前回、アンバスケードの諸悪の根源が「ポイントのリセット」にあると書きましたが、この点が、コンテンツの基幹部分であるということもあり、さすがに「リセットを撤廃」はありえないと思います。そこで、リセットを無くさずに「自分なりのペース」で遊べるための仕様を考えてみました。
現状、入り口の狭さによる「突入のしづらさ」が指摘されていますが、これが解消されたところで、期間限定のうちに所定のポイントを貯めることは、そんなに簡単ではありません。毎日何時間もプレイできるユーザばかりではないし、インできる時間帯も人それぞれに皆ちがいます。また、装備や腕に自信が無い人は、身内PT意外では「迷惑をかけてしまうかも」という思いがあって、簡単にPTを組めなかったりもします。こういった多くの層に受け入れられるためには、「自分なりのペースで遊べる」という点が非常に大きなポイントになると思います。
と、ここまで考えて気づいたのですが、問題とするべきは「ポイントのリセット」ではなく、むしろ「1ヶ月という期間限定」の方ではないか、と思いました。つまり、ポイントをリセットするタイミングが「1ヶ月という開発が定めた期間」ではなく、プレイヤーが自分で決められる「任意のタイミング」であれば。。。自分のペースでやれるのではないか、と。
もうちょっと詳しく説明すると、現在の報酬ラインナップを仮に「報酬ページA」として、薄金上位やマルドゥク上位の報酬ラインナップを別の報酬ページとして実装し、プレイヤーが報酬ページを切り替える際に「リセット」が発生する、切り替えなければ半年でも一年でもポイントは累積され続ける、というものです。
この考え方は、OboroのPME強化やミシック作成クエなど、ある武器を強化中は他が受け付けられず、納品した素材は累積し続ける、また強化が完了するか途中で諦めて、他の武器を始めた場合は、0から累積が開始される、といった仕組みと似たような仕組みになります。そして、肝心なのは「プレイヤーが任意でタイミングを決める」ということで、ここが一番大事な部分だと思います。
また、複数ある報酬ページは、Aから順番に移行するのではなく、プレイヤーが「どれを選ぶか」も任意にできれば、持ちジョブに関する装備の報酬ページを優先して選べるようになります。
1日100Pのプレイヤーなら、1つの報酬ページをHQ胴装備まで取得するのに5ヶ月ちかくかかりますが、毎日ガツガツやりこんで1000P稼ぐプレイヤーだと、半月でHQ胴装備に到達してしまいます。そういった層の人達から見た場合、「すぐにやることがなくなりそうだ」となるかもしれませんが、ジョブマントやオグメ素材の取得、RME強化素材などの金策としても利用価値はある上、報酬ページを切り替えれば「ポイントのリセット」だけでなく「交換上限のリセット」にもなるので、それなりにメリットはあるのではないかと思います。
それから、コンテンツに出現する敵モンスターは、報酬ページとは切り離し、こちらの種族はVUごとに変更のままで良いかと思います。報酬ページと敵種族を切り離すことで、異なるページを進行中のメンバー同士がPTを組めるようになることと、コンテンツの趣きをリフレッシュする意味での「VUごとの種族変更」で、飽きのこない内容になっていくのではないでしょうか。
===以下、余談===
アンバスケードの「ポイントのリセット」について、私なりにいろいろ考えた結果を書いてみました。が、これを書いたからといって、開発のリセットに対する方針が変わるという期待感は、実はあんまりありません。それでも、プレイヤー視点で見た「コンテンツを設計する際に大事なこと」が何なのか、いくらかでも開発に伝われば、今後のためにはなるかなあ、といった感じです。
長い文章を読んでくださり、ありがとうございました。^^