「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」を楽しみにお待ち頂いている皆さん、こんにちは。
いよいよ発売日まで1ヵ月、ローンチに向かって死力を振り絞っている開発現場より、
第48回プロデューサーレターをお届けします!

まずはβテストフェーズ3へのご参加、ご協力、本当にありがとうございました!
キャラクターデータが削除となるクローズドβテストにも関わらず、隅々までのテスト、
多数のフィードバックをいただき、開発/運営チームを代表してお礼申し上げます。

現在開発チームはβテストフェーズ3でのフィードバック対応と最後の検証作業、
そして「エンドコンテンツ」の最終バランス調整に臨んでいます。

新生FFXIVはメインクエストに沿って、大きな物語が進行していき、冒険者である皆さんのレベルが、
レベル50に到達した頃、ストーリーは一旦大きな区切りを迎えます。
ですが、FFXIVはオンラインゲームであり、その後もアップデートが行われていくので、
エンドロールの後にも物語は続きますし、パッチで更に進行していくことになります。
また、正式サービス開始直後のメインクエストをクリアしても、最強の状態になれるわけではありません。
ここから「エンドコンテンツ」という遊びを通じてゲームプレイは続きます。

例えばβテストフェーズ3で皆さんが戦った蛮神イフリート。
メインクエストではレベル20のイフリート(イフリート討伐戦)でしたが、エンドコンテンツには、
「真・イフリート討滅戦」があり、こちらはレベル50想定。言わば「ハードモード」。
イフリートの意匠が施された装備は、このコンテンツをクリアすることで入手可能です。

新生FFXIVはコンテンツの難易度を示すヒエラルキーが厳密に決められているので、
各バトル系エンドコンテンツのテストプレイをするときは、全ジョブに想定装備が割り当てられます。
順序良くコンテンツをクリアし、装備を集めてくればこうなる、という想定に従った装備一式です。
論理上の最大DPS(単位時間当たりのダメージ数)もきっちり計算されているので、
あとはプレイヤーの腕を想定し、どの程度の難易度で着地させるかを決めるわけです。
(デバッグ表示で各プレイヤーのDPSも表示してチェックを行います。プレッシャーが……)

高難易度となるため、吉田とバトルチームだけではプレイヤースキルのある人数を揃えられず、
吉田+バトルチーム+他の部署にいるMMORPGコアゲーマー総出での調整が行われています。
(各部署の皆さん、ご協力感謝!)

今日はそんなエンドコンテンツ調整のヒトコマを。



お怒りの蛮神タイタン様。CRYSTAL'S CALLトレーラーでバトルシーンが一部紹介されています。
こちらは真・タイタン討滅戦。メインクエストで登場するタイタン戦は4人でのコンテンツですが、
メインクリア後のハードモードでは8人パーティで挑んでいただきます。
(アップデートでは各蛮神の「極」も追加予定)
SSを取ったら、たまたま吉田は生きていましたが、この時は逃げてばかりでDPS全然出せず。
で、いい加減にせいやー、とタイタン様が振りかぶって……。



間もなく吉田も落着しまーす。開発も皆腕に覚えあるプレイヤーばかりなので本気です。
みなハイテンションなので大笑いしつつ、チャットで次々謝罪が飛びます(笑)



ドシーンとね……。で、この激震(レイドダメージ)痛すぎないかと調整対象となったのですが……。



ある箇所を下げれば、違う箇所を上げるといったギリギリの調整が行われていきます。
神タイミングでのリミットブレイク レベル3が炸裂したりと、調整中にはスーパープレイも飛び出します。



こちらは4人パーティ用の高難易度ダンジョン。ネタばれしないようにしてありますが四面楚歌。
ギリギリの戦いをお楽しみいただけます。デモンズウォールは中ボスです。



旧FFXIVプレイヤーの方々が気になる「蘇る古の武器」クエストの調整ヒトコマ。
(クエスト名後ろの名前はデバッグ表示なので気になさらずに)
最強武器を作るためのクエストですが、旧FFXIVから変更が入っています、お楽しみに!


吉田はプライベートでは色々なインターフェース機器を使いますが、新生FFXIVのコンテンツチェックは、
ゲームパッドモードで行っています。ちゃんとクリアできるか、DPS出せるかを検証しています。
こうした調整にある程度目処が立ったら、PlayStation®3版での最終調整とダブルチェック。

自分たちで開発しているとは言え、ゲームをひたすらプレイするのはやはり楽しい!
メインクエスト後半のバトルコンテンツ調整と並行しつつ、まさにリリース目前という状況です。

βテストにご協力いただいた、世界中のプレイヤーの皆様にお礼申し上げます。
また、旧FFXIVプレイヤーの皆様に、長い間、多大なるご支援とご声援をいただいて、
ようやくあと一歩のところまでやってきました。
気を抜かずに、このままの勢いで発売まで突っ走っていこうと思います!

それでは、第8回プロデューサーレターLIVEでお会いしましょう! See You Soon