キャラクター性能以外の方向からの議論なのですが、

冒険者の目に映る幻術士はひとまず置いておいて、エオルゼアの幻術士っていうのは「精霊にお願いしたり納得させたりする」のがメインの仕事のように思います。召喚獣が目の前にぴょこんと飛び出さないだけで、やってることは精霊の力の召喚で、召喚士なんじゃないかなと思います。

職業でいえば、八百万いる神々の誰かを選んで、人のためにお願いしたり交渉したりする、神主(カンヌシ)とか巫女(ミコ)が一番近いように思います。
「Seedseer」に「神官」とか「Elder Seedseer」に「大神官」とかいう訳語(?)もあるみたいですがエオルゼアで「神」っていう言葉を出してしまうのは、「十二神」とかノフィカとかの存在を考えるとまたややこしいことになる気もします。
「神官」っていう表現だとどうしても十字マークとかザラキを唱える人とかのイメージが強くて、多神教とか自然崇拝の世界での神官がどんなかイメージできてないです。
同様に、白魔道士、黒魔道士っていうのは、「めちゃくちゃつよい神さまが一人だけいる1神教」がゲーム世界やプレイヤーの頭の中にあって初めて出て来られるくくりのようにも思うので、十二神が影響力を持ってる世界ではちょっと存在しにくい気もします(ナルザルを崇拝するウルダハの白魔道士は炎魔法のケアルを使って、他国には別の属性の白魔道士がいて、ウルダハの白魔道士から見ると異教徒の黒魔法扱いだとか)。

幻術っていう言葉はFFの魔界幻士とか幻獣とかいう言葉からの連想という気がするのですが、幻術士って、英語だとどう考えてもコンジャラーじゃなくてイリュージョニストな感じがして、「実体がないものを見せてダマすひと」のような気がして、あんまりぴったりと来てません。うっかりするとThaumaturgeとか奇術師に近い気がします。

FFらしいかと言われると困るのですが、「精霊使い」とかが無難かなと思います。