Originally Posted by
Lucress
瞳(虹彩)の色の違いが色覚に影響を与えることについては2通りの説があります。
①虹彩は入光量を調節しており、虹彩の色によって「眩しさ」が変わるため色の見え方(明度)が異なる。
②虹彩の色そのものが色付きのメガネのような役割を果たすため、色の見え方(色相)が異なる。
どちらもある程度の実験で一定の検証結果は出ているようですが、『色』は最終的には脳の視覚野で
情報処理された知覚情報であり個人差もあるため、完全な検証は不可能に近いと思われます。
(光量や波長といった物理的な色覚情報に、脳が知識・経験・習慣・価値観による判断補正を加えてしまうため)
◆上記は「目ディア」というサイトのコラム記事を参考にさせていただきました。
虹の色については日本でも江戸時代までは4色や5色と認識していたことが文献(※1)などでわかるようですので、
「黒い瞳の日本人は色彩感覚に優れているから虹を7色と見分けている」説にはあまり正当性がありません。
そもそも、「虹は7色」自体、江戸時代の終わりごろに西洋から輸入されたもののようです。(※2)
※1 江戸中期の天文学者西川如見の著書『両儀集説(りょうぎしゅうせつ)』(1714年)では4色、
江戸後期の蘭学者司馬江漢の著書『刻白爾(こっぺる)天文図解』(1808年)では5色とされている。
※2 『虹』(西条敏美/著 恒星社厚生閣 1999)、『図説 虹の文化史』(杉山久仁彦/著 河出書房新社 2013)など
◆上記※1、※2は「レファレンス協同データベース」に寄せられた質問への回答から引用させていただきました。
ご参考になれば幸いです。