ロードストーンの蒼天秘話第8話文中の語句に文法上の誤用がありました。
報告の場所違いとは思いますがとりあえず。(指摘済みでしたら失礼)
「灯火を消さんと」では、灯火を[消してやるぞ]という意味になってしまいます。
硬めの文語的表現でしたら「灯火を消さじと」、少し和らげるなら「灯火を消すものか/消してなるものか」あたりが
妥当なところかと。
※推測ですが、[ 「暁」が今まさに灯火を消さんとしている時に、残った者たちが消させじと ]という文脈からの
文章推敲時のミスかと思われます。
ロードストーンの蒼天秘話第8話文中の語句に文法上の誤用がありました。
報告の場所違いとは思いますがとりあえず。(指摘済みでしたら失礼)
「灯火を消さんと」では、灯火を[消してやるぞ]という意味になってしまいます。
硬めの文語的表現でしたら「灯火を消さじと」、少し和らげるなら「灯火を消すものか/消してなるものか」あたりが
妥当なところかと。
※推測ですが、[ 「暁」が今まさに灯火を消さんとしている時に、残った者たちが消させじと ]という文脈からの
文章推敲時のミスかと思われます。
Last edited by Dayone; 09-27-2016 at 01:36 PM.
どこに書いてよいかわからなかったので、同じような指摘をされている方のコメントに便乗させていただきます。
パッチ3.4のメインクエスト「戦う者たちの休息」にて、アイメリク卿との会食中
旅についての会話の中で、選択肢が3つあるうちの真ん中を選んだあとのセリフで、
「先に~」という部分があります。
せんに、と読むのが正しいのですが、さきに、と読んでらっしゃいます。
せんに、だと 以前に、昔に という意味になりますが
さきに、だと 前もって 未来に という意味になってしまいます。
アイメリク卿は以前に行った場所の話をされていたので、この場合せんに、が正しい読みになります。
世界観の為に、普段使わない言葉でセリフを考えていただいているのだとは思いますが、
逆にガクッと気が抜けてしまいます。;w; 校閲をもう少しキチンとしていただきたいです。
失礼ながら、「先(さき)」は、[時間・順序の上で、その初めの方に位置すること]という意味があるので、(三省堂・新明解より)
読み方としては間違いではありません。
※用例として【後(あと)にも先(さき)にも】というモノもあります。【後先(あとさき)考えずに】という用例もあります。
→例えば 【ニーズヘッグ討伐から100年後としても、討伐に先立つ100年前としても、英雄殿に並ぶ強者はおりません】
という感じですね。
ご指摘の箇所も、「先」は時間的には過去/以前という位置づけで構わないので、読み方として誤用ではありません。
書き方がわかりにくかったようで、申し訳ないです。
先に という言葉には2通りの読み方があり、その読み方によって「言葉の意味」が変わってしまいます。
Dayone さんが引用してくださったように、「先(さき)」は、[時間・順序の上で、その初めの方に位置すること]という意味があります。
後にも先にも→ 昔も未来も 後先考えずに→ これまでのことも、これからのことも考えずに
(この場合の後という字はのちに、という言葉からこれからさきの事、未来の事と捉えられがちですが、この場合自分の立っている後ろ、つまり過去を意味します。目先、背後とつけると分かりやすいかと思います)
失礼ですが、Dayoneさんの例文のように「先立つ(さきだつ)」を時間軸が昔の事、すでに完了している物事には用いません。
先立つにも2通りの読みがあり、さきだって、せんだって、となります。これも未来、過去で使い分けます。
運動会に先立ち(さきだち)準備を行う 先立って(せんだって)運動会が行われたが、後片付けが大変だ となります。
せん、の読み方で一番使われているのは「先日」などです。過去を表します。
Last edited by cugi; 09-28-2016 at 03:01 PM.
気になって伊藤静さんの常用時解で調べてみました;
先という字は、止という字と人という字が組み合わさって出来たようです。「止」は足あとの字形で古い字形は「之(ゆく)」となります。人の字の上にゆく、と重ねることで、先行「他より先に行くこと、先頭をいくこと」の意味になるそうです。
殷時代に、未知の土地には悪霊がいるという風習から、人を先に歩かせて安全を確かめる儀式があったそうです。その先行の儀礼がのちに「さき、まえ、さきに、まず」という意味となり、そこから時間の関係に移して「むかし、以前」の意味となったそうです。
ずっとつながっているモノの始まり、が、今より過去に起こったことなので、むかし、いぜんという意味も持つようになったってことですかね;
漢字の成り立ちは、現代の言葉が持つ意味よりもはるかに多くのニュアンスを含んでいて面白いです。
繰り返しになりますが、「先(さき)立つ」の用法・用例として「過去の物事には使わない」ということはないので。
このへんは、「先立つ」「先立ち」「先立って」等の用例を考えていただければと思います。
ちなみに「さきだつ」は表記として「先立つ」なのですが、「せんだって」は「先だって」であり、漢字をあてる場合は「先達て」であり、
しかも借字なのですよね。(意味としては「ちょいと前/この間」という少し過去を指します)
さらに付け加えれば、「せんだって」は副詞であり、活用形を持ちません。これ一語なのです。
これに対して、「先(さき)立つ」は五段動詞であり、「さきだって」は、「さきだち+て」の「ち」が促音便化したものです。
使用資料:三省堂 新明解国語辞典 第三版 / 講談社 日本語大辞典 第一刷
Last edited by Dayone; 09-28-2016 at 04:54 PM.
みなさん国語強すぎ!
勉強になりました。
こちらも繰り返しになってしまいますが、過去のことに、というより今回はアイメリク卿の「先に(さきに)、~~へ旅行へ行った」という言葉からの話の始まりでしたが、この使い方をすることは誤用になります。漢字が「前に」と表記されていれば、さきに、と読んでも誤りではないですが…。
先だって、についてはご指摘ありがとうございました。先立つ、のほうが先達の派生語かと思い、「せんだって」にも「立」の字を当てるようになったかと思っていましたがまったく別の言葉なのですね。
Last edited by cugi; 09-29-2016 at 05:39 PM.
私は「誤用ではなく、許容されてしかるべき用法だ」と述べてきたつもりなのですが。というよりも、「せんに」でなくてはならない必然性が分かりません。
そのように定められた文法上の事例などあるのでしたら、後学のためにご教授願えれば幸いです。
※「先(せん)」は音読みなので、これに「に」「の」等をつけ副詞的に用いる事のほうが、日本語の用法としては例外ではないにせよ…、という気がします。
知り合いに国語学研究科みたいなところに所属してたやつがいるんだけど、そいつ曰く、言葉に誤用なんて存在しない、ただ新しい用法・用例がうまれてそれが定着するかどうかだ、みたいなこと言っててふーんって思ったことがありました。
FFって、あえて難しい言葉遣いとか、常用でない使い方とか、よくわからん当て字とか使うけど、そういうのってそういうもんだってあまり深く考えんでもいいんじゃないかなーと思いました。
光き強はいまだになんだそれwって感じだけどw
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