ライブ後編を見てて思ったのですが、吉田さんの意識と多くのプレイヤーとの意識にちょっとだけ齟齬があるんじゃないかなと。

それは性別の話で、
「ルガディン兄貴がララフェル女子になったら、さすがに違和感があるんじゃないか」という発言が吉田さんから再度ありましたが、
おそらくここで発言されてるプレイヤーの方々って、「そんなのべつにおかしくないんじゃない?」と思う方が多いんじゃないかな。
(私個人の意識がズレてたらすみませんです)

吉田さんは第一世代MMOのヘビーユーザーを自認してらっしゃいます。
その第一世代ってのはいわば「TRPGのネット拡大版」って意識が強かったと思うのです。
私自身の写し身=アバターは、リアルと姿は違えど、一つのアイデンティティをもって存在している。
そういう存在だったと思うのです。

でも現在のMMOってそうじゃなくて、「アバター」って「私自身の写し身」というより
「私をあらわす服飾的記号=ファッション」に近いものなんじゃないかな。
SNSやソーシャルゲームのように、ファッショナブルに記号を着替える、そういう存在としての意識に近い。それは体型とか性別とかも含めて。

もちろんみんながみんなそう思っているわけではないと思います。
やはりアバターは「私自身の写し身」として仮想世界の住人をしている、そういう方もいるでしょう。
またMMORPGであるからには、一つの世界観を守る必要があり、
そんなに頻繁に性別種族変えるのはどうかな、という意識も生まれやすいと思います。

ただ傾向として、吉田プロデューサーは、SNSのような「ファッショナブルな記号」としてのアバターより、
「私自身の写し身」としてのアバターという感覚を強く持った上で話をされているんだろうな、と思いました。
それが今後の開発にも影響してくるだろうな、と。

すみません、もう終わった議論のところを掘り出して。
気になったものだから、つい。