こんにちは。
Xbox360版での「1分以上ゲーム画面が固まってしまう現象」について、
以前、FFXIの再インストールをご案内させていただきました。
その結果、改善の報告をいくつかいただき、対応方法として効果があると実証されました。
ご報告ありがとうございました。
その際、Xbox360に実装されている「データ保存機器の整備」を行った場合のFFXIへの影響について、
マイクロソフト社に問い合わせたところ、正式回答をいただきましたので御報告します。
まず結論として、「データ保存機器の整備」の実施はFFXIのファイル断片化改善に効果がありません。
Xbox360には、ゲームアプリケーションからDVDにデータ要求をした際に、データの読み込み速度を上げるための領域(キャッシュと呼びます)をHDDに確保しています。
HDDはDVDよりも読み込み速度はダントツで早いので、繰り返し同じデータを要求したときにDVDから読むより、HDDのキャッシュ領域を参照して、読み込みによる速度ダウンを回避するわけです。
「データ保存機器の整備」はこのキャッシュ領域を完全にクリアする機能です。
キャッシュ領域を完全にクリアすることで、次回からデータを連続的に配置できるようになる→速度アップ!となるわけですね。
しかし、FFXIはインストールされた特殊なデータということで、このキャッシュ領域を利用しておりません。
ここまでがひとまずは公式な回答となります。
ここからは蛇足というか、その先について恐らく提案されるであろう内容、
「じゃあ、その機能に相当するデフラグ的なものを用意するべきでは?」
という点についても言及しておきます。
先ほど「データ保存機器の整備」の機能は、キャッシュ領域と呼ばれる部分を完全にクリアする機能である、と説明しました。
FFXIの再インストールは、実質これを行っているのと同義です。
FFXIの使用する空間を完全にクリアして、データを塊の状態で配置(インストール)するからです。
PCをお持ちで実際にデフラグを実施された経験をお持ちの方はわかると思いますが、
ファイルの再配置は膨大な時間がかかります。そしてデータ退避のためのHDD領域を必要とします。
FFXIの場合、その時間はおそらく再インストールと同じか、もっとかかります。
それなら再インストールしたほうが早いし確実です。
そういうわけで、かなりの時間、ゲーム挙動が停止してしまう状況になった場合は、再インストールが最も効率の良い復旧方法となります。
よくも悪くもないお知らせですが、今後の参考情報として参照いただければ幸いです。