通りの解釈では「違反は違反」であり、運営側の趣旨に関係なく著作権法違反になってしまいます。著作権法が親告罪である以上、運営さまが行動、指摘されない限りは「グレー」の状態を保持する形とはなりますが、いざ取り締まるとなるとアカウント停止にとどまらない犯罪行為となります。
攻略動画や紹介動画などを拝見しても、「規約の文面を尊重し自身の音声以外いれてない、自身の音声を入れれないのであれば音声は入れない」ことを重視している(と、思われる)動画や、黙認されている事を最大限活用し、ゆっくりや効果音で場を盛り上げている動画など様々です。いずれもFFXIVを楽しもう、楽しさを伝えようという気持ちで作られていることとは思います。ですが「著作権法に則る規約遵守動画」と「親告罪制度に依る黙認享受動画(※)」が混在している現状では、今後黙認によって「グレーな動画」も増えていく事は明白です。現在の規約やそれに対する方針はユーザーにとっても不親切であるとも考えます。(※意地の悪い表現に見えたら申し訳ありません。これらの動画を貶める意図は無いです。)
厳格に取り締まってほしいわけではありません。
私個人としても、ゆっくりや効果音の利用によって動画そのものやFFXIVの楽しみ方、伝わり方は広がると思いますし、現在公開されている動画に関しても従来通り楽しく視聴したいと思っております。
上述した「グレー」の基準もまた、文面からの自身の解釈であって運営側のそれとは異なる可能性もあります。一部では「自身の音声」を「自身の(制作した)音声」という解釈も出来るっちゃできるのではと言ったやや強引とも取れる解釈もあるようですし……、兎にも角にも対応を含め曖昧過ぎる気がしてなりません。動画と言う目に見えるカタチでの「黙認」が多すぎて何を基準に判断をしていいのかがうやむやになっている気がします。
以下要望
つきましては、すでに多数公開されている動画の状況を鑑み、
「過度に世界観を壊さない範囲で、かつ他者の著作権を侵害しない音声データの利用を許可する」形での規約改定をお願いしたく存じます。黙認ではなく、公に一定程度を容認していただきたいです。
規約改定が難しい、または改定による他の懸念があるということであれば、せめてPLL等で「音声データの利用に関する一定の判断基準」、現状の編集動画等を踏まえたうえで(取り締まるか否かに関わらず)「この程度なら問題ないよ(あるいはダメだよ)」と言った線引き、指標をアナウンスいただけるとありがたいです。