「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」を楽しみにお待ち頂いている皆さん、こんにちは。
2011年1月22日よりスタートしたプロデューサーレターですが、今回で通算50通目、
そして、その通算50通目を新生FFXIVのスタートと共にお送りできることを本当に嬉しく思っています!

日付確認のために第1回のレターを見返しましたが、文体も定まっておらず、めちゃくちゃ長文で
(これは今も変わっていませんがw)、異様に恥ずかしさがこみ上げてきました。
あれから早いもので2年と7ヶ月、FFXIVの総指揮を引き受けさせていただいてから、
新生FFXIVをお届けするまで、本当にお待たせして申し訳ありませんでした。

第1回のレターには旧FFXIVで行う改修第1弾の告知が公開されていました。
あの時点では旧FFXIVの改修案のうち30%程度を公開し、残り70%の計画をしながら、
並行して吉田ひとりで新生FFXIVのゲームデザイン作業を行っていたのを思い出します。

あれから2年7ヶ月、本当に沢山のプレイヤーの皆さん、FFファンの皆さんから応援、叱咤激励を頂き、
社内全部門からの支援、開発チームの努力、宣伝チームの企画、運営チームのサポート、
新生FFXIVは、数え切れないほど沢山の人に支えていただいたタイトルとなりました。





この写真は日本の渋谷駅に貼られた巨大なFFXIVの広告です。
ようやく、ようやくですが、ここまでたどり着きました。









こちらも同じく渋谷のイベントスペース「ヒカリエ」周辺の広告ジャックの様子です。

今回「1度リリースしたゲームを運営しながら改修し、世界を崩壊させるというエンディングを用意し、
すべてゼロから制作したゲームを同じ名前で発売する」という、企画内容だけ聞くと
誰もが「そんなことできるわけがない」と思うようなチャレンジを続けてくることができたのは、
世界中のプレイヤーの皆さんのおかげです。

今はまだ、その新たなスタートの第一歩を踏み出すにすぎませんが、これだけは言わせてください。
本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!

本日より「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」は正式サービスを開始いたします。
目標は10年、もちろんそれ以上楽しんでいただけるよう、初心を忘れることなく、
アップデートや大きな拡張に邁進していく覚悟です。
ここからは、これまでのMMORPGの常識に囚われることなく、より「FFXIVらしく」を合言葉に、
色々なチャレンジをしていくつもりです。

繰り返しになりますが、ようやく新生FFXIV、よちよち歩きの第一歩です。
まだまだやりたいことがあります。驚いていただけるようなシナリオ展開を用意しています。
「ありえない」を突っ走ってきたFFXIVですので、これからも良い意味で同じ言葉を言って頂けるよう、
皆さんと共に歩んでいくゲームでありたいと思います!

さあ、吉田も久々にコアゲーマーに戻ります! 超楽しみ!!



「すべては、すべてのお客様ために。」

2013年8月27日 FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア プロデューサー兼ディレクター
吉田 直樹