努力で超えられる壁と、何をどうやっても超えられない壁を、各々がどう理解するかだと思うのです。
私は 10 年前、フレンドリストに最初に登録したのが、シンガポール人です。
どんな裏技を使ったかはさておき、2002 年の PS2 だけの時代にも海外から接続していた外国人は(少なくとも私のいるサーバには)けっこういて、全角と半角の切り替えが忙しかったです。
その時期、彼等が共通して持っていたのは、「日本人のゲームによそ者が参加させてもらっている」意識です。
自分の国ではこうだけど日本は違うんだよね、と口を揃えていっていました。
これは裏を返せば「日本人が、これは日本のゲームなんだから日本のルールに従うのが当たり前だろ、とあぐらをかいていた」ことでもあります。
サーバを国際的に解放するのは、江戸幕府の崩壊と同じ「開国」です。
出島だけに限定された外国との交流とは、訳が違うのです。
確か群馬県大泉町でしたっけ、住民の1割以上がブラジル人やブラジル系日系人の街。
日本人の店主が、ブラジル人の客に教わってポルトガル語の値札をつけている場面を、テレビで観た記憶があります。
「よそ者は出ていけ」か、「そういうものなんだから共存しよう」か、の違いです。
つまり初期のサーバには、日本の文化や概念に溶け込もうとする「移民」の発想がありました。
しかし開国してしまえば、もうそんなものは吹っ飛びます。完全な無法地帯です。
その中で共存を実現したのが、現実世界でいえば「リトル・トーキョー」です。
逆に「ここに自分たちの価値観による地区を作ってしまえ」が、KタウンやCタウンです。
こられた人にとって、きた人が善人ばかりでないのは、当たり前なのです。
となると最終的には「物理的に遮断するか否か」になるのは当然ですが、それを語る前に「互いが認識して共存を探る道は、もう残ってないのかなあ」をまず論じるべきではないかと思うのです。
それでもう無理との結論に達するなら遮断もやむなし、で私も賛成します。
同時に運営者さんにも「あなた安易に開国するってどういう意味か理解してますか」と、改めて訊ねたいです。
「絆」とか強調して翻訳変換ツールを提供すりゃいいだろ、で済む話でないことを理解していますか。
ちなみに、義務教育も含めて何年も英語を教わってるんですから、「英語はほとんどだめ」はさすがに公言しないほうがよいのではないでしょうか。
