Seineux
03-21-2012, 12:23 PM
いや、別にどうでもいいんですけどね。
某巨大掲示板での感情垂れ流しは論外としても、せっかくの公式フォーラム(いつまでβなんだろう・・・)なのに、しょーもない理由で論点がぼやけたり、しまいには炎上する、ものすごくもったいないと思うのですよ。
喧嘩はよそでやっとくれ、と。
そこで、なぜスレッドが荒れるのか、なぜ本人たちだけは真剣で懸命なのに喜劇にしか見えなくなるのか、ちょいとまとめてみました。
ステップ1・ある議案について動議がなされる
いちばん問題なのは「客観性の欠けた単なる主観や嫉妬に起因する動議」がなされることです。
典型的なのが「あのジョブは強すぎる!修正しろ!」や「あんなことをして儲けている奴がいる!違反だ!」ですね。
ただ、それだけならまあ、かわいいものなのですが・・・
ステップ2・賛成反対の意見が出される
人間には「集団心理における極論の増幅」というのがありまして、この段階で「まあまあ、坊や、落ち着こうね」と諌める意見が9割だとしても、残り1割の「その通りだ!」が猛烈な勢いで暴走を始めるわけです。
それを読んでいると、まともな人間も次第に「もしかしたらそうなのか?」と思い始めてしまう。
事故や事件におけるスタンピードは、えてしてこのようなしくみで起こるものでございます。
ただしこの時点ではまだ、主題に対して議論しようという道筋そのものは、外れていません。
ここが肝心。
ステップ3・具体例や数値を挙げた反論が登場する
これが最初の危ない徴候で、サンプルはあくまでもサンプルにすぎません。
世界中で臨床試験を繰り返して認可された薬でも、思わぬ副作用で薬害を招くことはあります。
ましてたかがひとりの冒険者が「自分がやったらこうだった」というデータを出して、いかにもそれが世界の物差しであるかのように主張し始めたら、破滅の道の一里塚です。
ステップ4・「比喩」を否定したがる
もともと比喩というのは、まるで何々のようだと別物に置き換えて説得性を高めるものです。
そう、別物。決して 100% 同じ物ではありません。あくまで「の・ようなもの」です。
つまり「いや同じではない、ここが違う」といい始めたら、いくらでもいえるのです。
比喩を提示したほうも、まるっきり同じではなく「似ている」といっているだけで、しかも似ているかどうかは少なからず主観が入るものだから、ここで議論は一気に揚げ足取りへと突き進み、主題は置き去りにされます。
ステップ5・売り言葉を買う
このあたりになると、まっとうな人はそろそろ「あのさー、主題から離れてませんかー」と気付くのですが、そこに新たな落とし穴があります。
その「本題に戻しましょう」という意見の文面にでさえ、重箱の隅を突つくような反論がくる。
これはまあ精神状態がすでにとほほになってますから、しかたがないことかもしれません。
問題なのは「戻しましょう(冷静)」→反論→「いやそんなこというんだったら(感情)」と、木乃伊とりが木乃伊になってしまうことです。
ああっ、またひとりダークサイドに・・・
ステップ6・果てしなき無駄の積み重ね
ここまできたらもう、どうしようもありません。
「自分は何を言い争っているんだ?」と気付く神経の持ち主なら、もっと前にとっくに気付いている。
本人たちの気力体力が続く限り、何の意味もない「議論ですらない罵り合い」が、延々と続きます。
と、まあ勝手に分析考察をしてはみましたが、とどのつまり、せっかく公式のフォーラムなのにくだらないことでリソースを食いつぶされるのはもったいない、ということなのですよ。
このフローチャートに照らし合わせたら、まさに見事なまでに合致しているスレッドが、いくつもありますよね。
そういうのはフォーラムではなく、よそでやってくれ、という提案です。
主観や嫉妬でスレッドを立ち上げない。
議論の初期段階にこそ冷静に対応する。
個別の数値に振り回されない。
売り言葉を買わない。
重箱の隅は勝手に突つかせておけ。
そして何よりも、
いま自分が何を議論しているかを見失わず、議論のための議論に陥らない。
結論が「わかる人はいわなくてもわかるし、わからない奴はいってもわからない」、まあ何と申しますか、諸行無常ですかねえ。
フローチャートの改良のご意見は、もちろん承ります。
もし反論がございましたら、売り言葉でない限りは、買います。
何かの一助になれば幸いに存じます。
某巨大掲示板での感情垂れ流しは論外としても、せっかくの公式フォーラム(いつまでβなんだろう・・・)なのに、しょーもない理由で論点がぼやけたり、しまいには炎上する、ものすごくもったいないと思うのですよ。
喧嘩はよそでやっとくれ、と。
そこで、なぜスレッドが荒れるのか、なぜ本人たちだけは真剣で懸命なのに喜劇にしか見えなくなるのか、ちょいとまとめてみました。
ステップ1・ある議案について動議がなされる
いちばん問題なのは「客観性の欠けた単なる主観や嫉妬に起因する動議」がなされることです。
典型的なのが「あのジョブは強すぎる!修正しろ!」や「あんなことをして儲けている奴がいる!違反だ!」ですね。
ただ、それだけならまあ、かわいいものなのですが・・・
ステップ2・賛成反対の意見が出される
人間には「集団心理における極論の増幅」というのがありまして、この段階で「まあまあ、坊や、落ち着こうね」と諌める意見が9割だとしても、残り1割の「その通りだ!」が猛烈な勢いで暴走を始めるわけです。
それを読んでいると、まともな人間も次第に「もしかしたらそうなのか?」と思い始めてしまう。
事故や事件におけるスタンピードは、えてしてこのようなしくみで起こるものでございます。
ただしこの時点ではまだ、主題に対して議論しようという道筋そのものは、外れていません。
ここが肝心。
ステップ3・具体例や数値を挙げた反論が登場する
これが最初の危ない徴候で、サンプルはあくまでもサンプルにすぎません。
世界中で臨床試験を繰り返して認可された薬でも、思わぬ副作用で薬害を招くことはあります。
ましてたかがひとりの冒険者が「自分がやったらこうだった」というデータを出して、いかにもそれが世界の物差しであるかのように主張し始めたら、破滅の道の一里塚です。
ステップ4・「比喩」を否定したがる
もともと比喩というのは、まるで何々のようだと別物に置き換えて説得性を高めるものです。
そう、別物。決して 100% 同じ物ではありません。あくまで「の・ようなもの」です。
つまり「いや同じではない、ここが違う」といい始めたら、いくらでもいえるのです。
比喩を提示したほうも、まるっきり同じではなく「似ている」といっているだけで、しかも似ているかどうかは少なからず主観が入るものだから、ここで議論は一気に揚げ足取りへと突き進み、主題は置き去りにされます。
ステップ5・売り言葉を買う
このあたりになると、まっとうな人はそろそろ「あのさー、主題から離れてませんかー」と気付くのですが、そこに新たな落とし穴があります。
その「本題に戻しましょう」という意見の文面にでさえ、重箱の隅を突つくような反論がくる。
これはまあ精神状態がすでにとほほになってますから、しかたがないことかもしれません。
問題なのは「戻しましょう(冷静)」→反論→「いやそんなこというんだったら(感情)」と、木乃伊とりが木乃伊になってしまうことです。
ああっ、またひとりダークサイドに・・・
ステップ6・果てしなき無駄の積み重ね
ここまできたらもう、どうしようもありません。
「自分は何を言い争っているんだ?」と気付く神経の持ち主なら、もっと前にとっくに気付いている。
本人たちの気力体力が続く限り、何の意味もない「議論ですらない罵り合い」が、延々と続きます。
と、まあ勝手に分析考察をしてはみましたが、とどのつまり、せっかく公式のフォーラムなのにくだらないことでリソースを食いつぶされるのはもったいない、ということなのですよ。
このフローチャートに照らし合わせたら、まさに見事なまでに合致しているスレッドが、いくつもありますよね。
そういうのはフォーラムではなく、よそでやってくれ、という提案です。
主観や嫉妬でスレッドを立ち上げない。
議論の初期段階にこそ冷静に対応する。
個別の数値に振り回されない。
売り言葉を買わない。
重箱の隅は勝手に突つかせておけ。
そして何よりも、
いま自分が何を議論しているかを見失わず、議論のための議論に陥らない。
結論が「わかる人はいわなくてもわかるし、わからない奴はいってもわからない」、まあ何と申しますか、諸行無常ですかねえ。
フローチャートの改良のご意見は、もちろん承ります。
もし反論がございましたら、売り言葉でない限りは、買います。
何かの一助になれば幸いに存じます。