プレイヤーキャラクターの「名前」は、長く付き合っていくものだけに、慎重に決めたいもの。
名前を変更しようと思っている方、もしくは新規キャラクターを作成しようと思っている方のために、
エオルゼアの世界の人々が、どのようなルールで命名されているのかを紹介してみたいと思います。
せっかくだから名前もロールプレイングしてみたい、と思っている方の参考になれば幸いです。
個人名についてラヴァ・ヴィエラとヴィナ・ヴィエラの双方ともに、個人名の命名ルールは共通しています。苗字について
その際、重要になるのが「森の名」と「街の名」と呼ばれる概念です。
「森の名」とは、ヴィエラたちが聖地と定めるゴルモア大密林やスカテイ山脈の山腹周辺などで生きる者たちが用いる、伝統的な名称です。
「j」を「i」として発音するなど、アイスランドなどの北欧風の響きを持つのが特徴であり、聖地で生きる限り、この名が用いられます。
なお、ヴィエラ族は生まれたばかりの頃には性別が確定していないため、誕生した時点で両親から与えられる名前は「両性的」な響きを持つ傾向が強いようです。またヴィエラ族は男女ともに環境の変化に合わせて、自分にふさわしい名前に名乗りかえる習慣があるのですが、特に性別が確定して成人したときなどは、その転機となることが多いようです。
ただし、「女性的な名前に名乗りかえる女性」や「男性的な名前に名乗りかえる男性」だけでなく、「異性的な名前に名乗りかえる者」、あるいは「両性的な名前を名乗り続ける者」もいるため、名前から性別を判じることは極めて難しくなっています。
一方、「街の名」は、何らかの理由で聖地から離れた者たちが用いる一種の通名です。
ヒューランやエレゼン、ララフェルといった他部族の名から借用したり、
あるいは「チェリー」や「モーニング・グローリー」など共通語の中から好みの事物の名を採るなど、これといった法則性のなく自由に命名されます。
ちなみに「フラン(Fran)」も「街の名」となります。
- 「森の名」の例
ルージュ Ruuj シャアラ Shara レナ Rena レール Rael ビョンス Bjonse アリム Arjm クーリ Coeli イセラ Ysera ユルヒー Yurhee ヴェナス Venase ウキナ Ukina ソニャ Sonja スレイサ Slejsa ケストラ Qestra ペトラ Petra ヴィエラは男性と女性で異なる苗字を用います。ラヴァ・ヴィエラ男性の苗字について
ただし、誕生時点では性別が未確定であるため、すべての者が生まれた集落の名を、苗字の代わりとして用います。女性の場合、基本的には成人後も、この苗字を用い続けることになりますが、聖地を離れる道を選んだ場合、故郷とのつながりを断つ(あるいは断たれた)ために、苗字を改めることが多いようです。
なお、男性の場合は、性別が確定して成人すると、故郷の里を離れて師となる別の男性の下で暮らすようになるのですが、この時、師と同じ男性特有の苗字へと改名します。その法則はラヴァ・ヴィエラとヴィナ・ヴィエラで異なりますが、どちらも男たちが「里の守護者」であるという意識を前提としているようです。
- ラヴァ・ヴィエラの苗字の例
ヒースカリス Hyskaris エルト Eryut カモア Camoa ミュスカデ Muscadet アトール Atoel ビスノー Bysnoe デイ・イルヤ Dei-Ijla フィス Fyth ゴルマール Golmarr イルト Iryut - ヴィナ・ヴィエラの苗字の例
ローダ Roda レスレクタ Lesrekta アルダ Arda ユミル Ymir ボスコ Bosco グクマ Gucuma キスネ Kisne テペ Tehp パハロ Paharo ムルク Muruc ラヴァ・ヴィエラは、女性たちが暮らす集落を中心に、男性たちが周囲に散らばって暮らし、一族と森を守護するために行動します。その際、男性たちは天地に満ちる二極六属性、すなわち十二の力によって調和を育むという独自の思想を持っています。ヴィナ・ヴィエラ男性の苗字について
ラヴァ・ヴィエラ男性の苗字は、そうした思想を色濃く繁栄しており、まず天地(天=ディト、地=レフ)を示す語から始まり、次に六属性を示す語が続くという形式で命名されます。
同じ天地(たとえばレフ姓同士)、あるいは同じ属性(たとえばノング姓同士)では、ある種の義兄弟意識が働くとも言われ、手を組む必要がある場合の相手として候補に上がりやすいようです。
ちなみに、ラヴァ・ヴィエラの男性たちは、十二の苗字が揃った状態で里を守ることを重要視するらしく、何らかの理由で特定の苗字の者が欠けた場合は、繋がりの深い者が新たに改名して名を継ぐと言われています。
- ラヴァ・ヴィエラ男性の苗字の例
レフ=ノング Rehw-Nong 霜(氷-地) ディト=ノング Djt-Nong 月(氷-天) レフ=マールク Rehw-Marouc 泉(水-地) ディト=マールク Djt-Marouc 星(水-天) レフ=ビディット Rehw-Bidit 梢(風-地) ディト=ビディット Djt-Bidit 嵐(風-天) レフ=ドゥレ Rehw-Dvre 矢(雷-地) ディト=ドゥレ Djt-Dvre 稲妻(雷-天) レフ=ジルダ Rehw-Gilda 剣(火-地) ディト=ジルダ Djt-Gilda 野火(火-天) レフ=セトラス Rehw-Setlas 黒土(土-地) ディト=セトラス Djt-Setlas 岩(土-天) ヴィナ・ヴィエラが暮らす山岳地帯は降雪が多いため、里を包む雪に由来する苗字を名乗ることで、女性が暮らす集落と一体であることを示すという思想があります。
そのため、雪の結晶をモチーフにしたと考えられている単語と、守護者を示す「ウェスフ」という単語を連ねた形状を採ります。ただし、里によってモチーフとして用いる単語や苗字の数に若干の違いがあるとも言われており、以下に例として挙げる苗字がすべてではありません。また、ラヴァ・ヴィエラの男性たちのように苗字による義兄弟意識などは特に持っていないようです。
- ヴィナ・ヴィエラ男性の苗字の例
シャッダウェスフ Sjadarwesfv 針 針状結晶 イグネウェスフ Jgnewesfv 鞘 鞘状結晶 モンナウェスフ Monnawesfv 柱 角柱結晶 フュールウェスフ Huorlwesfv 盾 角板結晶 オネッドウェスフ Ornedwesfv 扇 扇状結晶 クフィスウェスフ Qufiswesfv 砲 砲弾状結晶 フォイセウェスフ Foixewesfv 矛 槍状結晶 ウブマウェスフ Ubmuawesfv 杖 御幣状結晶 コッピウェスフ Copihwesfv 鼓 鼓状結晶 ラウベウェスフ Rawbewesfv 骨 骨状結晶 ペィテウェスフ Phiitehwesfv 羽 鴎状結晶 ガーイェウェスフ Gahjewesfv 雲 雲粒付結晶