先日放送された「第58回FFXIVプロデューサーレターLIVE」の模様を収録した動画を公開しました!
生放送に間に合わなかった方も、もう一度見直してみたい方も、どうぞじっくりとご覧ください。
※YouTubeの画質設定で「720p」を選択していただくと、HD画質で動画をご覧いただけます。
あわせて「第58回プロデューサーレターLIVE」で発表された情報を、ダイジェスト形式でまとめてみました。
すぐに時間が取れないという方は、まずダイジェストをご覧ください!
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるFFXIV開発/運営への影響について
(00:00:51)
放送冒頭で、新型コロナウイルス感染症によるFFXIV開発/運営への影響についてご説明しました。
現在の開発状況をお伝えする前に、プレイヤーの方からいただいたお手紙をご紹介させてください。
医療従事者の方、スーパー/ドラッグストアで働いている方、公共交通機関を維持してくださっている方、お世話になっております。新型コロナウイルス感染症の外来を担当している医師です。
数年前に「FFXIV」を始めて、新型コロナウイルス流行前まではときどきログインして、仲間たちと遊んでいました。
流行にともない、リモートワークを導入していただいているとのご報告を拝見いたしました。
ご協力を誠にありがとうございます。
ニュースでは、医療崩壊が切迫しているなどと言われておりますが、すでに多数の新型コロナウイルス感染症の患者さんが、入院先がなく待機されておられる等、医療崩壊は目に見えぬところで始まっています。
毎日自宅と職場の往復だけで、帰宅するとすぐに寝てしまいます。
支えになるのは、「FFXIV」で出会った仲間から送られてくる「仕事頑張って」「応援している」というメッセージです。
彼らは感染の恐怖を抱えながらも「FFXIV」や、そこからつながったSNSでの関係で慰めあい、冗談を言い合いながら自宅での生活に耐えています。
私たち医療従事者は患者さんの健康を守ることが使命ですが、オンラインで人と人とのつながりを濃厚に保てる「FFXIV」はこの局面では精神の健康を守る効果を十分に発揮されていると感じます。
いつも私たちの心の健康をありがとうございます。
私自身も「FFXIV」に支えられて日々を過ごしています。この局面を無事に生き延びられるのかと思うこともあります。
底をつき始める防護具を見て、もうダメかもしれないと思うこともあります。
常に不安はありますが、吉田さんからの現状のご報告を拝見し、FFXIV運営チームの皆さんがプレイヤーの笑顔のために維持してくださっているエオルゼアにまた帰りたいと強く思いました。
もう少し頑張らないとダメですね。心強いメッセージとご報告をありがとうございました。
世界中で新型コロナウイルスの脅威と戦っていらっしゃるすべての方へ、深くお礼申し上げます。
FFXIV開発/運営チームとして、FFXIVの世界を維持するために努力を続けますので、
ゲームの中では仲間と笑いあいながら、思い切って遊んでいただければと思います。
◆パッチ5.3の開発状況について
先日トピックスでもお伝えさせていただいたように、本来は2020年6月のリリースを予定していました。
パッチ5.3の開発進捗はおよそ70%に達していましたが、4月上旬から予定していたP/Dチェック(吉田が各コンテンツをチェックしてバランス調整等を行う過程)が始まる前に、完全在宅勤務への移行となりました。
なお、各言語のボイス収録については、声優さんに自宅収録のご協力をいただきまして、パッチ5.3分に関しては全収録が完了しています。
現在の開発状況をご説明する前に、FFXIVでの開発環境について簡単にご紹介させてください。
開発チームでは各個人がローカルサーバーを持っています。
これは主に自身が担当したコンテンツ/プログラムを検証するために使われます。
ここで基本的な不具合チェックなどをしたあと、開発チーム全体で使用する本体サーバーへの入れ込み(コミット)を行います。
日本においては、社内機密等に対するセキュリティは、外部からアクセスできない環境にすることで保持するというやり方が主流で、FFXIVでもそれに則って開発を進めてきました。
FFXIVの開発ツールも厳重なセキュリティで管理されており、起動するために会社のサーバーからの認証が必要になります。
そのため、在宅勤務への移行タイミングでは、開発用PCを自宅に持ち帰ったとしても、社外ネットワークからでは先ほどご説明したローカルサーバーを立ち上げることができませんでした。
そして、現在の開発状況についてご説明します。
在宅勤務移行から約2週間が経過した現在では、社外からでもセキュリティが保持された状態で開発ツールが起動できるようにテストを進めており、リモートでの開発環境を構築しつつあります。
しかし、在宅環境で開発を進めるうえで解決しなければならない課題がまだ2つあります。
1つめは、開発チームの全体サーバーに対するデータのアップロード/ダウンロードの問題です。
通常、全体サーバーはほぼ毎日更新が行われます。そのデータ量は膨大で、社内の高速なネットワークでの運用を想定しています。
その更新を、自宅のネットワークからどの程度行えるのかという点を、テストしていく必要があります。
短いスパンでテストを行い、なるべく早く開発環境を整えていきたいと考えています。
2つめは、各個人の業務環境の構築です。
高熱と騒音を放つ開発用PCの置き場や、それによる同居する家族への影響、各家庭で契約しているネットワーク回線や電圧の問題など、
それぞれが異なる住宅環境で、どの程度の開発環境を実現できるのか、スタッフひとりひとりと話し合いながら解決していくことになります。(一般的な日本の住宅がそれほど広くないという点も課題を困難にしている一因です)
これらの課題に取り組みながら環境を整えている現状から判断すると、パッチ5.3は少なくとも予定より1カ月は遅れるだろうと見ています。
しかし、パッチ5.3で実装されるアライアンスレイドの24人でのバランスチェックを社外から問題なく行えるのかどうかなど、「やってみないとわからない」という部分もいくつかあるため、その影響による数週間の遅延がさらに発生する可能性はあります。
このような状況だからこそ開発を楽しむ気持ちを忘れずに、皆さんに素晴らしいパッチをお届けするため、この困難を乗り越えていきたいと思っています。
今後の状況については、開発ブログなどテキストベースで皆さんにお伝えできればと考えていますので、よろしくお願いします。
パッチ5.3実装コンテンツ特集Part1
パッチ5.3実装項目についてご紹介しました。
◆パッチ5.3「クリスタルの残光」
(00:30:27)
タイトルロゴは現在製作中のため、ひとまずタイトル名のみのご紹介です。
◆新たなメインクエスト/インスタンスダンジョン
(00:31:18)
漆黒のヴィランズのメインクエストはいよいよ完結編を迎えます。
パッチ5.3のメインクエストを進めるうえで、マイチョコボ取得クエストおよび、クリスタルタワー関連のクロニクルクエストのコンプリートが必要になります。
クリスタルタワーは物語に深く関わってくる要素ですので、メインクエストをより楽しんでいただくために、必要条件とさせていただきました。
なお、この進行条件が提示されるタイミングは、プレイヤーの進行度に応じていくつか用意されています。
例えば、最近FFXIVを始めて、新生編を進めている最中の方で、まだクリスタルタワーを踏破していない場合、蒼天のイシュガルドのメインクエストを始める前に、クリスタルタワーを進めてくださいと表示されるようになります。
「漆黒決戦 ノルヴラント」はメインクエスト上で挑むことになるダンジョンです。
◆新たな蛮族クエスト「ドワーフ族」
(00:37:00)
今回はクラフター向けの蛮族クエストです。
蛮族拠点は、ドワーフ族の集落とは異なる場所になります。
詳細は実装コンテンツ特集Part2のほうでお伝えする予定です。
◆新たなクロニクルクエスト「ウェルリト戦役」
(00:38:09)
最近のイベントバトルは凝ったものが多いですが、こちらもぜひご期待ください。
討伐・討滅戦の追加はなく、その分のリソースはすべてメインクエストのほうに注いでいます。
◆新たな討伐・討滅戦
(00:40:07)
相手が誰なのか、まだ秘密です。いろいろ予想しながら、楽しみにお待ちください。
◆YoRHa: Dark Apocalypse 第2弾
(00:44:46)
タイトルは「人形タチノ軍事基地」です。
『NieR:Automata』をプレイしたことがある方はわかると思いますが、画像にバンカーらしきものが見えますね。
これまでに見たことがないようなギミックが皆さんを待ち受けていますので、お楽しみに!
◆ジョブ調整
(00:46:37)
PvE/PvPともに必要な部分に調整を加えます。
より詳しい内容は実装コンテンツ特集Part2などでお伝えできればと思います。
「デイリーチャレンジ:フロントライン」は、多数のリクエストをいただきましたので、対象コンテンツをフロントライン全種に変更します。
現在、修正/変更アップデートをすぐに行うことができない状態ですので、パッチ5.3までお待ちいただければと思います。
◆セイブ・ザ・クイーン アップデート
(00:47:19)
「南方ボズヤ戦線」では、専用エリアで多くのプレイヤーと一緒に遊べます。
レベルの概念があるなど「禁断の地 エウレカ」のようなシステムもありつつも、新しい仕組みを取り入れている新規コンテンツです。
武器強化に関しては、強化ルートを2通り用意しています。
1つは、南方ボズヤ戦線を進めながら強化する方法。
もう1つは、それ以外の手段で強化を進める方法です。
ただし、セイブ・ザ・クイーンのストーリーに関わる部分はどちらの強化ルートを選択する場合でもプレイしていただく必要があります。
◆クラフター&ギャザラー/イシュガルド復興/スカイスチールツール関連アップデート
(00:51:27)
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これにより、高額な素材が要求されるレシピにおいても、気軽にスキル回しの練習ができるようになります。
収集品取引で納品できるアイテムは、マーケットで取引できるものから完全に独立させるため、すべて専用アイテム化します。