先に言っておきますが、私は調整の方向としては正しかったと思います。
メジャーVUPの終了以降PT単位でのNM戦だけが有効コンテンツと化しており、それに適合した黒魔道士と、その支援ジョブだけが有効アタッカー、という状態は決して良いものではなかったと思います。
そこまでは同意できるのですが、しかし今回の調整は明らかにやりすぎです。
今までならイドリス風×2で済んでいた魔法命中が、イドリス風×2+赤(ディストラIII)+コルセアという布陣ですらそれに及ばないというのは、完全に黒とその関連ジョブ、及びMB戦術を殺す気であるしか言いようがありません。
「格上には精霊を通らなくしたけど、それ以下にはまだ有効だからセーフ」
とか考えておられるんでしたら、それは根本的に夢想なので考えを改めてください。
そもそも今回の修正以前ですら、支援ジョブの支援をフルに受けた状態でのDPM(時間単位火力)に関しては基本的に前衛ジョブの方がはるかに高いのです。
アビセア~アドゥリンまでの流れからもわかるとおり、MB戦術は「前衛が火力アドバンテージ<接近リスクになってしまう格上NM戦において強い」という長所がないと、前衛の飽和攻撃に対して勝っている点がほとんどなくなってしまうのです。
今回の修正に見られる方向性をこのまま進めば、短期的には狩人戦術になり、最終的にはアドゥリン初期のメナスインスペクターのような前衛バーン戦術へと移行するでしょう(この辺りはスタン耐性のさじ加減にもよるでしょうが)。
私は先述したとおり現在のMB絶対主義の風潮にも大いに疑問を持っていますが、かの時代の前衛バーンはそれ以下の最低最悪な代物だったと断じます。
繰り返しになりますが、調整の方向自体は正しいと思います。
アドゥリン後期以来のMB戦術の絶対的な強さにはメスを入れるべきだし、前衛アタッカーやその支援ジョブはコンテンツに胸を張って参加できるよう調整すべきです。
ですが今回の調整は明らかにその度が過ぎていますし、「こちらを殺せばこちらが代わりに出てくる」という式の調整からはいい加減脱却していい頃だと思います。
もうサービス開始から14年たちます。「それぞれのジョブがそれぞれの個性で活躍できる調整を望みたい」というのは未だに高望みでしかないのでしょうか?
……まあ具体的なさじ加減に触れますと、(VU前のイドリス風×2)=(VU後のイドリス風×2+詩人+赤+コルセア)という現状のそれが論外すぎるのは言うまでもありませんが、せめて同条件の風水士でも+コルセア、最低限でも+コルセア+赤ぐらいでVU前の風に並べるぐらいにはしていただきたい。