何に楽しみを見出すのか、という点の相違こそが本問題の根本にはあるのでしょうね。
我々は開発ではないので自分の体験をベースに話をするしかない、要はプロセスデザインのために必要なデータやリソースがないということなんですが、それでも大変有意義な問題提起になったなと感じています。(最初見た時にはゲーム内某NPCの挑発的名言が脳内を駆け巡っていましたが)
とはいえ、加筆されている内容を確認し、その上で投稿されたと思しきレス等も見てきた上で、僕もWinoさんやNamelessさんとほぼ同意見です。
特に新生編の内容テコ入れについては従前より吉田P&Dから「実施する」というお墨付きを頂いている以上、今はこの問題を議論するには少々時期を外してしまっている感はどうしてもありますね。他にも同様な方はいらっしゃるのではないかな。
ですので、本件については新生編の改修を待ってからの方が前向きな議論になりやすいのではないかと思います。
これ以降は蛇足に近いのでお時間があればで。
ゲーム体験という内容を前提に考えるならば、ドマ及びアラミゴの奪還が完全に終わるくらいまでのメインクエスト上にあるコンテンツボリュームを前提として、新生編のテコ入れをその期間頃(2017年の初夏くらい)までに実施することは若干悪手でもあったのではないか、と思います。
開発的に他コンテンツに割きたいコスト・リソースの問題だったり、単純にプレイヤーという立場の人間が受け取るボリューム感の問題だったりで、です。
2.0はとにかく根性版が大量に抱えていた負の遺産からなんとか脱却を図ることが第一義でした。
ファイナルファンタジー14というゲームで大きな過不足なく展開出来る「普通の」ゲーム体験をようやっと提供出来る機会が訪れたのが3.0。
4.0で定食と呼ばれているテンプレコンテンツ含めてコンテンツボリュームに余裕と安定感を確信出来たので、前から期待の高かった少し挑戦的なことに手を出してみて好評を得られた。よかった。
という感じで、とにかく「一度破綻しかけた(実際には破綻したんですが)ゲームを立て直し、安定を得るまでにこんなに時間がかかった」ということを知っているだけに、提起されている問題について運営が全く無関心だったのではなくそう出来なかっただけの事情がある、という点を、僕なんかは先に見てしまうのでどうしても「うーん、気持ちはわかるけど舌鋒はもう少し柔らかくしてあげてほしいなあ」というのが本音でした。
そういう意味でも新生の冗長な部分を今このタイミングで見直します、と言っていただけていることは「ちょうどよいタイミングですね」という感覚があります。
本音を言えば、無名の冒険者が一人の英雄として世界に認知されていく過程、英雄の方も世界を知っていく過程として重要な内容が多いのに、「おつかい」の一言で済まされ唾棄される評価が多いのはとてもとても悲しいのですけど……。