他の方も言われていますが、世界観とリアリティは少し分けた方がいいと思います。リアリティというのは、走ると息が上がるとか、一晩寝てHPが全回復するのはおかしいとか、装備の重量で移動が遅くなるべきじゃないか、とか、そういう話ですよね。これを突き詰めていくと、全くゲームとして面白くなくなると思うのはみなさん同意されると思います。
で、FF14の世界観については、わたしも不満をもっています。これは世界考証担当の単独責任とかではなくて、ほかのグラフィックチームやムービーチームとかの連携という点でも、FF11の初期と比べていい仕事がやれてないと感じています。
例えば、FF11ではじめてキャラを作ってゲームの世界に降り立つときに、三国それぞれムービーが用意されていますが、この段階でもう強烈にその国の文化や人種のイメージが、映像、音楽、文章が三位一体になってプレイヤーの脳裏に焼き付けられます。つまり、もうゲームの出だしからその世界に引きずり込まれるような魅力がありました。
あれに比べると、FF14は世界考証やシナリオ担当の人があれこれ設定つくっても、それを十分に生かす映像や音楽が力不足のような気がします。いや、個々では高いレベルですが打ち合わせ不足というか、「融合」がなされていないと思います。
エーテライトのテレポにしても、説明があるなら、それを彷彿とさせるエフェクトでテレポするとか、そういう次元の話ですね。理想を言えば、文章を読まなくても、グラフィックスや音楽で意味が分かるようにすべきです。よく読むと説明あるよ、とかいうレベルではだめですね。