わかりました、ではファンタジーで行きましょう。
まあファンタジーと言ってもハイデリンではリアルですね。
これは、昔のラバナスタに行った経験がある、
ヴィエラについて詳しい異邦の劇作家から聞いた話です。
「ヴィエラは長命だ、少なくとも我々ヒューランの3倍は生きる。
ヒューランが50~80歳程度だとすると、
ヴィエラは200~250歳という長さだ......うらやましいねぇ。」
「で、面白いのがその性別、つまり男女の区別は、
思春期を迎える13~15歳程度になって初めて判明する。
第二次成長期に初めて性別がはっきりするというわけだ。」
「性別がはっきりするとそれは成体、すなわち「大人」だ。
彼らは長命なので、180~200歳ぐらいまではその姿だ。
総じてヴィエラは若く見られがちというわけだ……うらやましい。」
「さて、男女の性別が判明し、それが男児だった場合、
集落外で暮らしている男性が訪れ、その男児を引き取るんだよ。
そして、そのまま集落から連れ去ってしまうらしい。」
この話を聞いて、
雄は成人になるまで集落で雌と一緒に生活している、
成人になるまで雄か雌かはっきり判別できない、
成人から180~200歳までの容姿がほぼ同じということがわかった。
同じ集落で生活していて、食文化は同じでしょう。
で、成人まで性別を判別できないくらいなら、
少なくとも成人までの体格は一緒でしょう。
その上に、成人から180~200歳まではほぼ同じ容姿なら、
雄と雌の成人身長は大差がないじゃないですかと。