極や零式といったコンテンツに向けた改善要望は他の皆様がたくさん挙げてくださっているので、少し視点を変えてインスタンスダンジョンの攻略における改善要望を述べさせていただきます。
召喚士でレベル80のダンジョンを回っていると、どうも紅蓮以前に比べてモブのHPが削れる速度が遅く思うことが多々あり、
現在の召喚士はダンジョン攻略において引き出せる火力が魔法の詠唱やアビリティのリキャスト等の様々な制限に見合っていないように感じられます。
召喚士は範囲攻撃の種類こそ多彩ですが、各々の威力は控えめに設定されているものが多い上、複数の対象を攻撃した際の威力減衰率までもかなり厳しく設定されています。
さらに、ペットによる攻撃は何らかの補正がかかっているようでツールチップに表示された通りの威力を発揮していないということも知られています。(何故このような設定をされているのでしょうか。詐欺では?)
このような威力減衰に着目して書き出してみると、現状に対する疑問が浮かんできました。
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Dot2種 威力80
ベインで2体目以降に拡散した場合威力32
アウトバースト 威力70
(ルイネーション付与があれば威力90)
エナジーサイフォン 威力40(30秒に1回)
ペインフレア 威力150 (30秒に2回)
デスフレア 威力400 (120秒に1回)
アク・モーン 威力680 (120秒に2回)
ペットアクションのため補正がかかり実際は0.8倍程度の威力。
2体目以降には威力が50%減少。 実質の威力は270程度。
煉獄の炎 威力350
2体目以降には威力が50%減少。
トランス・フェニックス時限定、霊泉の炎実行後にしか使用できず連発不可。
リヴァレーション 威力680 (120秒に2回)
アク・モーンと同様。
ウィンドブレード 威力40
ペットアクションのため補正がかかり実際は0.8倍程度の威力。
エリアルスラッシュ 威力60
ペットアクションのため補正がかかり実際は0.8倍程度の威力。
スリップストリーム 威力20 + 20 x 5
ペットアクションのため補正がかかり実際は0.8倍程度の威力。
設置範囲攻撃という性質上、移動狩りには不適。
エンキンドル - エリアルブラスト 威力350 (120秒に1回)
ペットアクションのため補正がかかり実際は0.8倍程度の威力。
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こうして見ると、2体目以降に対する威力が50%減少や、40%まで減少させるだけという粗い調整が目立ち、派手なエフェクトを持つ大技も様々な減衰がかかるせいで威力は低いし使える頻度も低い、
という残念な状態となっていることが読み取れます。
他の物理攻撃を主体とするジョブは紅蓮まで存在していたTPというリソースから解放され、さらに範囲攻撃に有効なコンボルートを獲得しました。
例えば、竜騎士であればドゥームスパイク→ソニックスラスト→クルザントーメントのコンボ攻撃で威力600の範囲攻撃が可能です。
この攻撃では当然詠唱など不要なため、タンクがモブをトレイン移動しながらでも絶え間なく攻撃することができ、MPやエーテルフローといったリソースを気にする必要もありません。
それに対して召喚士は60秒に1度しか使えないトランスのリキャスト待ちをしている間はアウトバーストを詠唱する他なく、移動時には継続的な範囲攻撃ができない上、
AoE攻撃に狙われようものなら詠唱を中断して範囲外に避けまた詠唱……。エーテルフローを使って多少火力の水増しもできますが、際限なく打てるものでもありません。
トランス中は詠唱が短縮され移動しながらアウトバーストを使用できますが、トランスが使えない状態ではベインでばら撒いたDotが主なダメージソースとなります。
しかし2体目以降はたったの威力32、あまりに貧弱です。移動しながらの範囲攻撃が多用されるようになった今、5.0から威力が下方修正されているベインに関して言えば
もはや2体目以降の威力減衰など不要なのではとさえ思います。
Dot2種を入れてベインで撒いてエギのアクションを操作しながらアウトバーストを詠唱というように細々としたダメージを積み重ねた結果引き出すことのできる与ダメージに対して、
他のジョブはウェポンスキルを2,3回押すだけで同等またはそれ以上のダメージを簡単に引き出すことができてしまうというのは明らかな調整ミスではないでしょうか。
長々と現状について書き連ねましたが、現在の仕様では詠唱によって移動時に継続的な攻撃ができないという性質や、敵の攻撃によって詠唱を阻害されるリスクが全く考慮されずに攻撃性能が設計されているように感じられます。
キャスターというロールですので、足を止めて詠唱することに異を唱えるつもりはありません。しかし、その「足を止めて詠唱する」という制約に見合ったリターンを備えて然るべきと考えています。
某所での統計情報によるとレベル80のダンジョン攻略において召喚士が出せる火力は、DPSロールの中でも最下位を争うような位置にいて、最大の火力が出せているジョブとは非常に大きな差をつけられている結果が出ており、
そのうちエキルレでマッチングしたPTに召喚士がいると他のメンバーにガッカリされるような事態に陥ってしまうのではないかと不安に感じています。
この格差解消に向け、以下の改善を提案します。
・範囲攻撃スキルの威力見直し(アウトバースト、エナジーサイフォン、ペインフレアの威力を上方修正)
・複数対象を攻撃する際に生じる威力減衰の減衰率の見直し(減衰率下限の引き上げ、一部アクションについてはそもそも減衰という仕様の撤廃)
・ペットアクションの威力低下補正の見直し(補正係数の上方修正または補正の撤廃)
また、紅蓮まではプレイヤーキャラクターが魔法を詠唱中であってもセミオーダー状態のペットに指示を出し、アクションを使用させることが可能でした。
5.0のアップデートで改悪されてしまったため元の仕様に戻していただきたいです。
他ジョブとのバランスが著しく崩れないよう調整いただければと思います。
上位トークンが実装され、エキルレの周回が活発化する前に、この残念な状況が改善されることを願います。