Q 何で黒に活躍の場所が無いの?
A 75時代は単体格上の敵や一部の特殊な敵などには、遠距離からの魔法属性攻撃による瞬間火力が有効という局面がちゃんとありました。現在はそうした格上の敵も、瞬間火力としての役割=ヌーカーとしても、主に両手武器近接前衛にほとんど奪われている状態です。

Q では黒の火力を上げてみたら?
A 現在の近接前衛は、高支援による手数大幅アップヘイストによる通常攻撃のダメージ+その速さから連発されるWS、さらにWSの一発が現状の黒の精霊の威力をはるかに上回っています。
 簡単に数字の図で書いて例えると(あくまで例えですよ)、

左から右へかけて、時間の流れとダメージの蓄積
・近接前衛
1+1+1+0+1+5+1+1+1+1+6+1+1+1+1+1+5+0+1+1+1…この後延々持続

・黒(精霊連発したと仮定。ヘイトは考慮外)
    3   +   4   +   2   +  4 ヒーリング乙!(サポ赤なら持続可)

 格上単体戦での席を得ようとするためには、あるいはヌーカーとして機能させるためには、アビセアから幽遠邪気破邪のアートマ+フル支援持ち出しても、なお全然足りないという状態です。そのうえ近接両手前衛のフル支援ダメージインフレに合わせて、敵のHPも異常インフレ調整されてしまっています。故に多少の強化では足りません。精霊一発五桁越えダメージでやっと見合います。
 少なくとも単純な一発の威力を魔法>>>>>WSにしてもらわないと、通常攻撃という形でダメージを稼げず、高威力の攻撃に莫大なMPが必要な黒からすれば、お話にならないのですが、いかんせん開発の認識がとてもズレております。例えば後衛用食事一つとっても、「魔攻+20~30の効果ではパラメーターが大きい」そうなので、わりと絶望的です。筆者からすれば、「アフィニティ:魔法ダメージ+3」くらいの食事があってもよいと思えるほどですが。

Q なら、もっと強くすればいいじゃない。一発のダメージ一万以上でさー。
A 累積揮発のヘイトがあっさりマックスになって、タゲを取って乙るだけです。一方で近接前衛は薬やら空蝉やらカット装備やら上位ケアル連打によって、タゲを取っても問題無い状態です。おかげで盾役も不要です。
 仮に精霊をべらぼうに強くしすぎると、今度は黒PTでピンポンのみという事になります。