これは世間一般に言われるバグというより仕様そのものが持つ欠陥です。以前書いたようにこういった
問題を内包する可能性のある仕様は出来るだけ上流工程のレビューで潰しておく必要があります。
一般的な下流工程の機能テストで行えるのは設計通りに実装されているかの妥当性の確認だけで、
仕様そのものが持つ問題の評価は非機能テスト(性能テストやユーザビリティ辺り)に含まれるからです。
ちなみにウォーターフォール型の開発でこういった問題は手戻り工数が非常に大きいため、よほど
大きな苦情がない限りスルーされる事が多いです(設計からやり直しになるため)。
75時代ならば弱体や強化の幅が狭く、数10%も変化するというものはそんなにありませんでしたが
現在では命中力1300以上、攻撃力防御力3000以上など数字が大幅に大きくなっています。
これほど大きくなるとバフデバフの有無というのは無いと話にならないクリティカルな問題になります。
アドゥリン以降大きく正比例するプロパティが増えたため、不具合修正があったにも関わらず比較的
低いCL140までは弱体が体感でき、CL145以上では弱体どころかむしろ強くなっているという感触を
受ける理由に思えます。
これほどプロパティが大きくなっているのに命中は回避との差分で評価されるようで命中+2につき
1%命中率が上がるが、攻撃力は攻防比という形で評価されるので1000も2000もあるところに
+2してもほとんど影響はない。
しかしアドゥリン以降の装備オグメは命中・攻撃はほぼ同等のものとして扱われている。
これにも違和感を覚える人は多いと思います。
確か75時代のメリポなんかで管楽器ララバイはほぼ確実に寝かせられるが、
弦楽器ララバイをすると70%ぐらいまで魔法命中率が落ちると見た覚えがあります。
おそらく管楽器で歌う場合は歌唱+管楽器スキル、弦楽器で歌う場合は歌唱スキルのみで
何らかの補正が入ってレジスト判定がされるのだろうと思います。
当時でもLv75スキルCで225で片方のスキルの有無は大きく異なりましたが、現在では
LV99スキルC373に加えIL119魔命スキル201と更にとんでもない差になっています。
そのせいか弦楽器の範囲は凄まじく広く、前衛後衛のかけ分けがほぼ不可能、しかし敵歌を
歌うと範囲は広い代わりにトルバドゥールをしても半レジ、逆に管楽器の場合は敵歌は
それほどレジられないが範囲が異常に狭く、まとめて寝かそうとしても寝かせ漏れしやすい
という訳の分からない状態になっています。
Albumenのペットの寝かしが典型でして、上手く中心に当てないとまとめて寝かせられず
フラフラッと迂回した奴に当ててしまうと寝かし漏れ発生、アビの有無で起きるタイミングが異なる
せいで微塵でアラ壊滅なんて経験した方も結構いる事でしょう。
上手くやる余地だと言われるとそうなのかも知れませんが、Albumenの場合は10分アビ使用で
チャンスは戦闘時間中技量の薬を使って3回だけ、まとめ寝かしに失敗すると半分ぐらい負け確定と
いうパターンが多いです。これはメナス1のスタナー並に神経を使います。
75時代の仕様をひきずったまま、数値だけがとてつもなく大きくなっているので要求命中値
の膨大化と同じく、このようなおかしな事態になっていると思います。
装備で変更できる弦楽器スキル程度では全くララバイの範囲が広がりません。
弦楽器というのは歌の枠を増やすだけの装備になっています。
正直、今更言っても遅いなぁという感じですが弦楽器装備時の魔命や、管楽器装備時の弦楽器
スキルで変えられる効果範囲についても見直した方がよいと思います。
