赤魔道士で、5.0極蛮神までを攻略しての所感です。長文で失礼します。
・MPの問題
紅蓮までの赤魔道士は、消費するMPをルーシッドドリームで十分に取り戻せていて、その余剰MPを蘇生に回すというような形になっていました。
しかし、漆黒ではルーシッドによるMPの回復が消費に追いつかなくなっており、「蘇生を一度も使わず、かつルーシッドを最速で回し続けた」としても最終的にMPが切れるというのが現状です。
木人での検証では、およそ15分でMPが底をつきました。
また、最初にMPが2400(ヴァルレイズの消費MP量)を下回ったのは10分35秒頃であり、蘇生を1回使用した場合は、このタイミングでMPが切れることになります。
敵を殴れなくなる時間が一切存在しないコンテンツの例としてシグマ零式2層を参考にすると、タイムアップが10分25秒前後でしたので、蘇生1回で済めば辛うじて足ります。が、逆に言ってしまえば「蘇生は1回が限度」と同義です。
これでは赤魔道士の強みであった連続蘇生は、ほぼなくなっていると言っても過言ではないでしょう。
「MPの管理をしている」というよりは、単に「蘇生回数を制限された」ようなプレイフィールです。
アクションの消費MP削減、あるいはルーシッドドリームによるMP回復量増加といった調整を望みます。
・デプラスマン、アンガジェマンの問題
(個人的に)一番言いたいことから言ってしまうと、「なぜ未だにデプラスマンに威力がついているのか」というところに尽きます。
紅蓮の開始時に、「後退・ノックバックするアビリティ」には威力がつかないよう変更されました(詩人のリペリングショットなど)。その一方で新ジョブ:赤魔道士の「後退するアビリティ」であるデプラスマンには威力がついている、というダブルスタンダードとでも言うべき実装内容で、その時から納得はできていませんでした。
漆黒でこの状況が変わることを期待していたのですが、デプラスマンは威力が削除されるどころか強化され、代替スキルのアンガジェマンは威力で劣るという有様です。
赤魔道士を使っていて最もストレスを感じる部分なので、調整を検討していただきたいところです。
最悪、威力はそのままにデプラスマンの硬直時間を短くするだけ(デプラスマン+アビリティ1つをGCD間に詰まらず挟めるように)とか、もしくはチャージアクションにすることで使用タイミングに幅を持たせられるとか、そういったものでも構いませんので、改善をお願いしたいです。
・バーストタイミングの問題
赤魔道士は戦闘開始後、最も火力が高くなる(いわゆるバースト)タイミングが他のジョブより一歩遅く、「自分にとって最適なエンボルデンのタイミング」と「PTメンバーにとって最適なエンボルデンのタイミング」がズレています。
また、インパクトの仕様変更により、特に戦闘開始直後は以前よりもマナを貯めにくくなっています。
これは改善案の例ですが、例えばマナフィケーションの効果をマナ2倍ではなく、各マナを+50する効果であれば、この問題は解決することができます(もちろん戦闘中のみ使用可能という制限が必要になりますが)。
・エンルプリーズの問題
エンルプリーズの威力は220、リキャストは2.2秒です。
1GCD=2.5秒に置き換えると威力250相当の価値になります。
しかし、消費マナ10+10=20を考慮すると、20マナは近接コンボ換算でおよそ威力133に相当(細かい計算は割愛)するので、エンルプリーズの実質威力は117まで下がります。
赤魔道士の1GCDあたり平均威力は概算で350前後です。
エンルプリーズの実質威力117はこの約3分の1、いくらなんでも低すぎるのではないでしょうか。
「どうしても詠唱できない時だけ使うスキル」というエンルプリーズのコンセプトは理解できます。ですが、そのような状況下でこのスキルを使用した時のリターンがあまりに小さいように思います。
ちなみに、事前にメディア情報で出ていたエンルプリーズの威力は300でした。1GCDに置き換えると威力341、マナ消費分を引くと威力208。
仮に威力300でもエンルプリーズの立ち位置は変わらず、「詠唱できない時だけ使う」スキルのままです。
せめて、GCD平均威力の約50%を取り返す計算になる威力……270程度は欲しいものです。
以上4点が、現状の赤魔道士で手を加えてほしいと感じた部分でした。
後半の2つはともかく、MP問題とデプラスマンについては特に強く改善をお願いしたいです。