こんにちは。

幻術士のアクション「女神の慈悲」「女神の加護」の女神は誰を指すのか――?
いただいたいくつかのご質問について、世界設定チームよりコメントをもらってきましたのでご紹介します。

ご質問、ありがとうございます。

幻術士のアビリティ「女神の慈悲」および「女神の加護」における「女神」が何を示しているのか?
結論から申しますと、これは「豊穣の女神 ノフィカ」になります。

そのほか、詳細な理由についても、長文になりますがご紹介させて頂こうと思います。
興味のある方はご一読くださいませ。
  • 世界観的な観点について
    幻術という魔法体系はグリダニア(および、その前身であるゲルモラ)で、発展してきたものになります。そのどちらの都市においても、ノフィカを守護神として、特に大切に扱ってきました。そのため、これらのアビリティにノフィカを示す語を使用しております。

    精霊との兼ね合いに関してですが、森に住む人々が精霊との交流を深め、グリダニアを築く過程で、「精霊はノフィカから分かたれた存在」とする考え方が広まっていきました。この考え方については、NPCの台詞でも触れられているかと思います。

    また、双蛇党の演説などでも、そういったシーンがありますが、精霊も人々が信じるノフィカの名を用いて、語りかけることがあります。そうした背景もあり、グリダニアの人々にとって、ノフィカと精霊は切っても切り離せないものなっています。

  • 英・仏・独の三言語への翻訳について
    こちらは、「女神の~」を直訳した場合、アビリティ名として文字数が多くなりすぎる、という観点から、それに類する語を使用しておりません。

  • ノフィカの井戸について
    スレッドの主旨とは少しこと違うのですが、良い機会ですので「ノフィカの井戸」について。

    十二神信仰は、地域ごとに差はありますが、基本的に多神教になります。自分の都市の守護神を、特に大切に扱うのが基本ですが、だからと言ってそのほかの神々を信じていない、ということではありません。
    (例外的に、守護神以外を格下と見る地域もあります)

    ザナラーンという乾燥した地域に、忽然と水が湧き出る土地があったことから昔の人々が、「豊穣の女神ノフィカ様が、作物を実らせるために井戸を作ってくれたに違いない!」といった感覚で名付けたのが、例の地名になります。
女神いました