こんにちは。
次回10月上旬に予定されているバージョンアップにて、装備セットの増設を実施します。
その際、内部的な挙動が若干変化しますので、それも踏まえてどう変わるのかをご説明します。
装備セットの説明は、以前のコメントをご参照ください。
装備セットメニューの変化
まず「装備セット編集」メニューに入ると、従来通り1~20のセットボタンが表示されます。
ここから方向キー、またはカーソルキーの左右で20個ずつのセットボタンが順次切り替わっていきます。
→キーで順送り、←キーで逆送りになります。
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セットの切り替えシーン
あとは任意の場所に装備セットを登録してください。
テキストコマンド /equipset を使う場合は、従来通りセット番号を指定します。
表面上の変化は以上です。
次は内部的なお話です。
ここから先は、フジトがちょっと事前に説明しておきたいだけで、
大抵の場合問題にならないことではあります。
一部の方向けの注意喚起を含めた説明となっておりますので、興味のある方だけお読みください。
前回装備セット量の増量見送りになった際に、技術的な問題が発生したためとお伝えしましたが、
具体的にはメモリアクセスの問題でした。
そのまま100セットをオンメモリ状態で実装すると、ベース部分で少々面倒なことになっていたためです。
今回は上記の問題を解決するため、現状の20セットをベースに、
残りの80セットは必要に応じて記憶ストレージから読み込む形にしております。
そのため、/equipsetで呼び出す最初の1回目は記憶ストレージに1度アクセスします。
連続的に同じ装備セットを/equipsetで呼び出す場合は、メモリにデータがすでにあるため記憶ストレージからは読み込みしません。
(プログラム知識に明るい方向けに言うならば、メモリにキャッシュしているということです。)
このメモリへの読み込みは最新の20セット分まで蓄えられます。
感覚的には合成ヒストリーのリストと同じような挙動です。
ただし、装備セット編集メニューを開いたときには、装備セット名称を含めたデータの読み込みが必要なので、
1ページ分(20セット分)のデータでメモリを完全に上書きします。
さて、なぜこの話をここでしているかというと、装備セットをマクロで組まれている方で、
結構シビアなタイミングでマクロを記述されている場合に、この読み込み時間がもしかしたら
マクロの挙動に影響するかもしれないからです。
そのため、最初の1回目と2回目以降でタイミング的な挙動が変化するような場合が想定されます。
大抵の場合は読み込み自体が小さすぎて問題ないはずですが、
極端に読み込みが多く発生する場所での実行では、もしかしたら影響がでるかもしれません。
・・とはいえ、現状1バトル中に20セットを越えて着替えをする場面というのもなかなかないと思いますので、
杞憂になればと思います。
あと、余談になりますが、装備セット名称で呼び出したい!という声に関して応えた場合、
これはメモリに載っている・載っていないに係らず、処理速度が確実に低下します。
文字列を順番にチェックしなければいけなくなるから・・です。
(数字での指定はそれだけ軽いということです)
これは保持可能な装備セット数が増えれば増えるほど顕著になりますので、現状見送っています。
感覚的には /itemsearch の処理に近い雰囲気が出るかもしれません。
・・というところで、微妙に不安をあおりつつも、とくに大きな問題はありません。
存分に新たな装備セットを編集して使いこなしていただければと思います。